イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

タケノコを掘る!

2019年05月05日 | Weblog
Kさんから、「タケノコ堀りに来ませんか?」というメッセージをいただいた。聞くところによると、竹林の整備をする代わりにタケノコを好きなだけ掘らせてもらうというバーターの約束を山のオーナーさんとしていて、毎年ゴールデンウイークの1日を使ってそれを敢行しているそうなのだ。

これはいいではないか。おまけに場所は伊太祁曽神社の裏手ということで、まさにここは「山東のタケノコ」の産地なのだ。山東のタケノコというと和歌山ではほとんどの人が知っているブランドタケノコだ。
午前9時に総勢約20名が集合。

 

案内された竹林は確かにテレビで見るような感じではなくてちょっと荒れ気味だが、たぶん暦年の人たちがなんとか竹の猛攻をかわし続けたのであろう開けた場所があり、まずはその周辺でタケノコを掘り出す。ここのタケノコはかなり大きくなっても柔らかく、1メートルを超える大きさになって十分食べられるとのことだ。しかし、山菜はどれも小さいほどおいしいと思っている僕は土の上に少しだけ先っちょを出しているものを掘り出してみた。



これが意外と体力を使う。いつもの山ウド用の小さな鍬で土を掘り起こすのだけれども2本掘ったところですでに握力の減少を感じてしまう。本当に体力がない。情けない。

1時間と少しほどで土嚢袋1杯のタケノコを確保して次は竹林の整備だ。参加していたオーナーさんの話では、以前には柿畑もあったのだが竹林に飲み込まれてしまったそうだ。竹が密集しているところを間引くのだが、この竹が太い。孟宗竹はもともと太い竹だけれども、こんなに太い竹を間近でみたことがない。



たまに車で道路を走っていると、ここはえらく太い竹が生えているなと思うことがあるけれどもそれは通り過ぎてゆく景色の中にしか過ぎない。太いものだと直径はゆうに20センチを超えていそうだ。高さもおそらく10メートルを超えている。それを根元から1メートルくらいのところで切ってからさらに適当な長さに切って積み上げてゆく。この、1メートルを残すのがコツで、これくらいの長さを残しておくと、竹はまだ自分は生き残っていると思い込んで地下茎から新しい芽を出さないそうだ。ここも去年の台風でたくさんの竹が倒れたらしくそれを中心に切り倒してゆく。



すでにタケノコ堀りで体力を使っていてさらにこんなに太い竹と格闘するのだから体はフラフラだ。泰樹さんの開拓の苦労もかくあったのだろうかと少しだけ感慨にふけるのだ。(「なつぞら」を観ていない人には意味が分からなくてすみません・・。)
ただ、竹は太くてもそこは空洞なので、面白いくらいにのこぎりが入ってゆく。これはこれで快感なのだ。
しかし、このブログにいつもコメントを書いてくれるちからさんと午後4時過ぎまで作業をして、やっと見通しのよい地面を作れたのが、どうだろうか、5メートル×20メートルくらいのスペースくらいのものではなかっただろうか。竹の生命力には恐れ入る。生命力というと、成長力もすごい。ほぼタケノコの形のままでグーンと3メートルくらいまで伸びている。ここまでになるのに数日もかからないそうだ。そして、その竹のなんと柔らかいことか。皮をはぐとほぼ竹なのだが、それがめちゃくちゃ柔らかくて瑞々しい。ナイフで簡単に割けるので、持参した寒天をこれに入れて参加者の方々にふるまうと意外と好評であった。


この文章は翌日に書いているのだが、そろそろ筋肉痛が出てきた。歳をとるとすぐには痛くなってこない。目下のところ、太ももの付け根辺りが痛くて、たぶん、和式トイレではアウトの状況である。もう少しすると前腕部分の痛みが増してきて、キーボードを叩くことが困難になってくるだろう。いまでも親指の付け根が痛い。会社ではそれを隠してぼ~っと過ごしている。まあ、こんなところはサラリーマンというのは気楽でいいんじゃないかな~と悲しいかなつくづく思うのである。しかし、前日に73.3kgあった体重は70.2kgに。



ブランドタケノコをゲットして竹林もきれいになって(ほとんど力になってはいないが・・・)、体重も減ってと、ひと粒で三度美味しいのだからこのうえない。
惜しむらくは、もう少したくさん採って来るべきだった。タケノコというのは皮をはぐとかなり小さくなるということがわからなかった。来年、機会があれば倍は採って来よう。
春の楽しみがまたひとつ増えた。



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