碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1711- 日本初、神戸アイセンターが開設

2017-11-26 | 日記
 先月 神戸市広報紙に先端医療都市の中に、「神戸アイセンター」がが完成し その見学会と記念シンポジウムがあると広報されていて世界初の目の細胞移植を成功させメディアを騒がせた IPS高橋政代 京大教授も講演があると言うので直ぐに申し込みをした。
 それが今日の午後で、お祝いの花で飾られた新建物施設の見学と別の「国際会議場」で開かれたシンポジウムに参加した。見学案内のスタッフも、新した建物で働ける喜びで 皆さん興奮気味に 各部屋の新鋭設備と仕事を紹介してくれた。講演会ても、中央行政の高官の話も アイセンター代表者も世界初の目の細胞移植を成功させた高橋さんも 自慢と自信に満ちたお話でとても頼もしく感じた。この施設に神戸市は40億円を掛けたそうだから行政も相当な力を入れている。

 栗本院長の話で、実は世界中には大規模な「アイセンター」は多く存在し シンガポールとか中国でもここの百倍規模の物が既に活動しているそうだ。医療先進国と言う割に国内には、未だ一つも出来なかったのだ。高橋氏の話では、高齢者が一番困っている病気のトップは「目の病気」で国内には推定で 500万人も存在する。目の治療技術は繊細で、患者個々に違う要素が多く一律では治せない医療技術の中でも異端らしい。その為に、神戸市では市民病院にあった 眼科医療をこのセンターに集約し 研究部門の理研IPS細胞移植チームも入れ 研究成果を治療に活かしやすくしたり 設備の最新化とか 患者のアクセスにも留意する目的で「アイセンター」の施設が作られたが これは高橋教授の熱い提唱が元だったらしい。
 「視力が衰えた」と直ぐ浮かぶのは メガネの三城・・の日本。近くに眼科は少なく、行っても目薬くらいしかくれないのが常だからだろう。この新施設には「ロービジョン・ケア・・低視力」の相談フロアーが設置されて この人達の治療の取り組みもするそうだ。IPS細胞移植は未だ別格だが それよりも禄・白内障とか視力障害で困っている人達を先ず救くうのだと言う。技術の進展で、開発された新薬は直ぐに使えない薬事法が IPS技術の成功で1年も賭けなくて 臨床実験ても使える法制に変えたそうだ。この日は、報道陣が多く来ていたが 会場説明の中の質問にもそれらしいものがあったが薬事法改定などは 私には縁が無さそうだが凄い事なのだろう。

 神戸ポートアイランドの医療産業都市は、1995年の阪神淡路大震災の2年後に構想され「国家戦略特区プロジェクト」に認定され発足してから20年になるそうだ。今では、ここで働く人は9200人で参加企業数は340社程になった。なぜ神戸なのか・・これは1995年の「阪神淡路大震災」がきっかけらしい。当時の復興計画で「街を元に戻すだけが復興ではなく、新しい経済復興も狙うため医療都市と空港を作ろう」と言うビジョンが建てられたからだそうだ。
 兵庫県と神戸の優れた行政があったからこそ、早い復興と次の発展の基礎が20年で出来たのだろう。この新産業は、神戸の街づくり財政に欠かせない物にもなっているのだから。

ノーベル化学賞のIPS 山中教授も、高橋教授と同じ京大で医学特許などの既得権で閉鎖的な「大学医療研究・医療行政・薬品企業」のオープン化と協力体制を行政も巻き込んで説得続けたのも「アイセンター」が実現出来た背景もある。講演で高橋氏の「目指している形が、自身の中で明確なら 途中のルールも制度も その実現に向けて修正すれば良い ・・過去ルールに囚われていたら、この進化の時代遅れになり何もできない」と言う熱意ある話も良く理解できた。
  アイセンターの役割は「目の病気のワンストップセンター」だそうだ。山中教授がIPS技術を世界の患者のために・・と開放した様に、ここで培養された網膜細胞も 国内の目の医療機関に配送できる仕組みも作られるそうだ。一度悪くなったら、直らないと言われている目の病気だが このアイセンターの始める再生医療を中心にした目の病気改革を期待したい。



  写真の許可があったので、私にも判った 目の検査室で一枚


世界初、「IPS 加齢黄斑変性網膜移植」‥僅か3年で、既に5例も実施し成功しているのだ !
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