築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

このままかな~???

2023-12-18 08:58:09 | Weblog
いよいよ年末も近くなってきて、マグロの相場がとんでもないことになってきてます。
といっても!あくまで中間層のマグロの値段のお話。。
先日も書きましたが、上物は例年と比べてもそんなに高くないです。
「高くない」と言っても、元々が高いので(^^;)

ただ確かに、今年の三陸~北海道の近海物は品物が良いです!
良いんですが!!・・・値段が~
まぁ良い品物が高いのは分かるんですが、品物的な中間層がなくなってくると
それはそれでかなり困るのと、浜値の高い良いマグロがたくさん豊洲の競り場に並んでも
またそれはそれで売りきれないよ!!と。。。。。
都内のお寿司屋さんが全店、高級店ではありませんからね(^^;)

いままで、安価を支えてきました東南アジア系の生メバチはアメリカや中国に。
量販店や中間的な層は養殖本マグロが多かったのですが、養殖は燃料代やエサ代、
人件費に施設の維持費など各種経費の増大による値上げ、そしてやはりここでも
中国やアメリカなどの需要の増加による相場の高騰。
また輸入物に関しましては円安による影響。
などなど、各要因によって生マグロに関しては「中間層」が全く無くなってしまった状態。

おそらく、今の状況は年内は変わること無くこのままいってしまうであろう感じがします。

今日も近海の天然本マグロ、北海道~津軽海峡、青森県は太平洋側の延縄に、
日本海側の釣り、宮城県は塩釜の延縄漁と本数もそこそこ十分にございましたが、
やはり相場は高いまま・・・・本数あってもなくても変わらない状態。
30~40キロ台の小マグロすら今まででは考えられない値段で競り合われております。




今日おろしました塩釜の延縄漁の天然本マグロ。。
確かに物は良いですが~(^^;)


明日からまた、時化で品物なさそうですね。。
まぁその影響もありますが・・・


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