イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「料理歳時記」読了

2018年06月05日 | 2018読書
辰巳浜子 「料理歳時記」読了

著者はNHKの「今日の料理」によく出演していた人だそうだ。画像をネットで調べてみるとたしかにどこかで見たことがある人のように思う。
四季折々の食材をテーマに書かれたエッセイなのであるけれども、春の一番最初が山菜について書かれたものだった。冬の寒さを乗り越えて最初に口にする新鮮な食材が山菜である。その苦味には自然にかなった何かがあると書かれているわけだが、そうなんだよ、そのとおりなんだよ、いい事を書いてあるじゃないかとうれしくなってくる。
小豆菜とはいったいどんな山菜なのだろう?野アザミの葉っぱは食べられるらしい。来年は絶対に採ってこよう。

そして季節のページが進んでいろいろな食材が出てくるのであるけれども、すべてに一貫しているのが、旬に旬のものをきちんと処理をして美味しく食べるということだ。実際に書かれている作業を読んでみると、なかなかそこは真似ができないぞと思うわけだがその気持ちはよくわかる。そして、様々な加工食品や出来合いの惣菜などについても批判的に書かれている。それも同感だ。
ぼくは某コンビニの、「なんとかプレミアム」というブランドのCMをみておぞましさを感じる。内容はこんな感じだ。家族の健康と幸せのために暖めたらいいだけのレトルト惣菜を買いましょう・・・。これに違和感を抱かない人の頭はどうかしているのではないだろうか。家族の幸せを願う心があるのなら自らの手で食材を刻むだろう。それ以前にどこから来た食材なのか、何が添加されているのかまったくわからないものを食わせる気持ちにはならないだろう。
しかし、残念ながら、この会社のグループはそのコンビニ部門は絶好調で、GMS部門(まだ、加工前の食品を相当部分扱っているというだけ健全である。)は苦戦を強いられている状況だ。人の家庭の食卓に対して偉そうに文句を言えるほどの立場でもないけれども今の世はそういうことが普通になっている証拠に思える。なんと悲しいことか・・。少子化や孤独死、ついでにいじめや不登校もすべてコンビニがなくなってしまえば解決してしまうのではないかと思うのはちょっと極論過ぎるだろうか。塩分と脂質の多い食べ物ばかりを食べているからみんなバカになってしまっているに違いない。

その点、僕はスーパーやデパートで売っている惣菜なんかは別の意味だけれども大嫌いだ。そこはうちの奥さんも似たり寄ったりで、貧乏性のために、「そんなもの、高すぎる。」思ってしまうのだ。そしてもうひとつの理由は本当に衛生的なのか?という疑問がある。
ここから先は僕の友人から聞いた話なので信憑性はどのくらいあるかわからないのだが、彼が勤めているところでいくつかの信じられないことを目にしたそうだ。
ひとつ目は、彼が担当している部署が食品の倉庫と同居していたころ、床のゲス板の下が汚いので掃除をしようというのでめくったところ、大量のホコリとともにネズミのミイラが出てきたというのだ、そこには惣菜なんかを乗せるスチロールのトレーが保管されていたのだが、多分1枚1枚洗うわけでもなく、洗っていたとしてもね~・・・。
ふたつ目はトイレでの出来事、某有名な三つの数字が並んだ豚マンを作っている職人さんがとなりで用を足していた。大柄でかなり太っていたその人の腋臭がえげつなかったそうだ。まあ、豚マンに臭いが移ることはないのだろうが、あのオッサンが豚マンとシュウマイを作っているのかとおもうとなんだかげっそりして食べる気がしなくなってしまったそうだ。
三つ目もトイレでの出来事、食品部門のアルバイト風の若い男が、よく見る薄いゴムの手袋をしたまま鏡の前で一生懸命髪型を整えている。満足したのかトイレを出て行ったのだが、手袋をしているからなのだろうか、手を洗わずにそのまま出て行ってしまった。普通、トイレとは排尿や排便をする場所なのだろうから、ひょっとしたら彼は手袋をしたまま用を足したついでに髪の毛を整えていたのではなかろうか・・。どこの厨房からきたのかわからないけれども仕事場に帰ってそのまま何かをスチロールのトレーに盛り付けているのではないだろうか・・・。
これはかれの仕事場だけのことでもないだろう。これは僕の想像ではあるけれども、規模が大きくてやたらと従業員が多い所、ましてやたくさんの業者が入り込んでいる所(という条件が揃った所というのも珍しいかもしれないけれども・・。)というのは多かれ少なかれこんなことがありうるのではないだろうか。やっぱり自分の家で作ることが一番安心で、外のものを食べるのなら、顔がわかって作っているところがわかるところでないといけないと思うのだ。
僕は特に潔癖症というわけではない。ゴカイやオキアミを触った手で平気でおにぎりを食べることができる。それでもこのようなことを想像してしまうと、どれだけおいしそうに見える食材でも食べる気がおこらなくなってしまうのである。

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