定額給付金の橋本知事案・・・下策

大阪の橋本知事が新しく定額給付金の所得制限を課し、その浮いたお金で公共施設の耐震工事をする案を出しています。

別に、この案にケチをつける気はありません。　案を出したことは好ましいです。
でも、出すのが遅かったですね。　この状況下で出しても手遅れでしょう。
もっと早くに出せておけば一考の余地はあったでしょうに・・・
タイミングを逃せば全く意味がなくなるという見本です。

さて、そんなことより中身が気になります。
なぜ、耐震工事なのか？・・・です。
必要だから？　そうですね。　必要でしょう。
でも、問題はこれは経済対策ために使われるお金です。
経済が大変だから2兆円使うって決まったワケです。　その目的からは だいぶ かけ離れています。
そのために借金をしてまで捻出したわけではないんですよ。
不況を脱するのが目的ですよね？　その目的にお金を使いましょう。

だいたい一度に全工事をできないはずです。
建設業者を増やさないといけませんし、
増やしてもすぐに息切れを起こし大不況の中に放り出す結果になるだけですね。
そもそも、資材だって全部すぐには手に入らないはずです。
工事を少しずつ進めているのですから、それでいいと思います。

2兆円あったら耐震工事が全部できるという意見に乗ったのでしょう。
ですが、甘いですね。
『一度には工事できない』＝『経済対策にならない』
そんな簡単なことにも気付かない。　
少しは自分の頭で考えたらいかがでしょうか？