まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。
頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

近鉄・阪神・山陽横断ツアー~山陽DJ車掌と官兵衛くん

2014年07月19日 | 鉄道企画もの

「本日は山陽電車にご乗車いただきまして、ありがとうございます!私は、山陽電車が誇る『ななつ星』車掌、橋本と申します!橋本の橋は、明石海峡大橋の橋。橋本の本は、姫路城本丸の本です!それでは、山陽姫路に向けまして、出発~進行!!」

Dscn7984 高速神戸で受け持ちが阪神から山陽に交代。待ってましたとばかりの登場である。これまでの近鉄、阪神の車掌はどちらかと言えば淡々とアナウンスをする感じだったが、区間最長となる山陽は入り方が違う。それにしても「ななつ星」とは、ミシュランの三つ星と九州の豪華寝台列車の愛称を掛け合わせてうまく言ったものである。

神戸高速の地下区間を過ぎ、東須磨では須磨車庫、月見山の須磨離宮、そして須磨海浜公園など、沿線の観光案内を巧みに織り交ぜる。通りのよい声、大正ドームのスタジアムDJに据えてもおかしくないだろう。

Dscn7991 「間もなく右手に、五色塚古墳が見えてまいります」と車窓案内も入る。霞ヶ丘駅の手前である。出発直後の「点呼」で、このツアーの参加客の多くが近鉄沿線から来ていることはわかっているが、普段なかなか山陽電車まで足を運ぶことはないだろう。DJ車掌を起用して沿線の観光案内に熱心なのも、山陽電車のPRの一環である。おそらく今回の企画も、大河ドラマの軍師官兵衛とタイアップした姫路への観光誘致の一つで、山陽側が熱心にしかけたのだろう。

Dscn7996 明石海峡大橋のたもとの舞子公園にさしかかる。ここで列車は徐行を始める。橋を少しでもじっくり見てもらおう、写真も撮ってもらおうということである。私も「関西私鉄サイコロしりとりの旅」などでこの区間も何回か通っているが、走行中の橋の撮影は難しい。こういうサービスも面白い。

Dscn8002 明石市内にさしかかり、人丸前でも徐行して「子午線」上の通過の案内もある。私も山陽電車にそんなになじみがあるわけではないが、見物スポットは結構あるものだ。

Dscn8007 明石に到着。「本日は、姫路のキャラクター『かんべえくん』が皆様をお出迎えです!」と案内。ここで2回目の長時間停車となる。一般の列車が発着するホームで一般客もいるため、3ドアのうち真ん中の扉だけを開け、ドアのところに係員が立つことで誤乗を防ぐ。

Dscn8015 そして出迎えたのはゆるキャラのかんべえくん。赤い甲冑に身を固め、ぐるりと囲まれて記念撮影に応える。姫路のキャラクターであるが、イベント列車が明石に停車するということでここまで出張である。軍師をここまでキャラクター化してしまってもいいのかなという気がするのだが、面白い。

Dscn8014 Dscn8012 さらにイベント列車の停車中に、山陽電車の「軍師官兵衛ラッピング車両」がやってくる。明石駅には大勢のファンがカメラを構えており、イベント列車にラッピング列車、いろいろと撮影に余念がない。そこにやってきた岡田准一さん演じる官兵衛の車両。そういえば今夜の大河は、見どころの一つである「本能寺の変」である。このイベント列車、ドラマの放送回も読んでこの日に設定したのだろうか。

さて30分ほど停車。今度は普通のホームということで自動販売機で飲み物を購入することはできたのだが、改札内に売店はない。何かちょっと買いたいのだが・・・というところで、「煙草をお吸いの方は係員に申し出て改札の外の喫煙コーナーをご利用ください」と言っていたのを思い出す。煙草は吸わないのだがちょっとそんな感じで改札の外に出る。ずっと乗車もいいが、たまには外の空気も吸わないと。

ついでなので駅の正面にも回ってみる。駅前は再開発のようでフェンスが覆っている。後でホームから改めて見ると駅前のビル群の取り壊し工事の最中だった。明石の駅前に「道場」という居酒屋があり、西のほうに行った帰りに明石で途中下車して訪れたことが何度かあるのだが、その店も取り壊しのようである。果たして駅前はどのような姿に生まれ変わるのだろうか。

Dscn8017 明石では「5番線」への入線体験というイベントがある。発車時刻となり一旦姫路方面に走るがすぐに停車し、今度は神戸方面に動く。明石の神戸方面のホームに入って停車し、さらに動いて上り線と下り線の間の線に入る。ここが5番線というところで、明石までの運転列車の入れ替えなどで使う線。「もちろん、普段お客様は『絶対に』入ることはできません」ということだが、写真ではなかなかその雰囲気は伝えられないかな・・・。もちろん、これも定期列車を通すための調整である。

明石を過ぎると後は姫路に向けて走り出す。直線区間も多く、JRの新快速にはかなわないもののなかなかの走りを見せるところである。

「さて皆さんお待ちかね、参りましょ~!官兵衛~クイズ!!」というDJ車掌の音頭で始まったのは山陽イベントのクイズ大会。問題は黒田官兵衛に関するもの。最初に全員が起立しての○×クイズで、○なら挙手、×ならそのまま。間違ったら着席するというもの。

「各車両3名の方に、『日本で一番乗り心地の悪い乗り物と言われている』カーレーターに乗ってお越しください!須磨浦山上遊園のペア入場券を差し上げます!!」というのが賞品。それはさておき、「日本で一番乗り心地の悪い」という乗り物が気になる。知っているらしい人からは笑いが起こる。それを放送で堂々と言ってしまう山陽のセンスもなかなかのものだ。

第1問は「官兵衛くんの兜の色は青である」という問題で、さすがにこれは全員正解だったが、次の問題でほとんどの乗客が座ってしまった。「いきなりマニアックな問題になってしまいましたねえ」と、近鉄お笑い系助役と阪神女性助役もびっくり。

Dscn8024 そして第3問を終えたところで残りが1人となり、まず入場券をゲット。「予定では12問用意してたんですけど、まさかこんな展開になるとは」ということで、「じゃあ、敗者復活ということでもう一度じゃんけん大会をやりま~す!」となった。他の号車も同じような展開で、6問を終えたところで全ての車両で当選者が決まったようである。大河を毎回真剣に見ているなら答えられたのかもしれないが、なかなか難しかったようである。こちらでも参加賞ということで特急電車のクリアファイルをいただく。さらに子どもの参加者にはオリジナルの文房具セットのプレゼントもあった。

高砂では車掌が「高砂や~この浦船に帆をあげて~」の一節をうなったり、官兵衛ゆかりの地として姫路の妻鹿を紹介する。そろそろ旅も終盤である。

Dscn8027 15時10分すぎ、奈良を出発して5時間20分で山陽姫路に到着。これだけの時間をロングシート車で過ごすのは最初どうかと思ったが、休憩時間も多かったし、車窓見学で立つこともあった。さらにはスタッフの人たちの盛り上げもよく、思ったより時間の経過が早く感じた。途中で眠くなることもなかったし。

Dscn8028 ホームでは先回りしていたかんべえくんが再びのお出迎え。さらには「姫路お城の女王」も観光PRでグッズやパンフレットの配布に登場である。やはり、今回のイベント列車は姫路メインであった。

今回のように鉄道と歴史を組み合わせたイベントというのもなかなかよく、また開催してほしいものである。今度はこれに阪急が加わるというのも面白いと思うのだが、どうだろうか。

さてここからどうするか・・・と聞くまでもなく、やはりここは世界遺産である姫路城に行くことに・・・・。

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