国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

35. なりふり構わず

2021-05-24 | 運転免許
少し話を戻します。いくら正体不明の相手とはいえ、Lindaが見たこともないと言っているものをそのままにしておく訳にはいきません。それで「魔の59番」は言うに及ばず、同等の難問が当たってしまった場合は合格できる可能性が極めて低くなるでしょうから。私は「これ以上どういう勉強をしたら?」とまさに五里霧中の気分でしたが、腹を括って最後の手段に出ることにしました。こうなったら何でもかんでも片っ端から英訳して解かせよう。

先に他ブログの事例を引いて「問題集を買って与えるだけでは不十分」などと以前書いた私ですが、たしか3連敗を喫した週末にブックオフで半額の中古本を見かけた時は思わず手を伸ばして立ち読みしました。けれど迷った末にスルー。それは訳が面倒だからではなく、既に書いた通りLindaの負担が大きくなってしまうのを懸念したからです。が、もはやそんなことを言ってる場合じゃないと覚悟を決めました。

とりあえずスペイン語版学科教本に載っていた本免用の問題集(日本語対訳付き5種)に取り組んでもらうことに。そうしたら最初の95問だけで彼女が「あ、これ見たことがある」と言ったのが3問ありました。私は「時間が勿体ないのでこれはいいよ」と言って解答させないようにしていたので「悪いことをしたなあ」と思いました。その中にこれと同じ問題が↓

こういうのは感覚的というか直観で「○」と答えておけばOKなのですが、Lindaは「雨の日に窓を開けたら濡れるに決まってる。なんて馬鹿げた問題!」と考えて「×」にマークしていたとのこと。怖いですね、「こんなの普通わかるだろ」という思い込みは。(もちろん直後に学科教本から当該箇所を示して納得させました。なお他にも「運転者はカーラジオで交通情報などを得ておくと、今後の交通状況などが予測でき、緊急のときに役に立つ」に「ラジオを聴くと気が散って危ないから×」と解答するなど同種の誤りが後日いくつか判明しました。)

そこで模擬問題1〜5の全てについて彼女が知らなかった問題に印を付け、その英訳を私が手がけることになりました。この問題集は日本語から西語に訳したと思われるので、原文の冒頭を検索ウィンドウに入れるだけで全文の掲載されたページがヒットすれば楽ができましたが、そうでない場合は全て手作業で打ち込むしかありません。どちらにしても、その後コピペでGoogle翻訳に持って行き、英語のチェックをして(変なところを修正するとともに可能な限りMUSASIの表現に合わせて)からLindaに渡しました。その数は3桁に上り、タップリ丸1日かかりました。加えてそれまでほとんど手を付けずにいた民間学習サイトの日本語問題についても、「悪条件化での運転」「自動車の保守管理」「二輪車の特性と乗車姿勢と走行の仕方」など彼女が苦手としていた一部項目に限ってですが、同じことをやりました。その結果、自作問題集の冊子が堆く(「うずたかく」はこの字だったとは)積み上がることに。

勉強の範囲を拡大することで取りこぼしのリスクも増えるのは承知の上でした。そういえば野球でも「名手」と呼ばれる選手は内外野を問わず守備範囲が広く、並の選手なら諦めるような打球にも手が届くため、却ってエラーが増えて守備率が下がると何かで読んだことがあります。(少し前に「球辞苑」でも採り上げていました。)つまりこれは「諸刃の剣」なのですが、Lindaにとって鬼門となる可能性を一つ一つ滅ぼしていくプロセスなので「鬼滅の刃」ともいえましょうか。(←無理矢理ブームに乗っかろうとすんなよ。)

また例のイラスト問題もあちこち捜し回り、そっくりそのままではないと思いましたが、これを見つけました。危険予測ゆえ「追い越しをする」は大抵NGなのですが、この場合は「安全確認をしてから」という前提ゆえ「○」が正解でした。もちろん実際の試験での詳しい状況説明が分からない以上、本当にそれで合ってるという保証もない訳ですが・・・・もしこれで2点加算できるとすれば、先述の3問と合わせて5点の上積みが可能。最悪のケースとして3回続けて59番が出されたとしても90点は取れる計算です。ということで、トンネルの先に希望の光が見えてきました。(←これを思い出して書きました。)そして・・・・・・

