国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

いきさつ4(最初の手紙)

2015-10-26 | 結婚@NYまで
何にしても匙は、いや賽は投げられました。(意味が逆になってしまう。)2014年3月30日にK君と再会し、やはり別れ際にLindaから託された手紙を受け取りました。

(この日付はスケジュール帳に残っているので間違いありません。なお、私の記憶では「準備はできている」云々の翌年に手紙をもらったことになっているので、そう言ったのは2013年3月ということになります。前述の「心境の変化」をもたらすような出来事が同年の2月に起こっているので辻褄は合う。ところが前にも書いた通り、その年は月末までナミビアに行っていたので、それはあり得ない。2年も経っていたというのは考えにくいし、K君と2013年の違う時期に会っていたという記憶も記録も残っていない。困りました。→追記:改めてジックリ考えてみましたが、手紙を受け取るまで自分が言ったことを完全に忘れていたので、やはり2年前のことだったのかもしれません。)


上はその一部です。(全部貼ったところでどうせ誰も読めないだろうとは思いましたが。)パッと見て「丸文字みたいだな」と思いました(失礼)。それはともかく私には非常に読みづらいものでした。ほとんど大文字で書かれていましたから。

(大文字は小文字と比べると字の大きさの変異が少ない、つまりメリハリがないため何文字も続くと頭が痛くなってきます。ついでながら、インターネット黎明期はメールのやり取りに“ñ”やアクセント記号付き母音が使えず、代わりに "n˜" や "e´" などとアルファベットに続けて「~」や「´」を打つといった手法が一部で使われていたようですが、他に大文字だけを使って書くという方法もありました。メールに限らず大文字については各種記号を省略しても良いという不文律があったからだそうです。それを思い出しました。)

それでも文字は何とか判読できましたが問題は中身。語彙不足のため電子辞書と首っ引きで解読を試みましたが、わからないものはわからない。それでも自己紹介や家族構成が中心だったので半分ぐらいは何とか理解できました。(ただし、その後のメールでは7年前に他界されたお母さんに続いてお父さんも亡くされていたと誤読し、今年の夏にスカイプで挨拶する直前までずっとそう思い込んでいました。我ながらひどい。)そして、文面から書き手の謙虚な人柄が伝わってきたので私は返事を書く気になりました。で、私が最初に送ったメールはといえば・・・・(長いので次回にします。)

ところでLindaは最初なかなか手紙を書く気になれなかったそうです。その理由は彼女の生まれ育ったボリビアでは女性の方から男性にアプローチをかけるのは非常に「はしたない」「慎みがない」とされているから、というのものでした。しかし、従姉妹のAさんに何度も促されて筆を取ったのだとか。この話を聞いて「それほどの勇気を振り絞って書いてくれたのなら向こうが送ってくる限りは返事を出そう」と心に決めたのでした。
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2 Comments

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Iは小文字? (Koji Kato)
2015-10-26 14:23:19
Iを小文字で書くのはあちらではよくあるんでしょうかね。(確かに大文字のIを書くのは少し面倒。)
しかし手紙を受け取るまでに随分待つことになったんですね。泉さんの方からアプローチするという道はなかったんでしょ~か。
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そっちから (Yasuhiro)
2015-10-27 06:48:30
彼から聞いたことも自分で言ったこともサッサと忘れてしまいましたので、当時の私にその選択肢はありませんでした。

ところで、以前書いた職場同僚からの見合い話への返事にこんなことを書いていたのを思い出しました。

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まあ私は超が付くほどの出不精ですからね。ミュンヘンから一歩も出ようとしなかったという指揮者クナッパーツブッシュの心境ですわ。

そんなに会いたきゃそっちから来い。
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以下補足ですが、そのドイツ人指揮者は他の都市に住んでいる人達から「たまにはあなたの演奏を聴かせて下さい」と懇願される度にこう言い放っていたということです。

「そんなに聴きたきゃそっちから聴きに来い!」

なお相手も私と同じクラシック愛好家で話が通じるのを知っていたからこそ、このエピソードを借用しました(念のため)。
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