まったり宅シネマ!

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「ワイルドスピード アイスブレイク」をネタバレありの感想で解説・レビュー!

2017-04-29 11:00:20 | 新作映画
こんにちは、ぱずー(@deltakou)です!

本日のまったり出張シネマは…


ワイルドスピード アイスブレイク

(CMで見ててもやっぱり映画館の方がいいんですよ!)




【短く解説!】
筋肉!車!!爆破!!!どうして夏に公開しなかった!!




【まったり点数】
•スカッと!オススメ度【★★★★★】
筋肉!車!潜水艦!筋肉!洋楽!筋肉!
頭空っぽにしてノれ!楽しめ!

•デートオススメ度【★★★★★】
→さすがはデートムービーで売ってきたワイルドスピードシリーズ。今回も愛と絆で推してくる!しかもそれをくどくなくサラリとやってのけるのだから脚本の巧さを感じずにはいられない!


•ファミリーオススメ度【★★★★★】
→ファミリーを題材にした作品だからファミリー向けは当たり前!若干小学生に見せづらいシーンがあるものの中学生くらいの年齢なら問題なし!さぁGWは映画館にGo!


•お前らは車をなんだと思ってるんだ⁉︎オススメ度【★★★★★】
→車を落とす!爆破!燃やす!叩き潰す!シリーズを経るごとにワイルドに、より大胆に進化してきたカーアクションがついに臨界点に到達!
お前らは車をなんだと思ってる⁉︎ と怒鳴られるレベルの暴挙が2時間ぶっ続けで見られるんだからたまらない!
「バッドボーイズ2バッド」等々好きな人は確実に好きになる作品だ!!!
マイケル・ベイも真っ青だぜ!






【あらすじ】




ハゲとハゲにハゲが加わり最強のチームに!2017年のハゲはこの一本で十分だ!

ポールウォーカーが亡くなり、シリーズの縁の下が危うくなった前作。
そこからあの感動的なEDを産み出し、締めくくり、これで有終の美かと思われたーー。

甘かった!!!
ワイルドは止まらない!

前作よりもパワーアップしたアクション!
ドウェインジョンソンが殴る度に響く重低音!
ジェイソンステイサムが飛び跳ね、躱して、撃ち殺すスタイリッシュさ!
二人の対象的なアクションを楽しめるのは超大作ならではの愉しみですな(逆にこの二人が揃ったら悪役を シュワちゃんかスタローンレベル で用意しないと筋肉の釣り合いが取れない)

車だけではなく生身のアクションも更に進化してまさにシリーズの壁をブレイクした!

カーアクションも更に進化!
ビルから車を落とすシーンは全て実写!ノーCGの迫力と爆音はぜひ劇場で体験してもらいたい!


演技派のシャーリーズセロンがついにワイスピに参戦!
悪役としての風格を出しつつセクシーにかつ毒々しくドム達ファミリーを追い込んで行く様はゾクッとするほど魅力的。

ブライアン(ポールウォーカー)を意識したシーンを多数入れ込むのは涙を誘う…
でもコーラのプルタブで即席のリミッター解除装置作っちゃうのは元捜査官としてどうなんですかブライアン!悪い子!


カーアクションも細かいカットで繋ぐのではなく実際に封鎖した道路で安全かつ大胆に撮りまくるのはさすがワイスピといった印象。しかもそこで一台ウン千万円するスーパーカーをぼかすか廃車にしていくんだからとにかく太っ腹!

時事ネタである自動運転技術を逆手にとって乗っ取り、「ゾンビタイム」と称して下僕化した車の大軍勢で襲うアイデアは天晴れ!

映画の最後に 「危険なカーアクションです。絶対に真似しないでください。」 と出てくるワイスピシリーズお馴染みの注意文。
お前が言うな!感で会場のあちこちから笑い声漏れてましたよ。
最近のワイスピでは「いーやいや真似出来ないから爆笑」ってなるのがまた面白い。最後の最後までクスリと笑わせてくれる快作!









それではまったり宅シネマ!
また次回お会いしましょうヽ(´▽`)/

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「映画 アサシンクリード」をネタバレありの感想で解説・レビュー!

2017-03-03 22:30:05 | 新作映画
こんにちは、ぱずー(@deltakou)です!

本日のまったり出張シネマは…


アサシンクリード

(マイケルファスベンダーのキレッキレパルクールアクションに痺れろ!)




