築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

(販売開始) お高いですが(^^;;)

2015-12-14 23:39:22 | Weblog
『津軽海峡、大間・三厩限定!』


先週末辺りが忘年会はピークだったのですかね~?
いよいよ本格的に年末に向けての雰囲気が出てきつつある感じの週明け、月曜日!
ですが、今日の築地場内・・・静かです(><)

以前は12月といえば本当にザワザワ、ガタガタしていたものですが、
これも時代なんでしょうか??
ちょっと寂しいですね。。
寂しいと言えば今年は築地で迎える最後の年末。
この独特の雰囲気の築地の、これまたさらに独特の雰囲気の年末!
これが最後になると思うとかなり寂しいですね~
たしかに老朽化も進み、古さは否めなせんが、
この感じがまたいい雰囲気を醸し出しているんですけどね~
外国人観光客もこの『アジアっぽさ』がいいんじゃないでしょうか?
近代化された今風の市場・・・正直魅力を全く感じません。

と話が魚と全く関係のない方にいってしまいましたが、
今日のセリ場は休み明けにも関わらず、品物は少ないですね~
かろうじて?津軽海峡の大間・三厩系統と今日は地中海ギリシャの
小さめの天然本マグロが出ておりました。
ギリシャは20~大きくても40キロ台。
もうちょっと大きければ気も引きますが、あまり魅力は感じませんでしたね。
魚自体は悪くはなさそうでしたが(^^)


で結局、買うものといえば津軽海峡しかなく・・・

仕入れました!高かったですが(汗)




脂に関しましては正直、先日のボストン、ノースカロライナの大西洋の方がありますが、
魚そのものの質、身の質はさすが!12月の津軽海峡ですね。
まーはっきり言ってしまいますが、名前を伏せて食べてもらえば
今の世間一般では養殖や大西洋の方がウケると思います。
ですが「脂」や「やわらかさ」だけにとらわれず、本当の魚の美味さというのもを
知っている本当の魚好きの方にはわかる味ですね。
そのような方々にとっては、物凄く価値のあるマグロだと・・
いまの海峡の天然本マグロの良さというのはそういうところだと思います。

そこにはもちろん好みというのもございますので、一概には言えませんが
まだ大トロを「猫マタギ(猫もまたいで通るほど誰も食べない)」と呼んでいた頃の
昔の日本人が本当に好んだマグロがこのような津軽海峡の本マグロですね(^^)

ただですね~昔はこんなに高くはなかったんですよね~
ここまでは・・・

まーなんでそうなったかはここでいわなくても、お分かりになっていただけるかと思います。


メバチも今日はあまり多くはなく、やはり沿岸は時化ぎみなんでしょうね~~(泣)



冬が本物のそんな時季の津軽海峡、天然本マグロ!
少量しか出せませんが、『津軽海峡、大間・三厩限定!』で試験的にですが
販売させていただこうかと思います。

通常のネット商品のように、赤身、中トロ、大トロと分けての販売はできないのですが
最低1キロ前後の単位のブロックでの量り売りとなります。
ブロックですので血合い、皮、骨が付いていることをご了承くださいませ。

お値段は部位によって変わりますが、

背、腹の下(尾っぽ寄り) キロ5000円 限定4
背側 上(頭寄り) キロ6000円  限定2
背側 真ん中  キロ8500円  限定10キロ

腹側 2番真ん中  キロ13000円  限定5キロ
   3番真ん中(ヒレ寄り)  キロ10000円 限定4キロ


ただ一応キロ単価での販売で、例えば1キロに対してはなるべく狙って1キロに近づける
努力はいたしますが、なにせ切るときは人間に目で計って切りますので
多少の前後が出てしまいます。
(1キロが0.8だったり、1.3だったり・・・)
その際、目方×単価になりますので、金額の前後はご了承していただけることが前提となってしまいます。
量り売りとなりますので代引きのみのお取り扱いとなりますが、代引手数料はこちらで負担いたします。
(ただし外税です。システム上「内税」と表示されますが外税となります。ゴメンナサイ)
数量なくなり次第一旦終了とさせていただきます。
今回ご用意しているのは本日の写真のマグロでございます。
ご興味のある方は是非!この機会に(^^)

システムの準備が完了次第、お取り扱いさせていただきます。
よろしくお願いいたします。



明日も魚は少ないみたいですね~~(ToT)