「無知の知」

私は知らないということを知っている。

この言葉を胸に刻んで、日々いろんなものと積極的に出会っていくことが大切だと思っている。
しかしながら改めて振り返ってみると、やはり言葉だけを理解しているに過ぎないことがある。
何かに出会う機会があったとき、もっと早く出会えていたらと思うウチはまだまだ。
それがなくなり、自ら知ろうとする行動が伴ってようやくそれなりに理解しているのだと思う。
さらには偶然の一瞬の出会いにも「気づく」ことができるようになるとより良い。

今日観た舞台は非常におもしろく、演劇というものにおいて得るものがたくさんあった。
同時にまたたくさんの課題（成長するためにやりたいこと）が自分の中に生まれて、今後のスケジュールを考えると、頭の中がぐるぐるしてくる。
それでも何とか、やりたいと思ったからにはやりたい。
その先にはきっと、知らなかった何かがあると思うから。

「わかった」と言って何もわかっていない場合がある。
それは理解とは言えない。
同様に「無知の知」という言葉を知っているだけなら、自分はバカだと言っているようなものだ。
本当に意味しているのはもちろんそういうことではない。
それは飽くなき好奇心の追求である。

知らない世界は想像以上に広がっている。
明日もまた新しい世界との出会いを。