築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ダンベは物語る(^_^ ;)?

2012-03-28 10:28:33 | Weblog
今日のダンベです…国産養殖本マグロ、近海キハダマグロ。それにマカジキと、まさに今の競り場をそのまま再現しているかのような内容です(^^;)


そしてさらに今日はますます魚が無く、完全に人より魚のほうが少ないような状況。当然相場は非常に高く、特に売参業者が強かったですね。
この売買業者とは、売買参加者の略で、要するに築地場内に店舗を持たない業者の事を言います。
時の鈴木都知事が「魚をよりやすく消費者に」の元、この売参が認められたのですが(それまでは築地場内に店舗を持っていなければ競りには参加する事はできませんでした)、この政策!私から言わせてもらえれば全くの愚策!!
『競りの参加人数が増えればそれだけ値が高くなる』という競りの基本的な事が何もわからない人が考えた政策と言わざるを得ません。ただ間を抜けば安くなるという単純なものじゃないんですよね。


そして彼らは私たち仲買よりもワンクッション消費者様に近い訳ですから、当然値段も出せます。私たちが買うにはその売買業者が出す値段の上をいかなければ魚が買えない…よって私の売値も高くせざるを得ない。。という具合です。
そもそも立場の違う業者どうしが同じ条件で競りをやっているのがどうなのかな!?といつも感じます。
そんなこんなで数が少なくなると非常に強い売買業者さん。魚の質にかわまず数を揃えるのに躍起になってます(-_-;)


明日は今日よりは数出るみたいです。ちょっとは期待できるかな~??

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