matsumo's blog II(写真・旅行)

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コンパクトデジカメの経年故障(1)

2018年10月15日 07時57分20秒 | カメラ
私はビンボーですので、物を捨てるのが苦手で、使わなくなったデジカメやカメラ、パソコン関係の製品は押入等に保管して、1年に1回程度、電源を入れて動作確認と共に、内部コンデンサー等に電気を入れることによりその経年変化をできるだけ押さえるようにしています(コンデンサーは使っていないとドンドン、劣化するからです)。

と言うことで、先日、久しぶりに240万画素のコンパクトデジカメ「富士フイルム:FinePix 4500」を押入から取り出して、単三型ニッケル水素電池2本と128MBスマートメディアを入れて、スイッチを入れてみたところ、全く起動しません。



これは2000.12.24(日)に上野のヨドバシカメラで税込み50,290円で入手したものですので、約18年間の経年変化で故障と言う訳です。そう言えば、昨年だったか、同様なことをした際、電池を入れてからしばらくしないとうまく起動しなかったことを思い出し、内部に充電池みたいなものがあり、それが消耗しているとダメなのかなあと思っていたので、翌日の朝までそのままで放っておいたところ、スイッチを入れるとようやく背面液晶は表示され、また、使えそうな状態になりましたが、残念ながら、シャッターボタンを押しても、全く、シャッターが切れません。すなわち、レンズを通った景色が液晶画面に表示されるだけでと言う状態です。どうやら、この1年間で完全に故障してしまったようです。このデジカメは初めて入手したAF(オートフォーカス)のコンパクトデジカメで、発色が気にいっていたので、一度、故障した際に、富士フイルムのサービスセンターで修理してまで使っていたものです。

このデジカメはどのような写りだったかと言うことで、このデジカメを使って、2003. 8. 3にJR吾妻線・小野上温泉駅近くの川で行われた水着モデル撮影会の時に撮ったものです。



と言うことで、内部の部品が経年変化でダメになってしまったのだろうと推測して、今度は、同じ機種で、秋葉原のジャンク店で1個250円と500円で別々な日に入手した物に(すなわち、同じ物を3台持っているのです。この理由は、この機種を赤外線デジカメに改造しようと思ったからで、これらのジャンク品を入手後、チャレンジして分解を試みたのですが、最後の所でどうしても外れない部品があり、諦めてしまいました)



電池とスマートメディアを入れて、同様な操作を行ってみました。すると、やはり、電池を入れたての時は全く反応しなかったのですが、一晩放置すると、背面液晶は表示されるようになり、また、シャッターボタンを押すと、AFが動作し、ちゃんとシャッターが切れ、撮影できるようになりました。しかしながら、電池を入れ替えたりすると、日付設定がリセットしてしまいます。どうやら、この2台共も内蔵充電池がダメになっていることは間違いないようです。これを使用して昨日(10/14)、撮影したものです。



と言うことで、ずっと使っていた物はダメになって、ジャンクで入手したものは、使えないことはないと言う状態です。この故障するまでの18年間が長いか短いかと言うことですが、確かに現在においては240万画素なんて言うデジカメは完全に過去のもので、これで写した写真で使えるのはせいぜい、ブログ掲載用として位ですが、それでも、使わない状態で放置しておいて故障と言うのは全く残念です。

前述のごとく、このコンパクトデジカメは単焦点レンズですが、私が初めて入手したAFのもので、発色が気に入っていたので、かなり長い間、使用していたものです。と言っても、その頃はメインはフィルム式カメラで、コンパクトデジカメはサブでしたが。いずれにしろ、少なくともこの時代の富士フィルムのコンパクトデジカメは、ソニーの製品には「ソニータイマー」が入っているように(最近では、レンズ交換式デジカメのNEXシリーズやα7シリーズでしばしば起こる背面液晶のコーティング剥がれが有名ですね)、一定時間が経ったら故障しても仕方がないと言う考え方で設計しているのかもしれませんね。

このため、他の会社のコンパクトデジカメはどうなのか、確認してみました。

まずは、「コダック:DC20」です。これは私が初めて入手したデジカメで、1997. 5. 4(日)に秋葉原のソフマップにて税込み14,488円で入手したものです。フォーカス固定(ピント固定)の単焦点レンズ、480×363ピクセル(17万画素)の画像が内蔵メモリに8枚撮れると言うデジカメの黎明時代のものです。メモリカードは使えないので、8枚撮ったら、写真データをパソコンに移動し、また、撮影すると言う代物です。また、現在では当たり前の背面液晶はないので、撮れたかどうかは、写真データをパソコンに移動してからでないと確認できません。下の写真の上のものです。



電池はCR123Aと言う汎用のリチウム電池を使うのですが、手元にある大昔に入手したものを使用して動作確認をしたところ、シャッターは押せ、8枚撮ったらメモリは満杯になったので、撮った画像データは内蔵メモリに記録されたのだと思います。ただし、この画像データはRS232C端子が付いたパソコンでないと取り出せないので、ちゃんと写っているかどうかに関しては確認できませんでした。と言うことですが、このコンパクトデジカメは「富士フイルム:FinePix 4500」より3年ほど前に入手したものにも関わらず、経年変化に負けずに動いていると考えられます。

このコンパクトデジカメを使用して、1997. 7.19(土)に秋葉原で日立の宣伝活動が行われている時に撮ったものです。



次に、1999. 3.20(土)に秋葉原の「T-ZONE」で税込み9,980円で入手した「東芝:Allegretto PDR-2」です。上記の写真の下のものです。これもフォーカス固定(ピント固定)の単焦点レンズで、640×480ピクセルの画像が撮れ(30万画素)、それを2MB~128MBのスマートメディアに保存すると言うものです。これも、電池もDC20と同じくCR123Aですが、手元にあるCR123Aは大昔に入手したものであるため、もうほとんど電気がないようで、残念ながら、動作確認は全くできませんでした。

このデジカメを使用して、1999. 7. 4(日)に「ホテルヘジテイト」のプールで行われた水着モデル撮影会で撮ったものです。



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2 コメント

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Unknown (yamasa)
2018-10-16 00:11:20
こんばんわ。
昔のコンデジでも映りが良かったですね。
昔、ソニーのカメラへFDを入れて撮るカメラを使ったことがあります。
30万画素ぐらいでしょうか。
カシオ、オリンパス、キャノン。オリンパスとコンデジは4代目ですが、3台は
壊れてもうないです。
最近、ソニー、キャノンと一眼カメラが壊れました。
ソニーは修理出しましたが、キャノンはそのままです。
もう少し大事に使わないといけないですね。。。。(苦笑)
Unknown (matsumo)
2018-10-16 19:40:32
yamasaさん、こんにちは

当時はフィルム式カメラがまだ、主力の時代でしたから、勿論、フィルム式一眼レフでも撮っていますが、当時のコンデジでも意外に綺麗に撮れていますよね。

FDを使うデジカメ、使ったことがあったのですか! ううん、さすがに、その頃はまだ、フィルム式カメラのみしか使っていませんでした。

デジ一眼レフが2台も壊れたのですか! それは大変ですね。修理は1台のみとは言え、結構な出費になると思います。キヤノンもソニーターマーがうつったのでしょうか(笑)

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