~ 詩歌の森 ~
▲ 立ちどまり深呼吸する、この道のはるか彼方か詩歌の森は 松井多絵子
5月23日 ✿、第30回詩歌文学賞贈呈式が同館講堂で開催された。受賞者は
詩 八木忠栄 『雪、おんおん』 思潮社
短歌 来嶋靖生 『硯』 柊書房
俳句 大牧宏 『正眼』 東京四季出版
同日 記念シンポジウム ✿ 「戦後70年ー震災を経て、いま」
パネリスト=平田俊子(詩) 花山多佳子(短歌) 高野ムツオ(俳句)
司会=篠弘 (詩歌文学館館長)
」 記念講演 ✿ 「言葉と私」 又吉直樹
※ 詩歌文学館館報・「詩歌の森」7月9日発行より。
いま注目されている又吉直樹の講演中の写真が載っている。長髪で白い服、女性にも見える。芥川賞候補6人の中の1人。最有力候補らしい彼の講演は~
「又吉氏は愛読する太宰治の作品を引用。読書を「感覚の確認作業」「確認の発見作業」とし、その魅力を語りました。また読むだけでなく、書きはじめたことのきっかけとして尾崎放哉の自由律俳句を挙げて、芸人としてでは表現しにくいものも書くことで救い上げられると述べ、漫才やコント、執筆にも取り組む自身にとって、言葉はその活動の根本となっていると結びました」。 私の記憶が確かなら今夜は芥川、直木賞の発表がありますね。又吉直樹は芥川賞の有力侯補、しかし候補作がすでにベストセラーになっていると、むしろ不利に私には思えて。ご本人は発表される夜までさぞ長い一日でしょうね。
又吉さん、 アナタはいま太宰治のように頬杖をついていられますか。、
7月16日 松井多絵子