語学でも習い事でもスポーツでも、そして勉強でもブレイクスルーというか、臨界点を超えるというか、何であれ続けていると学習効果が目に見えてくる時期が訪れるようですね。この頃のLindaがそうでした。MUSASIの模擬試験や練習問題では1問か2問しか間違えなくなったし、ネットから集めた問題集でも取りこぼしが非常に少なくなりました。それは何といっても英語の読みの精度が上がったからだと思います。これなら初めて目にする問題にも対処できるはず。試験前日に100点を2度続けて取ったので私も「今度こそは大丈夫だろう」と思えてきました。もちろん油断は禁物ですが。(ちなみに下は頼まれてExcelで作った練習用のマークシート。裏紙に何十枚と印刷しました。)
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めっ!

2021-05-23 | 日記

楽天市場で買いました。食べ頃を待っています。(2個は冷蔵庫に。)外皮にキズやスレ、ネットの乱れなどがある「訳あり」品です。それはともかく、さっき読んだこの記事ですが実に嘆かわしいですねぇ。
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34. 糞問題

2021-05-23 | 運転免許
早速ですが、下の問題の解答を考えてみて下さい。

「夜間走行中は、注意して運転しなければならない。」

正解が「×」と聞いて「は?」とならない人はいないでしょう。この引っかけ問題を知っている人は別として。中川家(兄弟漫才コンビ)の教習所ネタ(秀逸)に出てきます。教官役の礼二(弟)がこの問題を出し、生徒役の剛(兄)が「○」と答えたら即座に「×」で、その理由は「昼間も注意して運転しなければならないから」というもの。(さらに礼二は「車の窓から空き缶を投げ捨ててはいけない」にも「×、空き缶以外も投げ捨ててはいけないから」と悪乗りします。)漫才なのでもちろん笑って見てれば済む話ですが・・・・・

ところが驚いたことに、これを実際に出していた都道府県があったそうな。(まさか今も?)シャレになりませんわ。ここここここなどあちこちで糾弾されていますが、それも当然だと思います。こんなのは受験者を混乱させるだけ。百害あって一利なしです。次にこれはどうでしょう?

画像下の「解説」にある通り「30メートル以内が追い越し禁止」なので、それを知っていれば「×」と答えたくなります。けれども10メートル以内は当然ながら禁止なので「○」も間違いとはいえない。(ちなみに以前触れた「総排気量125cc未満の自動二輪は高速道路を走れない」も125ccピッタリが含まれていないため、どちらでも答えられます。)

またこちらには「踏切とその端から前後5メートル以内の場所では、駐車も停車もしてはならない」について相談が寄せられており、回答者の見解は分かれています。それは「法令を正確に理解しているか?」を問うという意図ならば正解は「×」、「法令の適用としては正しいか?」なら「○」、つまり解釈次第でいずれの答えも成立するからです。

もしこれが大学入試だったら「不適切問題」と見なされるのは間違いありません。その日の内に高校や教育委員会などから抗議が来て(出題委員が誰なのかは秘匿なので)少なくとも学部長レベルの偉いさんがマスコミの前で「この度は申し訳ありませんでした」と頭を下げることになるでしょう。(そうならないよう曖昧なところは事前のチェックで徹底的に潰しているはずですが、それでも時々出ちゃうんですよねぇ。)

けれど秘密主義が徹底しているこの試験でそういった話は寡聞にして聞いたことがないし、その可能性もおそらくゼロに等しい。(少し前、出題ミスで不合格となった受験者を追加合格にして受験料を返すことにしたという記事は見ましたが・・・・捜してみたらこれでした。道路交通法の改正に対応しなかったのが原因であり、ここで槍玉に挙げているものとは全く種類が異なります。)「何ともお気楽な世界ですなぁ。うらやましい。」と嫌味の一つも言いたい気分ですわ。

最後にもう一つ書かせてもらうと、「普通自動車で日本の公道を安全に運転するための十分な知識を備えているかを問う」というのが私の考えるところの運転免許学科試験の主旨なのですが、仮免にしても本免にしても現行の試験はそれを大きく逸脱しているとしか思えません。

後日追記
 5月16日の朝刊に掲載された「在留資格ってなんだろう」という特集記事に元入管(入国管理局→出入国在留管理庁)職員がコメントを寄せていました。以下はその一部です。

まず指摘しなければならない問題は、巨大な権限を持つ入官の「不透明性」です。「国家主権に関わるから」という理由で、入官は外国人に対して収容や仮放免の判断基準を明確にする必要も、処分理由の説明をする必要もないとされてきました。それに対して外国人は不服申し立てをすることができません。

