お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

突然「私、病気です!」と言われて・・・

2015年04月27日 | 健康

 25日土曜日、ステップハウスのボランティアを終えて、新宿から小田急線に乗った。

 帰りはいつも各停に乗って、ゆっくりスマホを見たり読書を楽しんだりしながら帰る私は、この日も優先席に座ってスマホを取り出した。そこへ一人の中年女性が乗り込んで私のそばへ来るなり、

 「私、病気なんです!」と言って、文字が書いてあるカードを私に見せながら「携帯、止めて下さい」と叫んだ。その勢いに押されて、「ごめんなさ~い」と、慌てて携帯を切った。

 そう、確かに優先席では携帯は禁止なんですが、ついメールなどはいいかと思って油断していた。彼女が座って落ち着いたので、もう一度そのカードを見せてもらうと、電磁波が良くないことやその他いろいろ書いてあった。

 そして、私が「大変ですね、ごめんなさいね」と言うと、堰を切ったように彼女は、自分の病状や、そうなった原因についてしゃべり出した。まあ、彼女の説明を聞くにつれて家をリフォームしただけなのにこんなひどい目に遭う人もいるんだと、深く同情した。

 彼女は2年くらい前に、自宅をリフォームした際に、床をはがすのに強力な剥離剤を使われて、そこからでる揮発性のものを吸ってしまった。(ご主人も)それはまるで、あのオウム事件のサリンと似たような作用をする物らしく、彼女の体調は急激に悪くなり、吐き気やだるさに襲われたという。そして、今でも自宅に戻れずホテル暮らしだという。しかも体調はますます悪化するばかりで、電磁波ばかりか化学物質を全く受け付けない体になってしまったという。骨ももろくなり、骨粗鬆症に。食料を買うのも大変らしい。

 話している間も、「左の方から電磁波を感じる」というので見ると、若い女の子が携帯をいじっていた。2メートルいないにいると感じてしまうらしい。「じゃあ、満員電車などには乗れませんね」「そうなんです。出かけるときは車でないと。でも、今日みたいに電車に乗らざるを得ないこともあるので病気のことを書いたカードをいつも携帯しているんです」と。

 リフォームしたのは超有名なMホームだったので安心していたら、人生変えられてしまったと嘆いていた。今、裁判中らしい。

 う~ん、こんなこともあるんですね。怖いです。彼女は下車するまで約2~30分、初体面の私にずっと息もつかずしゃべりまくっていました。その気持ち、わかります。怖い話でした!