【短く解説!】
ゲームの動きを完全再現!一つ一つの動きが「アサシン」でカッコいい!




【まったり点数】
•スカッと!オススメ度【★★★★★】
→アクションのキレが半端ない!「マイケルファスベンダーはこんなに動けたのか!」と思えるほどにスタイリッシュなパルクール。
さらに暗殺アクションも、「エアアサシン」や「ナイフ投げ」「槍術」や「フリーラン」など、ゲームを再現するかのようなスピードと見栄えの良さがあり素晴らしい仕上がりです!



•デートオススメ度【★★★☆☆】
→ちょうど「ララランド」の公開時期と重なってそちらにデート客は流れ込みがち。
少し混雑を避けてまったり映画デートはいかがでしょうか…⁉︎


•ファミリーオススメ度【★☆☆☆☆】
→元が18禁ゲームなだけに世界観はなかなかにダーク。
しかし映画版では年齢制限がないため、非日常に憧れる中学生くらいのお子さんには好評かも…?


•イーグルダイブオススメ度【★★★★★】
超高所から鷲のように生身で飛び降りるアサシンの技「イーグルダイブ」
これを今作のスタントマン、ダミアンウォルターズは命綱無しで挑みました!
39mからの実写ダイブは大迫力っ!
ぜひ3Dで「ダイブ体験」を!



※本作はゲームの用語が沢山出て来るストーリーです!
ゲーム未プレイの方はこちらの解説記事↓

「映画 アサシンクリード」を徹底解説!
この記事で予習は完璧!

を先に読むのをオススメしております!



【あらすじ】
ルネサンス期のスペイン。
自由よりも規律を重んじる『テンプル騎士団』は強大な力を持つ兵器『エデンの果実』を探して暗躍していた。

テンプル騎士団はエデンの果実の在りかを知るスルタンを脅すため、その息子(王子)を人質として確保する。

しかしその時!
群衆の中から自由を重んじる集団『アサシン教団』が現れた!
彼らとテンプル騎士団の新たな闘いが始まるーー。

【ストーリーにダイブ!】
今作のストーリーは2つ。
現代と500年前が交互に同時進行していく構成です。
本記事でも時代ごとに分けて追っていきましょう!



《現代編ストーリー①》
主人公カラムリンチは、幼少の頃に父が母を殺した事で、彼自身も暴力的な衝動を抱えて育った。
彼は死刑囚となり、死刑が執行される。

しかし彼は生きていた。
目覚めた彼は『アブスターゴ財団』の訓練所で目を覚ます。

そして彼は半ば強制的に謎の機械『アニムス』に接続され、500年前生きていた自らの祖先とシンクロさせられる。
こうしてカラムリンチは遺伝子に眠むる祖先の記憶へとダイブしていくのだった。



《500年前のストーリー①》
民衆の自由意志を尊重する組織『アサシン教団』。
そこでは新たなるマスターアサシンが生まれようとしていた。

彼の名はアギラール・ネ・デルハ。
彼は真のアサシンになる儀式として薬指を切り落とした。

(袖に隠す武器『アサシンブレード』を展開する時に邪魔になるため、薬指を切り落とすのがアサシンの習慣です。

その後、ルネサンス期イタリアのアサシン「エツィオ・アウディトーレ=ダ・フィレンツェ」に依頼されたレオナルド・ダ・ヴィンチが改良したため、現代のアサシンは指を切り落とさずに使えています。)


彼に与えられた任務はスペインのスルタンの息子(王子)を保護すること。

一度は救出に成功するものの、再び王子は捕まり、彼と弟子マリアも捕らえられてしまったーーー。



《現代編ストーリー②》
ダイブから戻ったカラム・リンチ。

しかし彼を待っていたのは今までと全く違う世界だった。

周囲の他の収監者(アサシンの末裔たち)からは「裏切り者」と目をつけられ、
アブスターゴ社(テンプル騎士団)の人間からは「希望」だと目をかけられる。

その理由は祖先アギラールにあった。
アギラールは強力な兵器『エデンの果実』の隠し場所を知る最後のアサシンであると目されていた。

アサシン教団とテンプル騎士団は500年前からエデンの果実を奪い合っていたのだ。

変化は肉体にも現れる。
カラム・リンチの目の前にでアギラールの幻影が姿を見せるようになる。

さらにアギラールにダイブした時に経験した暗殺の格闘技術を会得していくカラム・リンチ。
壊れゆく精神と身体に恐怖を抱きながら彼はまたダイブさせられるのだった。



《500年前のストーリー②》
捕らえられたアギラールと弟子のマリア。
彼らは異端審問にかけられ当然の如き早さで火刑に処されようとしていた。

隙を見て逃げ出す二人。
圧倒的な体力と戦闘力で逃げおおせ、イーグルダイブを試みる。

しかし!その瞬間にカラムリンチに異変が起こる!


