ショーの見た夢

　　　　
「ショーの見た夢」

現在、信濃毎日新聞が行っている
軽井沢に関する連載記事である。

軽井沢に初めて別荘を建築したといわれる、
イギリス人宣教師、アレキサンダー・クロフト・ショー。
彼が今の軽井沢を見て、どう思うであろうか。
彼は町の将来をどう夢見ていたのであろうか。

同連載にて、依然結論というか、
具体的な町への提言は出て来てはいない。
今のところ、どちらかというと、皮肉を交えた、
悲観的なトーンで連載は続いている。


本日、再度信濃毎日新聞の取材を受けた。

先日取材に来られた方とは別の記者の方。

社内では、この連載の為に、特別な組織が編成され、
同チームの記者の方々はほぼ毎日軽井沢に
取材に来られているという。

以前にも触れたが、うちに取材に来るくらいであり、
新旧住民含め本当に多くの方々の取材を重ね、
多角的に町の現状を分析しておられる。

我々当事者よりも、よっぽど町の将来に関して
危機感を持って、真剣に考察を重ねられており、
つくづく、頭が下がる。

本日も取材というよりは、

町の将来をどうすべきか！

なんてことを、お互い熱く語り合い、

気が付けば2時間・・・。

「色々な立場の方々の、
　夫々の立場からの意見を伺っていますが、
　どの立場からの意見も、正論で・・。
　皆さんが町の将来のことを、考えられている事は
　よく分かるのですが・・・。
　でも、なんか、モヤモヤした物が
　残るんですよね～。」

彼がポロっと発した素直な意見。
今の町の状況を良く表していると思い、印象に残った。

この連載は夏頃まで続くという。

是非、評論家としての記事に留まることなく、
この大変な取材記録をまとめ上げ、最後は
町の進むべき方向性を、具体的な形で提言して
欲しいものである。

この連載記事が、我々当事者が行動を起こす、
良いきっかけになるのではないだろうか。

Life Plus Inc.