団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

収穫の季節(そのⅠ)

2007-11-07 | 農作DIY
これは何でしょう? 第7弾! 今の季節だから「蕎麦?」「小豆?」 ちがいますね、蕎麦は粒状でこんな鞘状になりませんね。小豆は近いぞ! 小豆の鞘よりちと細い。答えは「ハブ茶」ですよ。実を取り出した鞘の内側の模様が、まるでハブやまむしの蛇皮模様そっくりなことからついた名前ではないかと推察しますがーー。この名前に馴染みがない方は、「十六茶」などの健康茶の素材をチェックすると、必ず書いてありますよ!

リタイア後、一日フルに農作をやっているわけではありませんが、この季節収穫や引き続き草取り、来春までの野菜植え付けなどに結構時間を使ってるんですよ。1~2時間の日もあれば、今日みたいに半日それもかみさんもばあちゃんも総出で畑に這いつくばっていることもあり。とにかく畑の表情が面白いし、腰を伸ばす度に見上げる空の表情も刻々変化して面白い。

「草取り」は、「草むしり」と言う人もいる。昔体質の体育会や、社員を無理やり辞めさせようとする酷い会社が「よく使う手」としても、昔から有名だ。誰にでもできるが、退屈で嫌な作業の代名詞なのだろうか? でも、農作業を趣味としてやっていると、それもどうかな?と思うほどの奥深さを感じるんですね。土の湿り気や柔らかさ具合、対象の草の種類や成長具合、生えている作物との兼合い等々で、作業のやり方が変わって来るのだぞ。単純にむしってしまえばいいんじゃないぞ。根を残してはいけない場合、残してもいい場合で使用する道具も異なってくるのだ。

さて、最近の畑は春夏に植えた豆類、芋類の収穫が次々に控えている。大豆、黒豆、小豆、ハブ茶、里芋、山芋、ヤーコン、アピオスだ。そして冬から春に向けて収穫できる、菜っ葉や根菜類の間引きが目白押しだ。昨年は畑が拡がった楽しさで、矢鱈に沢山の種類を多く植えてしまったが、今年は反省の結果自家消費プラスαにして、特に半年に亘って保存が利く豆芋類の作付けを増やした。これからの人生、大工と農作に転職?して生きていくと決めたが、プロになって換金するわけではないので、たっぷりの時間と労力を利用して、無農薬有機栽培などのお金に換えられない「かけがえのない何か」を専ら追求している。

さて、「ハブ茶」はマメ科の植物でとても生命力が強い。以前書いた「農作物」とは言い難く、前年の種が落ちて勝手に育つ「自主生育作物」の一つだ。背丈より少し低いが、すくすく伸びた茎から実が入った鞘が四方にいくつも生って、中に小さなチョコレートのタブレットみたいな実がビッシリできる。枯れた鞘から親指でしごき出して貯めていく。実は煎って、お茶のように熱湯を注いで成分を抽出する。少し苦味があるが、爽やかな味! 冷やして夏の飲料にすると、適度な苦味のためかがぶがぶ飲み過ぎなくていい。便が柔らかくなり、おならも良く出て、「便秘よさらば」状態。昨年から我々夫婦の夏の愛飲料になって、周囲の友人にもファン?が増えつつある。

しかしね、ペットボトル世代の子供たちには必ずしも評判が良くない。何せこの世代は、ペットボトルの冷茶を「本物のお茶」と称して、お金を出して買うことに何の抵抗もなく育った世代だからーーーああ!中国伝来のお茶の歴史400年余、あっという間の20年で歴史が変わろうとしている!!

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