えくぼ

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やんちゃな神さま

2015-08-30 09:30:24 | 歌う

             ・・・ やんちゃな神さま ・・・

    ❤ 陸橋を上りてきたるY君と目が合う、少し笑ってごらん    松井多絵子

 Y君は39か、いや40歳か、まだ独身だ。準エリート的青年、やや長身、ジャガイモみたいな顔だが堅実そうに見える。幼い頃の彼は「やんちゃ」だった。小学校から塾へ通い、受験校の生徒になってから、無口になり、笑顔を失ってしまった。話しかけても「はい」か「いいえ」だけ。本の広告「やんちゃな神様さま」を見ながらY君のことを思った。♦ あなたのなかの<やんちゃ>にめざめよ。 Y君は 幼い頃はやんちゃ、ガキ大将だった。茶目っ気もあり可愛かった。彼はもともと<やんちゃ>なのだ。一流の人生を目指したために <やんちゃ>を失ったのではないか。50歳からは「まじめに生きる」を止めなさい。という広告のことば。50歳では遅すますよ。話していると教科書みたいな人には人が寄らない。マンガみたいな人になればいいのだ。

 <やんちゃなひと>が好かれるのは人を楽しませようとするサービス精神、その温かさではないか。コミカルな表現、軽い会話は人間関係を深刻にしない。私たち人間には悪魔が宿っているが神様も宿っているようだ。悪魔は眠らせ神様に働いてもらえばこの世はバラ色になるだろう。

 5万部も売れているという 『やんちゃな神さま』 著者・金城幸政は沖縄が生んだ「こころ」の伝道師とのことである。紅いも や もずく が心の餌になったのだろうか。私は毎日モズクを食べているが、紅いもは手に入らない、Y君もモズクと紅いもを食べたら幼い頃の彼に還るかもしれない、いや、私がやんちゃになれば、Y君も「ボク、彼女が欲しいなあ」。なんて言い出し、私は29歳のあの女を、えくぼのあるあの女を彼に紹介するのに。

    ❤ やがてこの向日葵は首を垂れながらわたしに種子をくれる日がくる

                        8月30日   松井多絵子    

  

 


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