《現代編ストーリー③》
超高所からのイーグルダイブに耐えられなかったカラムリンチ。
彼は「心の傷」を治すように諭される。

それは母の命を奪った、父を殺すこと。

しかし彼は父から真実を語られる。
彼を悩ませているアギラールの幻影はアニムスを使ったことによる「流入現象」であること。
アニムスを使い続ければ、アギラールがカラムリンチに流れ込み、自らがカラムリンチなのかアギラールなのか見分けがつかなくなった末に精神が崩壊すること。

そして母の真実。
彼の母はテンプル騎士団に捕まりアギラールの記憶を盗られまいと自ら夫の手による死を選んだこと。


カラムリンチは決意する。
母が守ろうとしたモノを守ることを。
新たなは「アサシン」は目覚めようとしていた。
彼は自らの意思で「ダイブ」する


《500年前のストーリー③》
火刑から逃れたものの王子の救出は叶わず、ついにエデンの果実はスルタンからテンプル騎士団に譲渡されようとしていた。

そこに舞い降りるアギラールとマリア!
煙幕を巧みに用いて次々にテンプル騎士団を暗殺していく!

しかしマリアが教団と果実を守るため命を落とす。
アギラールはマリアの意思を汲み、エデンの果実を奪ってイーグルダイブし逃走に成功

エデンの果実はかの有名な「クリストファー・コロンブス」へと託され、アギラールの任務は達成された。



《現代編ストーリー④》
アギラールと完全なシンクロを成し遂げたカラムリンチは、先祖のアサシン全員との対話を果たし、母からアサシンとしての心構えを説かれる。


「真実はなく、また許されぬ事もない。」

この世で人を縛ろうとするモノは全て他者からの「規律」である。
だからこそ自らで選択し、行動し、切り開くことが必要である。

それこそがアサシン(暗殺者)のクリード(信条)である、と。


彼とアサシンの末裔たちは反逆を起こし施設からの脱出に成功する。


一方記憶を覗いたテンプル騎士団はコロンブスの眠る墓、スペインの「セビリア大聖堂」に目をつけエデンの果実の回収に成功した。

ロンドンで行われた総会でエデンの果実を披露するテンプル騎士団。
その時、仲間と協力し忍び込んだカラムリンチがアブスターゴ社のCEOを暗殺し、エデンの果実を奪い取った。


真のアサシンとして覚醒したカラム・リンチの物語が始まるーー。

Fin.


【感想】
一見さんお断りが凄まじい!
ゲームをプレイしていない方にはチンプンカンプンなのでは…⁉︎

と思うほどの専門用語の嵐!
これは解説記事を投稿しておいて良かった…!と思いました(笑

よくよく考えたらゲームも詳しい説明がないから、映画から入ってゲームをプレイする。というのもアリかもしれませんね!


【原作ゲームとの関連は?】
これは続編がありそう!

しかもルネサンス期といえば「最強のアサシン」と名高いエツィオ・アウディトーレ=ダ・フィレンツェが生きた時代。
続編ではタッグを組んだりするのでしょうか?

原作ゲームの主人公のデズモンド・マイルズとカラム・リンチの協力も見てみたい…!

しかし
・アニムスのver.と年代が合致しない
・エデンの果実をアブスターゴ社が一つも確保していない
などなどパラレルワールドなのでは…⁉︎

と思わせられる設定もいくつかありましたね!
続編とゲームの新作を楽しみに待ちましょう…!!!


それではまったり宅シネマ!
また次回お会いしましょうヽ(´▽`)/

コメントもぜひぜひお願いします!



映画「アサシンクリード」を徹底解説!この記事で予習は完璧!

2017-03-02 22:00:16 | 新作映画
こんにちは、ぱずー(@deltakou)です!

本日のまったり出張シネマは…


映画「アサシンクリード」公開直前記事!

(固有単語が多すぎてストーリーが難解!な本作を徹底解説します!)




