紫の物語的解釈

漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。

【シャーマンキング】の続編を妄想する

2010-05-16 01:07:36 | コミック全般
【シャーマンキング】は、その登場キャラクターの個性の強さから
続編を妄想しやすい作品のひとつである。

本編はずっと、「シャーマンファイトinトーキョー」とハオの1000年の憎しみを
軸に物語が展開していたわけだが、シャーマンファイトも終了し、
ハオも人間への憎しみを和らげた上でシャーマンキングとなったことにより
【シャーマンキング】の本編は終了した。

本編の主人公だった葉とその仲間たちは、自分たちの道を歩み、
次世代のシャーマンたちに物語は託される。

本編最終話で成長した葉たちと、葉の息子の「花(はな)」や
蓮の息子の「黽(メン)」が登場し、さらに最終ガイドブック
【マンタリテ】では、「三代目イタコのアンナ」が登場するなど、
実に続編への妄想がかりたてられるのである。

というわけで、「今回はシャーマンキングの続編があるとしたら」
という目線でアレコレ妄想してみることにする。


  本編後の葉たち

まずは、本編主要キャラクターのその後について以下に簡潔にまとめてみる。
これは公式設定で、妄想ではないのであしからず。

 
シャーマンファイトから一年後くらいにアンナとのあいだに子供をもうける。
(このとき葉は16歳くらいのはずだが。。)
学園卒業後は、息子・花をたまおに託して、アンナと二人で世界中の
紛争地帯を渡り歩き、愛と平和を広めるために活動をする。
紛争地帯の独裁者たちなどからは"大地の交渉人"として名を知られる。

 アンナ
夫である葉とともに世界を巡る。
イタコの巫術で怪我人の治療や、武器無力化を行い、戦場の収束をはかっている。

 
大学在学中のヨーロッパ旅行で、アイアンメイデン・ジャンヌと再会。
そして、学生結婚。
大学卒業後は家電機器メーカーの社長となり、数年で"雷帝グループ"という
大企業グループを作り上げる。ジャンヌとの間に息子・黽をもうける。

 ホロホロ
農業高校を卒業後、北海道で牧場を経営。
世界に広大なフキ畑をつくるという夢のため、緑化にシャーマン能力を
活かす技を研究している。
経済的に厳しい状況にあり、牧場で売り出そうとしている
「生マリモ(青汁味)」というキャンディーで一発逆転を狙っている。
(後、これが大不発に終わり、牧場は倒産する)

 リゼルグ
飛び級を重ね、19歳でオックスフォード大を卒業後、警察官となる。
シャーマン能力と、X-LAWS時代に叩き込まれた戦闘能力を使った捜査で
指名手配犯を次々と検挙する。
のち、イギリス情報局秘密情報部へスカウトされる。

 チョコラブ
アメリカ砂漠地域の州立刑務所に服役中。
優良受刑者として同刑務所の受刑者のための更正プログラムなどに参加し、
犯罪者の更正に一役買っている。
また、密かにシャーマン能力を知る大統領やFBIの要請を受け、
アメリカ中の重犯罪者やシャーマンの犯罪者の逮捕に協力している。


本編の主要キャラは、以上のような道を歩んでおり、
物語的には「後日談」のような安定期に入っている。
もちろん、その後日談のなかにもストーリーは生まれるだろうが、
やはり少年漫画としては、次の世代の「少年少女たち」にスポットを
当てるべきであろう。
というわけで、以下より次世代シャーマンたちをとりあげる。

  次世代シャーマンその1

 玉村たまお

シャーマンファイトには不参加。
本編中は、ただおろおろしてるだけのキャラだったが、


(注:本編時のたまお)

本編終了後、高校デビューを果たした模様。
地元の不良をまとめあげ、3年で西東京を制覇する。
シャーマンとしての成長も目覚しく、サティと葉賢の修行を受けて
神クラスのシャーマンへと成長した。
しかし、花からは怖がられている。。

 麻倉・ミュンツァー・ルドセブ

わずか8歳でシャーマンファイトに参戦していた少年。
大会後、麻倉幹久・茎子の養子となり、日本に帰化した。
退魔師として麻倉の術を修行する。
持ち霊は麻倉幹久。(何故幹久が死んだのかは不明。。)
花からは「ルドセブにいちゃん」と慕われている。

 麻倉・ミュンツァー・セイラーム

ルドセブと共に6歳の身ながらシャーマンファイトに参加していた。
本編時は心を閉ざしていたが、その後すっかり明るくなった模様。
ふんばり温泉で働いている花組(カンナ、マチルダ、マリオン)から
魔女の術を教えてもらっている。
持ち霊は、幹久から譲り受けたイマリとシガラキ。
退魔師の兄とともに麻倉の占星術師として名を馳せる。


以上の3人が次世代シャーマン第一号となるだろう。
3人とも、本編中はシャーマンとしては目立った活躍をしていなかったので
彼女たちが縦横無尽に活躍するシャーマンキングは、かなり読んでみたい。

とくに、たまお。
本編中のおろおろキャラとは180度変わった病みキャラに仕上がってるので
ぜひとも、高校デビューして西東京を制覇する話や、
神クラスの力を身につけるエピソードなども漫画化してほしいものだ。

また、ルドセブとセイラームを退魔師・占星術師として主人公にした漫画も
良さそう。
毎回、日本や西洋の妖怪をテーマにした、【地獄先生ぬーべー】みたいな
作品になるのも面白そうである。


  次世代シャーマンその2

次世代シャーマン第一号たちが活躍してからさらに数年が経ち、
第二号の少年少女が登場する。

 麻倉花

13歳となった花。
かつての父の持ち霊であった阿弥陀丸を持ち霊とし、シャーマンとしての
能力も十分。だが、その能力を活かす場がなく、鬱屈した日々を送る。

 道黽

7歳となった黽。
父の持ち霊・馬孫と、母の持ち霊・シャマシュを同時に持ち霊とする。
道家伝統の帝王学により、最強のワガママ小学生が誕生した。

 三代目イタコのアンナ

パッチ族・シルバ(1500年度S.Fに参加したハオの血を引いている)の娘にして
ロス在住・初代イタコのアンナの弟子。
シャーマンキングの血、パッチの技術、イタコの巫術を併せ持つ
次世代最強を誇る少女。15歳。


以上、次世代第二号の3人。
3人それぞれが、2000年度シャーマンファイトで活躍した人物の血を引いている
という点が最大のポイントか。
これはもう、バトルものとして新たな敵を出して戦わせる、という展開より
らんま1/2のような、ドタバタバトルコメディにした方が物語として
成立しそうな感じである。
この3人に、次世代一号たちが加わって、話の展開に味つけするとか。
葉や蓮など、親世代の話もたまには挿入するのもいいかもしれない。

武井先生は、「需要があれば続編描くかも」とおっしゃっていたので、
これはもう期待するしか!!

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