築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ド・レス(^^;)

2024-09-07 09:06:20 | Weblog
今日もセリ場はわずかな近海の天然本マグロと塩釜バチ以外は大西洋ジャンボがほとんど!
特に今日はジャンボが多かったですね~

ボストン産も9月分の漁が始まり、今日はボストンとカナダ産が丸被り??

結構な大きさのマグロが結構な本数できておりました(^^)
「ジャンボ」という愛称の通りとにかく魚体が大きいものが多いんです!
小さいもので80~90キロ台、大きいもので200キロオーバー
平均150キロ前後といったところでしょうか~??
現地ではもっと大きなマグロも捕れているんですが、あまり大きすぎる魚は
扱いにくさ、筋の強さ等もあって意外と人気ないんです。
中には400キロを超えるマグロもいるんですが、最近では400どころか300も見かけなくなりましたね~
大西洋の本マグロはほとんどが無頭状態できますので、同じ大きさでも
頭と尻尾が付いている近海物の本マグロに比べると大きいんです。
話は変わりますが、大西洋のような無頭の状態を業界用語で
『ドレス』というんですが、その由来は売っている状態のハンガーに吊られている
『DRESS』に頭と足が無いことから、頭と足(尻尾)の無いマグロがそう呼ばれると以前とある競り人から聞きました。
はじめにそう呼んだのがどこの国なのかは知りませんが(たぶん欧米)、いかにも欧米っぽいな~と思ったりしました(笑)

正直、昔若い頃の私は「ド」と言われている何かが「レス」しているから「ド・レス」なのかと思ってました~(^^;)
本当に恥ずかしい・・・(笑)

そのジャンボ、先々週くらいまでのやったら高い状態からは脱しておりますが、
まだまだ平均したら「高い」というよりは「安くない」という感じ。
ただ時季の魚だけあって品物は良いですよ~




今年は現地ボストンやカナダの浜でも「全体的に脂が薄い」という認識のようですが、
個人的には程よい脂で赤身もきれい!ちょうどよいのでは??と思っております(^^)
ジャンボはジャンボで近海物とはまた違った甘さがあり美味いんですよね~


あっ!そういえば塩釜の旋網漁も出てました!すこし。
ざっとみましたが、まだ脂薄かったな~~~







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