【短く解説!】
この記事を読めば予習は完璧!映画「アサシンクリード」を120%楽しもう!




【そもそもアサシンクリードって…何?】
ゲーム会社「UBIソフト」から発売されている「潜入アクションゲーム」。

既に10作余りのシリーズが発売されていて、そのほぼ全てが全世界で大ヒットを記録している人気シリーズです!

「潜入アクションゲーム」と銘打っていますが、アクションは「暗殺」が主体なので「スタイリッシュ暗殺ゲーム」でもあります。

アサシンクリードの魅力の一つ目はなんといっても「自由度」!
ゲームに登場するほぼ全ての家や壁に登ることができ、屋根から屋根に飛び移る!

そうして気づかれずにターゲットに近づき暗殺するゲームなのです!



【アサシンクリードってどんなストーリー?】
アサシンクリードのもう一つの魅力は「濃厚なストーリー」。


現実に存在していた偉人たちがガッツリ絡み「現実ハックなストーリー」を繰り広げます!


という訳でここから先は、皆さんを「アサシンクリード」の世界にお招きしましょう!!!
(※これより先に登場する単語・組織・歴史は「現実の世界」と関連がないフィクションです)



アサシンクリードの世界へようこそ!
この世界では2つの組織が、太古の昔から現代まで闘いを繰り広げています。


片方の組織は『アサシン教団』

「個人が自由に選び、行動する権利」を守るために闘う集団です。
権力を振りかざして暴政を行う君主から、民衆を救うために君主を「暗殺」することで闘っています。

自由を尊ぶアサシン教団の信条(クリード)は「真実はなく、許されぬ事などない」

つまり彼らは歴史を「誰かの手によって作られたものだから真実はない。だからこそ許されない事なんてないのだ。」と考えているのです。

そのため彼らは暗殺を「必要悪」であると考えています。
だからこそ「闇に生き、光に奉仕する」事で民衆を守ろうとしているのです。


アサシン教団の武器は『アサシンブレード』。

暗殺に特化した彼らは、ターゲットや周りの人々に気付かれないためにフードを被り、袖に武器を隠して近付きます。

そして隙を見て……

ブスリっ!暗殺するのです!



もう片方の組織は『テンプル騎士団』
(画像右)

アサシン教団と長い闘いを繰り広げている彼らは「人類をより良く導くため」に行動しています。

人々の自由な選択に全てを任せると混沌とした世界が生まれるから、強大な力を持った少数の元で統制するべきだ。と信じています。


そんな彼らの武器は2つあります。
一つは「圧倒的な物量」。
アサシン教団が少数精鋭なのに対して、彼らテンプル騎士団は多くの手勢を率いています。
中世では「教皇」の下の憲兵団。
現代では「アブスターゴ社」という複合企業を隠れ蓑にして、強大な権力を握っています。

二つ目の武器は「禁断の果実(エデンのリンゴ)」と呼ばれるモノです。

これは古代から存在していますが、現代においても解析できないほどの高度な技術で作られています。
誰が作ったのかもハッキリしない物ですが、超がつくほど強力な能力を持っています。

例を挙げると
・人々の心と体を自由自在に操る
・未来を「視る」ことが出来る


などなどです。

このエデンの果実は複数存在していて、剣や杖、リンゴや布など形はそれぞれ異なります。

テンプル騎士団は圧倒的な物量と、このエデンの果実を多く所持する事で、人々と歴史を操りつつアサシン教団に勝利しようとしています。


この二つの組織に共通しているのは「人類のこれからをより良くしようとしている」という点です。
方法こそ全く異なりますが、二つの組織は単純に「善」「悪」で分けることができない。
というのもアサシンクリードの魅力かもしれません。





さてさて、映画「アサシンクリード」はどんなストーリーになるのでしょうか?


【映画アサシンクリードのストーリーは?】

死刑囚の主人公カラムリンチは『アブスターゴ社』に捕らえられ、謎の機械『アニムス』に乗せられる。
アニムスによって読み取られた彼の遺伝子の記憶。
それは500年前のルネサンス期スペインに生きたアサシン、アギラールの記憶だったーーーー。



【アニムスってなんだよぉぉぉ!!】
おそらくここが一番の難解ポイント!

