国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

杜撰

2023-10-13 | 日記
昨日は帰宅後に予約録画しておいたワイドショー複数を観ました。藤井八冠誕生に対するゲストのコメントを聞きたかったからです。ところが・・・・・

最初に視聴した番組(関西では6チャンネル)に失望。説明しているこちらが情けなくなってくるほどですが、女性ナレーターは一昨日の王座戦第4局の模様を紹介する際に始終「藤井八冠」「永瀬九段」と言っていました。それは終局後に王座位が移動してからのことです。少し考えたら誰だって解るはずなのに・・・・・これら字幕と原稿を作った人間はハッキリ言って大馬鹿者。それに何の疑問も持たなかった責任者とナレーターも同罪です。

(蛇足ながら正しい表記はもちろんこちらです。さすがにNHKはぬかりなし。)

続いて再生したのは10チャンネルの番組。ここは画像のように称号はOK。また、左上の司会者は浅薄な発言に終始しウンザリでしたが(彼は他の番組でも大抵そうなので嫌い)、ここではゲストの高橋茂雄が良かった。普段はお調子者ながら今や「観る将」として第一人者の地位を確立した彼ゆえ、そのコメントはことごとく的を射ており感心させられました。

そして三つ目は4チャンネルのお昼の番組。藤井八冠の師匠、杉本昌隆八段が出演するため録画しました。いい話が聞けてそこは満足できましたし、ここも呼称は正確だったのですが・・・・・・・最後にボロを出しました。それも私に言わせれば言語道断の。

上は永瀬王座が痛恨の失着(大悪手)を指す直前の局面(抜粋)。5四(右から5列目、上から4段目)の位置にいる駒は崩し字で「龍馬」と書かれています。短く「馬」と呼ぶことが多いですが、角が敵陣に入って成ったもので、斜め方向に加えて上下左右にも一マス動くことができます。

ところが、このボードの製作者は何をトチ狂ったのか。(この瞬間、私の評価値はマイナス10万に。)これを見た司会者が「5四の角を5三に成ったんですね」と言いましたが、確かにそうとしか解釈できません。しかしながら、真上には動けない生角(成っていない角)をそう動かしたら即座に反則負けです。(まさか「角成」を「馬」の同義語だと思っているのか?)おそらくは将棋を指したことがない(ルールも知らない)であろう人間にこういうのを作らせたら絶対駄目です。ということで民放制作によるワイドショーのうち2/3が著しく信用を落としました。次からは同時間帯の他局の番組を予約することになります。
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