リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

ともだち

2019-11-24 06:20:00 | オヤジの日記

偏屈な性格をしているせいか、友だちが少ない。

 

ただ、少ない割にキャラの濃い奴が多いのは、美味しいというか、ご馳走様と言うべきか。

 

怖い顔のワンツーは、長年の友人の尾崎と極道顔コピーライターのススキダだ。

怖い。本当に怖い。

尾崎と中野の街を歩くと、チンピラさえも避けて足早に通り過ぎるのである。

ススキダと横浜の街を歩くと、人はススキダを横目に見て、すぐ目をそらす。

私でさえもススキダの顔は2秒と見ていられない。ブサイクすぎて。

尾崎とは35年以上、ススキダとは25年くらいの付き合いか。

2人の妖怪が死なないかぎり、付き合いはこのまま続くだろう。

 

高校、大学時代の友だちとの付き合いは長い。40年以上が経つ。

ほとんどが陸上部の同期だ。

ハゲとデッパとは、年に数回会う。

ハゲは、このブログで何度か登場したので、今回は割愛。デッパのことは一度も書いたことがない。つまらない男なので、エピソードがないのだ。

「エピソードゼロの男」

真面目で固くて、石橋を叩いても渡らない男。ほーーーんとに、つまんねえやつだ。

だが、安心感はある。デッパが目の前にいると妙に落ち着くのだ。つまらない男だが、そのつまらなさが居心地が良くてたまらない。

ハゲとデッパの共通点は、四方八方十六方三十二方に気が配れるところだ。この能力は、私に欠けているものだ。だから、尊敬する。

 

いま新宿でいかがわしいコンサルタント会社を経営しているオオクボも大学陸上部の同期だ。

ただ、オオクボとは大学時代に因縁があった。

大学2年のとき、オオクボと私は、新入生の教育係を頼まれた。オオクボは長距離の選手だったので、中距離、長距離の担当だ。私は短距離が専門だったので、短距離と幅跳び高飛び、投擲を受け持った。

オオクボは、熱血だった。

「練習は裏切らない。練習を重ねて疲れれば疲れるほど技術が身につくんだよ」というタイプだった。

それに対して私は、怪我をしてしまったら何にもならない。怪我は、アスリートにとって勲章にはならない、というタイプだった。

私たちのグループの練習量はオオクボのグループの3分の1以下だった。とても、ゆるかった。

そんな私を見て、オオクボは私の両肩を掴んで怒鳴った。

「もっと親身になれよ! 手を抜くな、お前だけの練習じゃねえぞ!」

それは、わかる。

でも、人によって練習方法は変えたほうがいい。誰もが体を痛めつけることはない。人にはそれぞれ合った練習方法がある。

30メートルダッシュが10本でいい子と20本必要な子がいる。50メートルダッシュ3本でいい子もいる。

それぞれ違うんだよね、というのが私の考え方だ。

 

教えた結果、夏の大会でオオクボが教えたグループ12人の中で自己記録を更新したものは一人しかいなかった。練習がハードすぎて、本番では疲れ切っていたのだ。

私のグループは7人中私以外の6人が決勝に残った(オレ、カッコ悪くない?)。

そんなことでもオオクボのプライドはズタズタになったようだ。それ以来、オオクボは陸上部の練習に出てこなくなった。

そこから、オオクボとは没交渉になった。

そんな私たちの仲を取り持った男たちがいた。ハゲとデッパだ。

常識に凝り固まった男、ハゲとデッパのおかげでオオクボと私の付き合いは、17年前にまた始まった。

少しも嬉しくはないが、いまは年に10回程度会って、お互いが老けていくのを確認し合う仲だ。

オオクボが言う。

「人は力だけでは動かないんだよな。力を抜くことも大事だ。悔しいけど、おまえに教わったよ」

 

いや、違うんだよな、オオクボ。

俺は、怒鳴ったり頑張れーってのが苦手なんだよ。だって、それって疲れるだろ。

オオクボが、昭和のズッコケをした。

 

大学時代の同級生、ノナカは仙台で塾を2つ経営していた。他に東京でミニパソコン塾を6つ経営していた。

つまり、それなりに成功した男だ。

ノナカは、7年前に胃ガンに罹った。胃の3分の2を切除する大手術だったが、幸いにも生還した。

しかし、その1年後にノナカに悲劇が襲うのだ。奥さんがガンを患って余命宣告を受けた。半年だ。

しかし、奥さんはその後も生き続けて今も存命だ。

余命は、医者が便宜的に決めるものだ。

生きるのは人だ。

人の生命力は、時間では計れない。

「奇跡だよな」ノナカと顔を会わせるたびに、奥さんの近況を聞いて、私たちは感激する。目が潤む。

俺たちは、この奇跡がずっと続いてほしいとこれから先も願っている。

 