アサシンクリードは主人公が2人いるのです!
それは

・現在を生きる死刑囚カラムリンチ

・500年前に生きたカラムリンチの先祖、アサシンアギラール


の2人です!
どちらもマイケル・ファスベンダーが演じていますね!
そして2人を繋ぐのが謎の機械『アニムス』なのです。

『アニムス』とは装着した人間の遺伝子から「先祖の記憶」を呼び覚まし、VRとしてその記憶を再現する装置です。

(この腰に付いてるのがアニムスです)

ちなみにゲーム版だとこちら。

椅子タイプで使うものだったので映画版でパワーアップしてますね!
実際に動くことで経験値を養う目的なのかも…?

ということで映画「アサシンクリード」は
2人の主人公が入れ替わり立ち替わりで同時進行するためストーリーが難しい、ということのようです!



「映画 アサシンクリード」ついに明日公開です!
私も公開当日に感想記事をこちらのブログで更新します!お楽しみに!


それではまったり宅シネマ!
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LA LA LAND -ラ・ラ・ランド-をネタバレありの感想で解説・レビュー!ラストのシーンにはどんな意味が?

2017-02-25 22:00:00 | 新作映画
こんにちは、ぱずー(@deltakou)です!

本日のまったり出張シネマは…


LA LA LAND
-ラ・ラ・ランド-


(嬉しい、楽しい、大好きに溢れたストーリー!)




【短く解説!】
今年度アカデミー最有力に偽りなし!さすがデイミアン・チャゼル監督だ!




【まったり点数】
•スカッと!オススメ度【★★★★★】
→上映開始1分から超爽快のミュージカルが開始!もちろん2時間そのままでなく落とす時はきっちり落とす、アゲる時はきっちりアゲるとメリハリが抜群に効いたエモーショナルなストーリー!スカっっとしますよ!


•デートオススメ度【★★★☆☆】
→人間は「音と光で恋に落ちる」と言います。極彩色の衣装や軽快で味わい深いジャズの音色にムードも出来るのでは…⁉︎
しかし、ラストの解釈によってはその後の雰囲気に悪い影響があるかも…?ということで少し低めです。


•ファミリーオススメ度【★★★★☆】
→ここまで夢にまっすぐな映画は稀です。夢を持つ前のお子さんにも是非見せて欲しい!年齢制限がかかるような演出は全く無いので安心ですよ!


•夢追い人オススメ度【★★★★★】
→「夢を追うためには何が必要か。」それをここまで心に響く形で、一直線に伝える映画は中々ありません。
「夢のために何かを犠牲にした人」「夢を見ていた人」「夢を持っている人」「夢をまだ持っていない人」「夢を叶えた人」

そんな「夢」に対して何かを想った経験がある人、必見の映画です。





【あらすじ】
物語はいきなりミュージカルから始まります。
渋滞する高速道路。各々が好きな音楽を聴いている中、一人の女性が「Another day of the sun」を歌い踊り始めます!

すると周りの人々も次々に踊り出しついには…!



トレイラーでも有名なこのシーンになります!このスタートには度肝を抜かれた!

ストーリーの一番最初にトレイラーで有名なシーンを惜しげも無く使う!
「ミッションインポッシブル ローグネイション」もこんなスタートでしたね!

曲が終わりに近づくと皆急いで車に戻っていきます。
そして曲が「ジャンッ!」と終わる瞬間に一斉にドアを閉め日常に戻る。

しかもその瞬間、同時にタイトル「LA LA LAND」がドンっっっっっ!!!!

これはすごい演出!まさに「ララランド」でしたね(ララランドの意味→ハイになる)

そして物語は大衆から二人の主人公へ。


片方はエマ・ストーン演じるミア。
ロサンゼルスのコーヒーショップで働きながら女優を目指しています。

しかしオーディションでは落選続き。
おまけに車はレッカー車に持っていかれ夜の街を歩きます。

そんな時ふと聞こえてくる優しげな曲が。

彼女が曲に誘われてジャズバーへと降りていくと…

一人の男性ピアニストが勝手に自作の曲を弾いたことでクビ宣告をされていました。

その男性こそライアン・ゴズリング演じるセブ。
ジャズを愛するジャズオタク。
女性にはレディーファーストを徹底し、
更にはタップダンスや社交ダンスを踊れ、
更にピアノの腕もあるというこれは絶対モテる系イケメンです。

しかしこの時セブはクビにされた八つ当たりでミアを突き飛ばします。
しかもミアはセブの車に後ろから煽られた事も思い出します。
「最悪の出会い」です。


皆さんご存知の通り、最悪の出会いという事は恋が生まれますね!!(?)


