国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

苦境6(KO寸前)

2015-11-30 | 結婚@NYまで
9月8日の正午前、Lindaがメッセージを送ってきました。

Hola Cariño, por favor me llamas cuando llegues a casa. A las 7 pm

「家に着いたら呼んで。午後7時に」ということですが、彼女の方からそう言ってくるのは珍しいので何かあったのかと思って昼食後に呼び出してみました。

上はその通話の直前に彼女が送って来た画像ファイルです。(なお、これと同じ文言がどこかの役所のサイトにも出ているはずと思い検索したのですが、どうしても見つかりません。なぜでしょう?)

どうやら婚姻(civil)の要件一覧のようですが、ボリビア人が三つだけなのに対して外国人は七つ。最初は「何でこんなに多いんだ?」と思っただけですが、Lindaの説明を聞いて真っ青になりました。問題は最後の7です。

7. Presentarse 10 días antes del matrimonio para firmar legajo matrimonial
(結婚に関する書類一式にサインするため式の10日前までに出頭すること)


つまりサインしてから10日経たないと結婚できないということです。こんな恐ろしいルールがあったとは!!!(この書類を見せられるまでLindaも知らなかったようです。)そうなると1月2日に式を行うには12月23日までに現地入り(22日に日本を出発)するしかありません。いくら何でもこれは無理というものです。Lindaに「前か後に滞在を延ばすことはできないの?」と訊かれましたが、成人の日の帰国が私としてはギリギリの線。翌日からゼミやら会議やらが入っていますし、出張のため既に1度休講にした講義にさらに穴を開けてしまうともう補講の時間が取れない。さらに週末には絶対抜けられない業務も。

出発を数日早めて&式を数日少し後にずらして10日間を確保するのも理論的には可能とはいえ、はたして年末のピーク時期に航空券が取れるかどうか、取れたとしてもメチャ高なのは目に見えているしキャンセル料も・・・・と考えたら気が重く、「ちょっと難しいね」と答えるしかありませんでした。その次といっても3月はナミビア出張が3週間入るためダメとなれば8~9月の夏季休業期間しかありませんが、それも定期的な調査があると厳しい。(その時「自分は婚約してるけど当分は結婚できないのかもしれないな」と思ったことは既に書きました。)

こうなると相撲で適当な喩えを見い出すことはもはや不可能。山中慎介(滋賀県出身)の必殺パンチ「神の左」をまともに喰らってダウン、としておきましょうか。

ちなみに(以下余談)ボリビア人同士が結婚する場合はこんな面倒なことはありません。ここなどWeb上のあちこちに要件が明記されています。結婚可能年齢が男性16歳、女性14歳であることに少し驚きましたが、例外規定があって裁判所の認可を受ければそれ未満でもOKとのこと。シンジラレナーイ!
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