大学時代の2年後輩のデブ、芋洗坂係長にしか見えないブタのカネコも友だちの一人だ。

しかし、デブには興味がないので、これ以上は述べない。

面白すぎるテクニカルイラストの達人・イナバ君はネタがありすぎて割愛。

静岡のラーメン大好き、リブロースデブのスガ君も私の倍の体重があって鬱陶しいので、カッツアイ。

人類史上最も馬に激似のお馬さんは、地方競馬で走っているので割愛。

芋洗坂係長にしか見えないカネコの娘、ショウコも友だちと言っていいだろうが、関節技が怖いので割愛。

大学時代の同級生、長谷川も割愛しようかな。ゴメンな。

その長谷川の妹の養女、七恵も端折ってしまおう。ボディへのパンチが怖いが、いま私は腹筋を鍛えているので大丈夫だろう。

 

 

昨日の土曜日、予期しない人が国立にきた。

神奈川県相模原から、ジジイがわざわざ来てくれたのだ。

ジジイに関しては、ジジイとセンセーに書いた。

愛すべきジジイだ。

ジジイが暮らす相模原の老人ホームは、先日の台風での被害は、ごくわずかだったようだ。

でも、大変だったね、ジジイ。

 

駅前のサイゼリアで会った。隣りにはジジイの息子がいた。45から51歳に見える息子は、立ち上がって、私に頭を下げた。

「武蔵野にいたころは親父がお世話になりました」

待ってください。私は、あなたのお父さんのお世話をしたことは1ミクロンもありません。

むしろ私の方がお世話になっています。お父さんのお宅に伺うたびに美味しいコーヒーを淹れてくれましたから。

こういう無味乾燥の会話は、私が一番苦手なものなので、私はすぐに係の人を呼んで、ピザと生ビールを頼んだ。

ジジイと息子さんはドリンクバーだけだった。

ここに来るまでの車の中で、サンドウィッチを食べたという。

セブンイレブンかなローソンかな、ファミリーマートかな。

私はセブンイレブンのレタスサンドが好きだな。一度しか食ったことないけど。だって、高いんだもん。

 

ジジイは元気そうだった。

少し、太ったかもしれない。血色が良かった。

「センセー、毎日が楽しくて仕方ないよ」

今年80になる人生の大先輩に対して、ジジイと呼ぶのは尊敬に欠けるという意見はあるかもしれない。

だけど、尊敬しているから「ジジイ」と呼んでるんだよね。

嫌いな人を「ジジイ」なんて呼ばないもんね。

嫌いな人は「クソジジイ」ですよ。このクソジジイ、クソババアが!

ジジイは気配りの人だ。たった一度しか言ったことのないはずの私のヨメや息子、娘の誕生日を覚えていてくれて、毎年誕生日プレゼントをくれたのだ。

だが、私の誕生日は、意地でも教えなかった。

だって、面倒くさいんだもん。プレゼントのやり取りって、面倒くさくないですかね。俺は面倒くさいですよ。

友だちごっこなんかしたくないもんね。

そんな、ひねくれ者の俺なのさ。

 

しかし、ジジイが突然私の前に、紙袋をおきました。

はあ! なに、これ?

「センセー、誕生日が近かったよな。これ、受け取ってくれよ」

中を開けると、暖かそうな手袋とマフラーが入っていた。

「センセーって、すごい寒がりだったよな」

筋肉質な人は寒さに強いという。筋肉が絶えず燃焼しているからだそうだ。しかし、私は年のわりに年のわりに筋肉質筋肉質なのに、寒がりだ。

筋肉が、腐っているのだ老化ろうか。

手袋はわからないが、マフラーは、ブランドに疎い私でも知っているメーカーのものだった。

もちろん、ありがたく頂戴します。

でも、何で俺の誕生日が近いって知ってたの? 俺、ジジイに一度も言ったことないよね。

そう言うと、ジジイが鋭いことを言った。

「センセーは、2年前に、ヨハネ23世と椎名林檎が誕生日が一緒だって言ったことがあるんだよな。だから、ネットで調べたのさ。それで、わかったんだよ。センセーの誕生日が」

 

あんらまー!

 

そんなところで、わかっちまうのね。

ましゃかね、ましゃかね。

驚きですね。

 

ジジイが言った。

「だって、『ともだち』の誕生日は、知っておかなくちゃダメでしょ」

 

ジジイ、俺を泣かせる気だな。

 

 

そんな話を書いていたら、ススキダから、朝早くLINEが来た。

 

SOSのLINEだ。

この続きは、面白かったら、次回に書こうと思う。

 

 
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2 コメント

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Unknown (sykimi)
2019-11-24 14:48:24
マツさん、Yanulkです。
さやかのブログを読んでくれていることを知っています。
2つ前の記事のコメントを読んでほしい。
Unknown (aiko)
2019-11-25 21:53:03
誕生日おめれとー!

しいなりんごってぐぐってみた

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