国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

裏話

2017-12-29 | 帰省(2017〜18)
私の入国審査はちょっと揉めました。係員にビザを持っているかと尋ねられましたが、日本は免除国(観光目的で90日間以内なら不要)なのでその必要なしと考えて取得していませんでした(2年前と同様)。実は入国カードに目的を記入する際に少し迷ったのです。観光なら滞在する予定のホテルの名前と住所が書かれていないと不自然。しかしながら実際に滞在するのはLindaの実家で、その住所を書いて不審に思われても拙い。ということで、観光とその他(妻の家族を訪問)の2ヶ所にチェックを入れていました。

係員は書類と私の顔を代わる代わる見ていましたが、素直に通してくれる気配はありません。そのうちに先に審査を済ませたLindaがやって来て「この人は本当に私の夫だから」と言いましたが、「ではそれを証明するものはあるか?」と言い返されて憮然。(彼女が所持していたのは在留カードだけでした。このような事態は想定していませんでしたから、ニューヨークでもらった婚姻証明書を持って来ているはずもありません。)ちょっと険悪な雰囲気になりそうだったので、彼女をなだめて「大丈夫だから先に行っといて」と送り出しました。役人を怒らせて良いことは一つもありませんから。私自身は「さすがにここまで来て帰れとは言わないだろう」と冷静&楽観的でした。(2009年11月から140日間ナミビアに滞在した時の大トラブルが頭にありました。90日は無条件に滞在できるはずだからその間に取得すればいいと安易に考えてビザなしで来たのですが、係員からいろいろ詰問された挙げ句に1週間しか滞在許可が下りず本当に焦りました。ナミビア大学の共同研究者に奔走してもらってビザが取れたのは在留期限が切れる前日でした。とくに根拠はなかったものの、あんな恐ろしいことにはならないだろうと思っていたのです。)

続いて前回ボリビアに入国した年月日を尋ねられたので正確に答えたところ、今度は画面&パスポートとの睨めっこ。1分ほど沈黙の時間が流れた後、ついに "Bienvenidos a Bolivia"(ボリビアへようこそ)と言って(だたし仏頂面でパスポートを放ってよこしながら)通してくれました。合流した時、Lindaは「どうしてこの国の役人はあんなに傲慢なの?」と半泣きになっていました。これまでいろいろ嫌な目に遭ってきたことへの恨みが噴き出したかのようでした。

今思うに、コチャバンバも国際空港とはいいながらラパスやサンタクルスと比べたら入国してくる外国人は圧倒的に少ないはずなので、このようなケースに慣れていなかったのかもしれません。そういえば前回父と来た時はスッと通れましたが、入国審査はサンタクルスでした。次に来る時も二大都市のどちらかから入る方が無難&賢明でしょうね。
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