山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

自作鍛接剤作り直し

2006-12-03 19:30:16 | Weblog
まずは、冬の到来。
広島県北部山間部では雪が降り、銀世界に。
西中国山地初冠雪です。
ある程度、度胸据えて走っていたものの、みごと3回車ごとスキー。
今日も1回車ごとスキー(鬱)
スタッドレス履いてても滑るものは滑る。

 今日の出来事。実家で、家の付近にサルが1頭出現。
 車のスタッドレスタイヤを交換している最中の出来事。
どうも餌を探して山から下りて来たらしいのだが、私の存在に気づいたらしく、
結局何も取らずに一目散に山へ逃げて行った。(木の枝がばさっばさっと音を立てていた)
 サルの被害は甚大なようで、親に聞くところによれば、近所の畑に植えられておった人参が
ことごとく引っこ抜かれて食い荒らされておったらしい。
 それだけ、餌がないということかもしれない。

 今日の作業。(12/3(日)作業開始午前8時~11時10分)
 自作鍛接剤の作り直し。
 理由.先週鉄錆を余りにも多く入れ過ぎてしまい使い物にならなかったことによる。
 捨てるのも惜しいので、失敗作を篩にかけて大粒の鉄錆を除き、下りたものを土鍋に入れ、
コーヒーカップ1杯のホウ酸とホウ砂をそれぞれ加えて、同じコーヒーカップで3杯の水を
入れて加熱してみた。
 鉄錆のため色合いはココア、あるいはチョコレートの様相を呈していたが沸騰し、水分が
蒸発するにつれ、表面には結晶が膜になって張り粘り気を増してドロリとしてきて、結局のところ
鍋底にしっかりとくっ付いて剥がれなくなってしまった。
画像は土鍋を割らないように注意しつつ、冷え固まった自作鍛接剤の元となる固まりである。
なお、白いホースが写っているがこれは鍛造炉の送風ホース(壊れた洗濯機の排水ホースを
廃物利用している)である。
 世界で珍しい溶岩を流すオルドイニョ・レンガイ火山(炭酸塩の溶岩。最初は黒いが冷えると
白い炭酸塩となって崩壊する)の溶岩よろしく、最初は黒っぽい固まりであったが冷えると灰白色に
色合いも変わった。
 鍛造炉のメンテナンスも行い、ロストルに張り付いたスラグの除去と、ロストルを外して溜まった
土灰、あるいはコークス粉を除去清掃。
 ロストルの固定はいつぞや作った土製羽口の余りの粘土を水で練って貼付け、そのまま強制乾燥
を行い、作業を終えた。

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