という事で
次に会ったパーティの帰り道にダンスを踊り、
その次にミアのコーヒーショップで会った後はジャズバーでデート。
その次にはミアがボーイフレンドを振って一緒に映画を楽しむ。

とトントン拍子に惹かれあっていきます。

そして二人は映画に出てきた天文台でプラネタリウムデート。初めてのキスを交わします。

しかし順調に思われた二人に暗雲が。

セブの夢は自分でジャズバーの店を開くこと。
ミアの夢は一流の女優になること。


しかし両方、夢が叶いません。
そこでセブは店を開くまでの資金源として自分の嫌いな「先進的な軽ジャズ」のバンドに入ります。
その場しのぎのはずがツアーを組まれるなど夢から遠ざかっていきます。

もちろんミアは「夢を追わなくていいの?」と問いかけます。

セブは上手くいかない苛立ちからミアに当たってしまいます、、

ミアもまた夢に行き詰まっていました。
オーデイションに受からず、セブからのアドバイスで脚本を書くことに力を入れていました。

しかしセブとの喧嘩後に行われたミアが脚本を書いた初舞台は散々な結果になってしまったのです。

更にセブはバンドの写真撮影でミアの元に駆けつけることが出来なかった。
ミアとセブの仲は絶望的になりました。
ロサンゼルスから故郷へと帰るミア。

しかしここで終わらないのがララランド!


ミアの初舞台を見た観客の中に大作映画の監督がいたのです!
監督から連絡をもらいミアに伝えるセブ。

そしてミアは一世一代のオーディションに臨みます。

オーデイションの結果待ちをしながらミアとセブは思い出の天文台で語り合います。

季節は二人が出会った冬から、
恋が芽生えた春、
愛が燃え上がった夏を過ぎ、
秋になっていました。

ミアとセブはお互いの夢のために距離を置くことを決断します。

そして年月は一気に過ぎ5年後の冬。

そこには大スターとなったミアの姿がありました。
人々に顔が知れ渡り、街中にはミアのポスターが大々的に貼られています。
そしてミアの隣には…

セブではない男性が。


二人は夫婦となっており、子供にも恵まれています。

ある日二人は渋滞を避けてとあるバーに入ります。

ミアは扉の前でハッと気付くのです。

その店名はミアが思い出の中の男性にプレゼントした名前であることを。


ジャズバー「セブス」。
もちろんオーナーは…。


5年が経ち、ピアニストから経営者となったセブでした。

舞台から、観客の中に愛する人がいることに気づくセブ。
しかし彼女の隣には男性が。
セブは全てを察します。


そして彼は思い出の曲をおもむろに弾き始めるのです。
彼の脳裏には「とある映像が」思い浮かびます。それはまさに「ララランド」。夢の国でした。

曲が終わり、席を立つミア。
見送るセブはミアと微笑み合い吹っ切れた表情で次の曲を弾き始めるのでした。




【感想】
これほどまでのストーリーをまた作れるなんて!天才かデイミアンチャゼル監督!

まだ30代で「セッション」に引き続きアカデミー賞最有力です。

チャゼル監督は元々プロの音楽家を目指していたそうです。そんな彼が映画好きから転じて監督になり成功した。

そんな監督が本当に撮りたかった作品こそ「ララランド」なのだそう。
(「セッション」はそのための土台づくりだったそうです)

この作品には監督の「音楽に対する夢」が詰め込まれているように感じます。
ジャズオタクであるセブ。
ジャズは「死にゆく音楽」だと不安がるセブ。
そして音楽の夢のために「ひとまずの目標」を立てるセブ。

そんなセブにチャゼル監督が見えたのは偶然ではないと思うのです。
監督の魂が、夢がこもった映画。それこそがララランドなのです。




【夢のために】
一口に夢といっても様々な形があります。
明確な数字の目標がある夢。
途方も無い夢、日常に近い夢。
そして他人のための夢を叶える夢あるかもしれません。
もちろん自分がなりたい職業に就く夢もあります。

