この写真の撮影日は、稲の穂が頭を垂れ始める9月ではありません。一昨日(11月12日)浜松市郊外で撮影したものですよ。じゃあ、二期作の水田かな? 食糧事情の悪かった時代には、日本でも南国の限られた地域で米の二期作が行われたようですが、最近はとんと聞きませんね。
地球温暖化の影響じゃなけりゃいいんだけど、この十年くらい気がつくと今頃の季節、水田の収穫が終わった稲株から再び芽を出して、冬の到来前にまた実を結んでいるのをよく見かけるようになった。8月中に稲刈りが行われる、早生種の水田での現象だ。穂が出ても中に実入りしていないものもあるが、二期作と見間違えるほど立派に実入りしている田圃もある。
先日投稿した「セイタカアワダチソウ」などの雑草はとても生命力が強く、晩夏や初秋に刈られたものが10月か11月には背丈が十分ではないものの立派に開花して実を結び、懸命に次世代に生命を伝えようとする。米は改良が進んだ比較的ひ弱な作物だと思い込んでいたが、なかなかどうして大したものだ。
見た目よく美味しく高く売れる作物を追求してきた農業だが、くず米しか期待できないとは言うものの立派に再結実した稲を、耕作者は一体どう処分するのだろう。9月や10月にとっくに落穂拾いをやり尽くした雀や鳩たちに、またまた我らが天国到来だと喜ばせているだけなのだろうか?
地球温暖化の影響じゃなけりゃいいんだけど、この十年くらい気がつくと今頃の季節、水田の収穫が終わった稲株から再び芽を出して、冬の到来前にまた実を結んでいるのをよく見かけるようになった。8月中に稲刈りが行われる、早生種の水田での現象だ。穂が出ても中に実入りしていないものもあるが、二期作と見間違えるほど立派に実入りしている田圃もある。
先日投稿した「セイタカアワダチソウ」などの雑草はとても生命力が強く、晩夏や初秋に刈られたものが10月か11月には背丈が十分ではないものの立派に開花して実を結び、懸命に次世代に生命を伝えようとする。米は改良が進んだ比較的ひ弱な作物だと思い込んでいたが、なかなかどうして大したものだ。
見た目よく美味しく高く売れる作物を追求してきた農業だが、くず米しか期待できないとは言うものの立派に再結実した稲を、耕作者は一体どう処分するのだろう。9月や10月にとっくに落穂拾いをやり尽くした雀や鳩たちに、またまた我らが天国到来だと喜ばせているだけなのだろうか?