病院を脱走

ベートーヴェンの第4番のピアノ協奏曲の演奏会まで後2週間。
なのに体調を崩し、救急車で運ばれ、なんと絶対安静、しばらく車イスでの移動、とお医者様にいわれてしまいました。
しかし、それでめげてはいけない、と、車イスにのり病院を脱走して車で自宅へ行き、ピアノの前まで“5歩”くらい歩いて2時間練習してまたこっそり車イスで病院のベットへ、という生活をしてしまいました。（皆さん、マネしないでくださいね）でもその“安静生活”のかいあり“自宅静養”を約束に、4日後には退院。
車の後部座席で横になっての移動でなんとかコンサートも無事終了。
こういったせっぱつまった時での演奏では本当にいろいろ感じることも多く、また、「時間」というものは貴重なものだ、とあらためて思いました。