本文や過去記事で私が何度か述べてきた不満と諸悪の根源が共通しているように思われたので引用させてもらいました。組織でも制度でも透明性が確保されていなければ自浄作用だってまともには働かんでしょう。

後日追記2
 毎年ではないですが、職場の会議で採り上げられる「日本留学試験」というのがあります。やはり問題冊子は持ち帰り禁止(非公表)だそうですが(こちら参照)、今後もずーっと「国家主権に関わるから」に類する理由でノラリクラリと逃げ回るつもりでしょうかね? なお主催者のサイトでは「過去問題サンプル」が閲覧できるものの、2010〜17年出題分の一部に限られているようです。にもかかわらず、この記事によれば巷には過去問が出回っている模様。有料ゆえ全部は読めませんが、受験生の「自衛策(自助努力)」の結集(結晶)と思われます。
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惜しい〜

2021-05-22 | 日記
先ほどこれこれと同じ内容の新聞記事を読みました。あの時(5年前)はまさにジャストのタイミングで撮影に成功し、その3ヶ月後には実際に乗車もしたのですが(そして昨年10月木ノ本駅へ寄った時も「また乗りたいね」と言っていたのですが)、結局それが最初で最後となりました。報道によると以前から維持に苦慮していたそうですが、コロナでトドメを刺されてしまった格好。無念です。
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33. 素直に

2021-05-22 | 運転免許
次の受験日は4月16日(金)になりました。この頃から受験者が減りつつあったのか、比較的近い日でも予約できるようになってはいたのですが、その週の木曜まではことごとく私に予定が入っていたので。(ちなみに米原分室に直近の受験可能日を再度問い合わせたところ5月14日と言われて断念。しかも予約できるのは窓口のみで平日の昼間に限られていますからね。ただし、この先も守山で落ち続けるようなら少し日を措いてでも米原受験に戻すべきかもしれない、と考えたりもしました。すっかり自信を失っていたので。)

英語はもう何を勉強させたらいいのかわからず、八方塞りの状態。それでとりあえず練習問題や模擬試験の復習を続けてもらったところ、ちょっと困ったことになっていると気が付きました。

例えばこれをLindaが「×」と答えたのには驚きました。理由は「直進もできるから」で、明らかに考えすぎです。また歩行者用道路の標識に関する「この標識がある道路を通行する場合、車は徐行しなければならない」という問題にも「警察署長の許可も受ける必要があるから」という理由で同じく「×」と誤答。以前なら難しく考えずに正答できていたはずなのに・・・・・知識が増えすぎたことによる弊害、というより不合格が続いたことで疑心暗鬼に陥っているように見受けられました。それで「書いてあることだけ考え(行間を読んだりせず)、素直に答えるように」と何度も念押ししました。

なお、これらが「この標示のある車両通行帯からは、左折しかできない」とか「この標識がある道路を通行する場合、車は徐行さえ(だけ)すればよい」といった限定表現の付いた文章なら、その時はじめて言外のことを考えればいい訳で、その場合の答えは文句なしに「×」となります。

こういうのは「ひっかけ問題」としては比較的分かりやすい方ですが、中には極めて悪質(有害)なものも。続けます。
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32. またも完敗(その3)

2021-05-21 | 運転免許
米原でも守山でも英語問題の番号の十の位は5でした。59が存在するということから単純に考えれば、51〜59まで、あるいは50〜59までの9ないし10種類の問題が用意されていることになります。それらがランダムに選ばれるとすれば、前回と同じものに当たる確率は1/9か1/10。まあ十分に起こり得ることではありますが・・・・・同じ職員から2回続けて(私らには超難問としか思えない)59番が与えられたことをどう解釈するか。以下に列挙してみます。

1.偶然
2.同じ問題ならば復習しているので合格できるだろう(温情)
3.前回の出来からすると今回も合格できるはずがない(嫌がらせ)

もし2だったとしたらお節介(というか、ありがた迷惑)もいいところですねぇ(苦笑)。Lindaは明らかに3を疑っている様子でしたが、それも憶測の域を出るものではありません。(なお、3のバリエーションとして「しばらくの間受験料をふんだくるつもり」とか、さらに暴走して「なるべく数多く受けさせて受験料を稼ぐよう上司から厳命されている」など、いくらでも悪く考えることはできるでしょう。もちろん確証もなしにこんな陰謀論を唱えるのは愚か者のすることですが。)何にせよ、上記のいずれなのかを判断するには材料不足ゆえ、ここは1と考える他なさそうです。

