ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

滝の堰(白滝堰)

2017-01-30 19:12:17 | 千葉県
2017年1月28日 滝の堰(白滝堰)
 
滝の堰は千葉県鴨川市上小原にある灌漑用アースダムで、1937年(昭和12年)に建設され主基第三土地改良区が管理を行っています。
地元では所在地名から上小原堰とも呼ばれているようです。
 
滝の堰のすぐ上に競輪のサテライト鴨川場外車券売り場があり国道410号や県道34号線のサテライト鴨川の標識に従えば滝の堰に到着します。
貯水池の奥に見えるのがサテライト鴨川
右岸に水路がありこれが洪水吐に流れ込みます。
水利権の関係で池をバイパスしているようです。
 
洪水吐
上の写真の水路がここに繋がっています。
 
房総半島は泥質の凝灰岩で形成され、どのダム湖や溜池も水はかなり濁っているのですが、滝の堰は翡翠のような美しい水で湖底まではっきりと見えます。
 
総貯水容量3万1000立米と小さな溜池ですがとにかく水が美しい。
 
洪水吐導流部と下流面。
 
洪水吐。
 
 
上流面。
 
堤体中ほどの池栓。
 
千葉では珍しい水の美しいため池で、湖面の写真ばかりに気を取られ上流からの写真を撮るのを忘れてしまいました。
 
3411 滝の堰(白滝堰)(0822)
ため池コード 122230013
左岸 千葉県鴨川市主基西
右岸     同市上小原
加茂川水系山王沢川
18メートル(ため池データベース 13.4メートル)
104メートル
31千㎥/30千㎥
鴨川市主基土地改良区
1937年