そんな夢を叶えるために何が出来るか
「ララランド」はそれを痛烈に問うてくるストーリーでした。

作中で夢のために、
セブは「いったん夢を諦め回り道をし」
ミアは「夢を叶えるために恋愛を犠牲に」
しました。

そして
セブは「夢を叶えたが恋愛は失敗し」
ミアは「夢を叶え家庭も持った」

という結果になりました。

だからこそセブはラストシーンで
ミアへのラブソングを弾きながら
「ミアと出会い頭にキスし」
「ミアの初舞台で惜しみない拍手を送り」
「ミアのパリ行きに着いていき」
「ミアと家庭を持つ」
という現実とは真逆の体験を想像し「ララランド」に到達したのです。

印象的なのはその「ララランド」でセブは「夢を叶えられなかった」ことです。

よく見るとパリでセブはジャズバーを開いていません。終始ミアの女優業をサポートしているのです。

つまり「ミアと結ばれるとセブの夢は叶わなかった」。と見ることが出来ます。

ミアとセブは恋しながらも結ばれることは叶わず、
「お互いがお互いを雲の上に引き上げる」存在(some one in the crouds)だったのです。

なんという切ない関係でしょう。

ラストシーンのセブの表情が悲しげだったのも頷けます。
しかしセブの夢は恋愛を犠牲にしたおかげで叶いました。

これもまたセブにとっては、感涙のハッピーエンドなのです。

夢と愛。いつの世も対のテーマにされる二つの感情にここまで真摯に迫った映画は「ララランド」以外に観たことがありません。

ぜひ、ぜひ劇場の大スクリーンでお楽しみください!



それではまったり宅シネマ!
また次回お会いしましょうヽ(´▽`)/

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語りましょう〜!



妄想全開っ!「俺たちがつくりたいロボット映画」

2017-02-20 21:40:30 | 新作映画
こんにちは、ぱずー(@deltakou)です!

本日のまったり出張シネマは…


俺たちがつくりたいロボット映画!!!

(今回は特別記事第二弾!ツイートキャスティングで話した内容を纏めました。)




【短く解説!】
最近ロボット映画がアツい!!!!!

圧倒的なまでの精巧な変形を見せつけた
『トランスフォーマー』シリーズに始まり、
監督のディティールへのフェティッシュなこだわりを注ぎ込んだ
『パシフィック・リム』、

そして今年は、日本の「スーパー戦隊シリーズ」をハリウッドが本気の実写化で話題の
『パワーレンジャー』とアツすぎるロボット映画。

しかしまだ足りない!
幼い頃からロボットに親しみ、ロボットに憧れて来た日本のロボット&映画オタクな
私(@deltakou)とNu_chanさん(@yellowgoldxa)がツイートキャスティングの配信で1時間半、声を枯らしながら熱く語り合った内容を文章化!


【キャスト】

監督: ギレルモ・デル・トロ
特技監督: マイケル・ベイ

主演: トム・クルーズ
W主演: クリスプラット
→主役ロボに搭乗
○お互い反りが合わないが徐々にタッグとして成長していく。
○アナ・ケンドリックにほの字なクリス・プラット。今回もチャラい役回り。
○トム・クルーズは「オルユーニードイズキル」くらいのダメさが丁度いい。

出演者
ジェレミー・レナー
ジョン・ボイエガ
キーラ・ナイトレイ
→サポートロボに搭乗
○ニヒルなジェレミー、ムードメイカーのジョン、男勝りなキーラの3人乗り。

ミーガン・フォックス
アナ・ケンドリック
サイモン・ペッグ
→整備士
○アナ・ケンドリックは眼鏡着用のツンデレがキャラ、ミーガン・フォックスは露出度高めとむさ苦しいロボ映画に華を添える整備士達。
○サイモンペッグはいつも通りです。

モーガン・フリーマン
→副司令官
コリン・ファース
→司令官
○副司令が指示を出し、司令は大事な場面だけ動くどっしりしたイメージ。

【ざっくりストーリー】
・小惑星から怪獣が現れる王道展開
・怪獣達は一度去り、数年後にまた来襲する。
・その間に怪獣2体を模して2体のロボットを作る。
・もちろん合体可能。
・ラスボスは小惑星自体が落ちてきて怪獣に変化する

こんなストーリー、実際に公開されないかなぁと妄想しつつ「パワーレンジャー」を全力待機する私たちなのでした。


次回の更新は、アカデミー賞大本命「ラ・ラ・ランド」公開当日に感想記事を掲載します!
お楽しみに!

(もうサントラも仕入れて準備万端です笑)


それではまったり宅シネマ!
また次回お会いしましょうヽ(´▽`)/

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