Iverson移籍の余波。

Iverson移籍決定から約3週間経ちましたが、トレードの余波がいろいろと出始めています。まずは昨日決まったところではE.BoykinsがBucksにトレードされてしまいました。Denverの人気選手でしたが、Nuggetsのサラリーキャップが大幅にオーバーしているため、ラグジュアリータックス対策のようです。Bucksはガードが手薄になっているので、非常に効果的な補強になると思います。
続いて余波第二弾ですが、76ersはIverson時代が終わったため、Iversonのための組織作りは完全に終わりました。その結果C.Webberの契約のバイアウトが決定しています。Webberは早くも「HeatかPistonsかMavsかSpursかLakersに行きたい」と言っているようで（なんて贅沢な…）、行く先によりまた勢力図が変わりますが、今のWebberではそれほどのインパクトは与えられない気が個人的にはします。
そして余波の最後は、Larry Brownの76ers復帰です。あくまでフロント入りであり、ヘッドコーチをやる予定はないようですが、この人のことだけにどうなるかはわかりません。
以上のように大変な影響力を及ぼしているIversonですが、加入後のNuggetsの成績は3勝6敗、76ersは4勝6敗。Melo不在のNuggetsはここからが正念場ですが、76ersのほうがトレードにより前進できているのかな、と思います。