Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

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『第9地区』

2010-05-13 00:23:57 | '10 映画(洋画)
やっと、ピーター・ジャクソン製作の『第9地区』観に行ってきました。
今週金曜で、終了だったから、駆け込みセーフです。
この作品も、『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~』の製作ティム・バーントン / 監督シェーン・アッカーのように、製作ピーター・ジャクソンの名前が大きいですが、監督はニール・ブロムカンプです。







あらすじは

南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船。船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て、難民と化していた。南アフリカ政府は“第9地区”に仮設住宅を作り、彼らを住まわせることにする。28年後、“第9地区”はスラム化していた。超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定。現場責任者ヴィカスを派遣、彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが…。[ 2010年4月10日公開 ] ~goo映画より~








感想は

この作品、予告を見ただけの印象から思い描いた話とは、かけ離れた作品でした。
ある意味、あの宇宙人像(エビ・昆虫似)からして、いままでのグレイ的な宇宙人像とは違う。
地球への宇宙船の来方も違う。侵略でもなければ、友好でもない。
あれほどの圧倒的な科学力を持ってして、どこぞの密入国船の様って・・・(不可抗力なのかな)
そして何より感心したのは、20年という年月を経ったとして、スラム化していようが、何百万もの宇宙人を隔離政策(完全ではない?)出来ている地球人(南ア人)に驚いた。
しかも、ンチャンチャ言う音だけの宇宙人語を、理解出来ている現地人の素晴らしさ。
自分たちは、字幕で観ていたから何を話しているかわかりますが、劇中内は翻訳機も使われていた風がなかったんですよね
宇宙人はあれだけの破壊力の兵器を持ちながら、一宿一飯の気持ちからなのか、20年もの間に、人間に虐げられ、理不尽に殺害されてきているのに、反旗を翻さない、素晴らしさ。
人間は人間で、弱いくせに、宇宙人に対しての信じられないほどの尊大な態度。
確かに、人道的支援はわかるが、そのあと、移り住む前に、何とか星に還す努力はしなかったのが不思議です。
みかけはあんな(失礼)姿でも、知能はどうしたって、人間のそれより上なのはわかっているのだから、還っていただく努力をするべきだったのではって気がしたんですよね。
実際、クリスの様な奴もいたわけだし・・・

この作品は、宇宙人の見てくれもですが、ちょっとグロがキツかったです。PG12納得です。
まぁ、「あっ」という間だから、耐えられなくはなかったですが・・・

主人公ヴィカスには、最初のうち、しゃべり方といい、態度といい、なんかイラっと来てました。
それは、自信のなさから来るものだったのかもしれないが、大抜擢されて頑張っていたのかもしれないが、傭兵たちのへの声かけとか、ウザって感じです。
(ネズミのようにどんどん増えているのだから)仕方ないと思うが、宇宙人の卵を燃やすシーンとか、(殺生の場で)笑いながらやっている態度には、見ていて気持ちの良いものではなかった。
自分の馬鹿な失敗が招いた結果なのに、クリスに「3年」と言われ、殴り倒すとか、「何考えてんだよ。お前」って感じです。自分じゃ、どうにも出来ないだろうに、宇宙船に行っただけで、どうにかなるとか考えてるアホさに、またイラっとした。
自分の失敗を隠すためにビデオ編集言うあたりとか、「ガキか?」って、本当イライラして観てました
人間的に小さい人間で、人間らしいと言えば、人間らしいですけどね
主人公ヴィカムに共感できるかというと、出来る部分と出来ない部分の半々でした。



これって、対宇宙人の話になっていますが、現在の難民問題にも警鐘をならしているように感じました。
先ほどの宇宙人の卵の話じゃないですが、受け入れたら、末代までってことになりかねないのだし、故郷(クニ)に帰すのが、一番だと思うんです。
(鳩山政権下の、これからの日本を考えると、本当に思ってしまいます。自分も、小っちぇ奴です

実際、この宇宙人たちの惑星(故郷)がどんなだったかは、語られていないので、推測できませんでした。
最後、クリスについて語られていましたが、本当に3年後(あくまで予想)クリスはどうするのでしょうか?
この作品、良い終わり方をしたので、3年後の結果として、続編が、もしも作られるとして、観たいような、観たくないようなですね。


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4 コメント

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こんにちは (ゴーダイ)
2010-05-13 11:05:36
彼ら「エビ」といわれる宇宙人は帰るべき故郷が無かったのかもしれませんよね。
そうなると、クリストファー・ジョンソン親子は一体どこに行ったのか?
設定や展開にふくみを持たせる感じで、フィクションの物語としては粗削りかもしれませんが、それはそれで明確な結論のないドキュメンタリー番組のようでリアルっちゃリアルでした。


>宇宙人の卵を燃やすシーンとか、(殺生の場で)笑いながらやっている態度

彼の行動は傍から見てぞっとしますが、ヴィカス氏は極めて普通の人だと思います。
差別は悪意がどうこうよりも、一番怖いのが、社会が差別を良しとする状況への適応、つまりは「慣れ」だと思います。

南アフリカのアパルトヘイトは今なおあの国に暗い影を落としていますが、「見た目」で隔離と言えば日本のハンセン病患者への隔離政策ですよね。
優生学と言い断種法と言い、熱いながらもいろいろ考えさせられたメタファーの多い映画でした。
こんばんは (Matthew)
2010-05-14 01:41:36
この作品、エビと呼ばれる、およそ受け入れられない造形の宇宙人側に感情移入してしまうのが、すごいと思いました。
ヴィカスに訪れた変化後の仕打ちも、「人間ならありそう」という、リアル感がありました。
ヴィカスの優しくて気弱な人間像もまた、実にリアルで、クリスとの信頼関係(?)もリアルでした。
舞台が、南アというあたりも、監督の考えさせるテーマだったのかもしれません。
コメント&TB、ありがとうございました。

第9地区 (ichi-ka)
2010-05-16 01:16:32
この映画、人間の身勝手さが目立っててダークな内容でした。
エイリアンに対する仕打ちも酷くて目を背けたくなる描写も多かったですね。
主人公・ヴィカスの正確も確かに腹立だしいところが多かったかもしれない。けどヴィカスの弱い人間性はけっこうリアルで、僕はむしろ共感できてしまいました。

エイリアンが邪魔者扱いされる映画なんて始めてみた気がします。独創的な設定でした。
でも実際、人類とエイリアンとの遭遇がこんなんだったら何だか嫌だなー。
造形が・・・ (Matthew)
2010-05-17 06:40:12
ichi-kaさんこんにちは。
宇宙人が邪魔者扱いされるって、たしかに始めて見た気がします。
しかも、あれだけの科学力を持ってして、無抵抗なのも、高度な文明のあらわれなのか、ものすごい平和主義です。
見習わなければかもしれません。

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