しかしながら、次回も(3回連続で)59番だったらさすがに何か言わなければ気が済まなかったでしょうね。蛇足ですが、n通りの問題があるとしてk回続けて同じものに当たる確率は「nの(k-1)乗分の1」なので、この場合は1/81または1/100になります。それも偶然と笑って済ませられる・・・・・訳がない。

それで私は「滋賀県運転免許センターでは何通りの英語問題を所有しているのか?」「それらの中からどのようにして当日出題する問題を選んでいるのか?」「それら問題の間で難易度に差がないことを確かめているのか? 合格率や平均点のデータがあるならそれも示せ」(注)といった公開質問状を作成し、内容証明郵便で送ったろかと考えたりもしました。(注:解答者の少ない英語問題では有意差検定をするための十分なデータはないかもしれませんが。なお、これらの質問はこの通達文書を読んで思い付いたものです。)憤懣やるかたない思いでしたから。

しかしながら、ネットで調べてみたところ開示請求できるのは前に書いたように得点のみ。それ以上のこととなれば弁護士など法律の専門家の手助けなしには不可能でしょう。ということで、相当な覚悟なしに踏み切れるようなことではないです。ここでも一旦は刀を鞘に収めることにしますが、必ずまた不満をぶちまけることになると思います。
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三島揃い踏み

2021-05-20 | 日記

通勤途中に撮影しました。手前に多景島、奥にてっぺんだけ姿を見せている比良山系という構図が面白いと思ったので。

ついでに(スマホのカメラにパノラマ機能がないため)何枚か撮って繋いでみました。(クリックで拡大します。)腕がないため不自然なこと甚だしく恐縮ですが、琵琶湖三島が一堂に会した写真というのは珍しいのではないかと思います。(←結局自画自賛かい。)
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31. またも完敗(その2)

2021-05-20 | 運転免許
Lindaと別れて待合室に入った私は米原分室に電話して次いつ受けられるか訊いてみました。が、直近でも1ヶ月以上先のゴールデンウィーク明けと聞いては諦めるしかありません。

試験を終えて降りてきたLindaは前回以上に落ち込んだ様子。この日も全く意味の取れない問題が多数あったとのこと。そして例のイラスト問題(材木山積みトラック)にもやっぱり歯が立たなかった模様。それでも先述した通り他ができていれば後は当てずっぽうでも合格できるかもしれないし、ダメだったとしても1点か2点足りないぐらいだろうと思っていたのですが・・・・・

案の定ディスプレイに彼女の受験番号はなし。それは「運が悪かった、しゃーない」と割り切り、今回も点数を聞くため例の職員のいる窓口へ行ったら・・・・・

私たちを一瞥もせずに、そしてぶっきらぼうな口調で告げられたのは、な、な、なんと「85点」。今思えばこれがLindaの免許取得までに私が受けた最大のショックでした。あれだけ英語を鍛えても上積みできたのが僅か1点とは! その時、もしかしたら自分たちも他所のブログで見たのと同じく、あたかもエレベーターのごとく80点台の上り下りをずっと繰り返すことになりはしないかという不安に襲われました。それどころか脱出不可能な底なし沼に片足を踏み入れてしまいズブズブ沈んでいるような状態じゃないか、とも。(ここに書いてました。)5点の溝が途方もなく広いものに思われました。

ここからちょっと毒づくつもりなので次回に(つづく)。
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30. またも完敗(その1)

2021-05-19 | 運転免許
4度目の本免挑戦@守山は4月7日。(2日前の月曜日に受けたかったのですが、受付が終了していました。)水曜日の試験は午前中に行われます。入学式の日でしたが、午後の新入生オリエンテーションに自己紹介のためちょっとだけ顔を出せば良かったので。

Googleマップの到着予想は1時間半〜2時間でしたが、通勤ラッシュに巻き込まれるのは嫌だったので6時前に朝食を摂って直ちに出発。結局スイスイで7時10分に着いてしまいました。しかも8時半受付開始のところを8時と勘違いしていました。そのため車内で最後の復習。

8時に入口が開いたので中に入ったところ、寒いので待合室で待っていたらと勧められたためご厚意に甘えて。そして10分前に印紙の販売窓口が開きました。その時はまだ混雑もなく、新年度(新学期)になったので受験者も少ないのかな、と思いましたが、その後次々と入ってきて前回と同じく満杯に。印紙購入後、申請のため改めて列に並ぶ必要がありましたが、例の職員の顔が見えたのでその隣の窓口にしました。(ラッキーナンバーだったし。)あとは前と同じなので割愛。受験番号は前回から二つ増えて154でした。

ちなみに外国語受験者の試験室には前回も一緒だったアフリカ系の若者がいました。少し雑談。彼は仮免試験を受けに来ていましたが、自動車学校のクリアファイルを手にしていたことから考えるに、通っている教習所では英語問題の提供がなかったからでしょう。(他人事ながら近くならそれでいいんでしょうけど。)

ほぼ9時に試験官2名が入室。うち1名はまたしても(以下略)。そして解答用紙のマークが(問題番号を除いて)済んだ後に渡された問題冊子は・・・・・・

「お願い、それだけはやめて」と祈っていた59番! 思わずLindaと目が合った私は作り笑いをするしかありませんでした。そして「がんばれ」とは言ったものの内心では「ダメだこりゃ」と半ば諦めの気分でした(つづく)。
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29. 全否定は厄介

2021-05-18 | 運転免許


上はいずれも「駐車も停車も許可されていない(禁止されている)」の意味です。Lindaはこのような "Either A or B"(+否定文)と "Neither A nor B"(+肯定文)に苦労してきたのですが、猛勉強で何とか克服。ところが・・・・・先の試験で見た "parking or stopping is not allowed" がどういうことなのか解らなかったと言われました。確かに直訳すると「駐車または停車は許可されていない」となり私にも違和感があります。

(これが上のように "~ is prohibited" と肯定で終わる文章なら英語の "parking and stopping" とスペイン語の "estacionar y detenerse" がきちんと対応し、難しいところ全くはありません。)

しかしながら、この通り "~ is not allowed" の場合は "or" で結んでもちゃんと駐停車禁止の意味になっているのです。(右の西語訳には「どちらでもない」という意味の "ni " が使われ、先の "Either" や "Neither" で始まる文章と同じになります。)これは私も意外でしたので、以下に調べて明らかとなった理由を説明します。

"A or B" の前に "not" を置くと「AとBのいずれか、または両方」(高校数学で習った集合だと「A∪B」)をまるごと否定すること、つまり「AとBのいずれも該当しない状態」で要は全否定ということです。一方、"not A and B" はあくまで「A∩B」(AかつB)を否定するだけなので、「Aのみ該当」と「Bのみ該当」は除外されず部分否定になります。日本語の感覚とは逆っぽいですね。あーややこし。(こちらを読めばスッキリするかも。)

何にしても試験問題で(「駐車禁止」や「追い越し禁止」というのはあっても)「駐車または停車」あるいは「追い越しまたは追い抜き」のどちらであるかを特定せずに一方のみを禁止するということは絶対あり得ないので、 "○○ or △△ is not ~" というフレーズを見たら両方とも禁止のことと解釈するよう口を酸っぱくして言っておきました。

英語でだいぶ道草を食ってしまいましたね(苦笑)。ここらで試験の話に戻します。早いもので次がもう第30話ですか。

後日追記
 本文中に貼ったリンク(英語の先生が作成)を読んでいて思い出したことがあります。Lindaはこれの2と3に関する問題をよく間違えていました。昼間と夜間、一般道路と高速道路でルールが違うため十分ややこしいのですが・・・・


上を読んで彼女は「こんなに多くは必要ないから×」と答えていました。(正解は○です。)どうやら "triangle reflector"(停止表示器材)に加えて "hazard flasher"(非常点滅表示灯)、さらに "parking light"(駐車灯)または "taillight"(尾灯)のどちらか、つまり計3種と解釈したようでした。

英語で "A, B, C ......, and Z" とあったらそれは「A〜Zの全部」、 "A, B, C ......, or Z" なら「A〜Zまでのいずれか一つ」という意味です(そして "and" や "or" は「次で終わりだよ」という予告)。けれどもLindaによるとスペイン語はそうではないとのことでした。Google翻訳はそう訳しますけどね。スペイン語ではほとんど書きものをしないので本当のところは判りません。
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