何人たりとも!…どうぞ、どうぞ。

2006-10-31 22:00:40 | スポーツ/観戦


今回私がやってきたのは





「新東京サーキット」










所在地は千葉県市原市のはずです…。





その昔、あの「アイルトン・タカ」が活躍していたサーキットです。








今日は同じ職場の方3人と取引先の方3人の計6人でカートを2台借りて
サーキットを走らせてもらうという企画。




で、まず驚いたのはエンジン音の凄まじさ。



何の知識も無い僕は遊園地で乗るような「ゴーカート」の延長ぐらいに
しか考えていなかったんで。



しかも間近で見るとスピードもかなりのもの。



あ、あの、これ何キロ出てます?



こんなのほんとに初心者が乗って良いんでしょうか(-_-;)?



もうすでに結構ひきまくり(-_-;)。






まあ、せっかく来たのに乗らないってのもなんだから用意されたレンタルの
ツナギに着替えてマシンに乗り込みます。




※これは私ではありません



シートが狭い!!!プラスチック製のシートが体に食い込む、食い込む。
車高は5センチ無いくらい。ほとんど地べたに座るカンジ。


スターターは付いてないので押しがけかエンジンのシャフト(?)
を電気ドリルみたいな機械で直接回してエンジン始動。


アクセルが右足で、ブレーキが左足。
これだけ教わってコースに出される。






こ、こえーーーーー!!!!!






アクセルがまともに踏めん。
地面がものすごく近いので体感速度が半端じゃない。
加速のGで首ごとのけ反る!
実際このマシン、初心者のレンタル用ではなく、プロのショップが
貸し出しているかなり強力なもの。ホームストレートべた踏みで100
キロ近く出るそうです。

この感覚。

まさにジェットコースターにそっくり。
ジェットコースターは体を固定してくれるバーがあるけど、カートに
そんの物はありません。
あの急激に曲がった時のレールから外れてしまうんじゃないかという
恐怖感。そのまんま。しかもこっちはバンクによる傾斜がゼロ。
まんまハンドル切るとものすごい横Gでわき腹にシートが食い込む。
体ごと真横に吹っ飛ばされる。


本能的に危険を感じて、内側に重心をかけようとすると、
とたんにリアタイヤがグリップを失いスピン。
これ、バイクやスキーとはまったく正反対の重心移動が必要なんです!
曲がる方向と反対側に体重を乗せるとなんとかグリップして曲がれる。
でもなかなか恐怖心が邪魔してそれが出来ない。
必死に逆ハン当てたものの、たこ踊り状態のまま次のコーナーが襲ってくる。

恐怖のあまり足が動かないのか、アクセルを戻し切れていないまま
フルブレーキ。凄まじいエンジン音。

バックミラーなんて無いからすぐ後ろに他のマシンがいても全然
わからない。半回転スピンしてスレスレを後続車がパスして行く。

5週足らずでピットイン。

・・・・・。

ヤバイよ、これ。
いつ死んでもおかしくない…。

わき腹にスポンジ入れてるだけのツナギ。
肩やひじにプロテクターが入っているわけでもない。
こんなペラペラな装備でほんとにやっていいもんなの?


申し込むにあたって書かされた誓約書の内容が頭の中を駆け巡る。



私は本サーキットでの走行を、自ら危険な行為と認知してます

それがたとえ過失を含んだ事故だとしても、サーキット及び関係者を
訴えることはいたしません。





確かこんな内容だったような。




シャレんならんぞ。マジで。




その後も何回かコースに出るものの、状況を把握すればするほど
恐怖は増すばかり。
挙句の果てにヘアピンカーブで減速スピン。コースアウトしたばかりか
後方に走っていたマシンにおもいっきりぶつけられ完全に戦意喪失。
背骨に鈍い痛みが走る。マシンはエンジンストップ。














あかん、やすし君





ぼく全く向いてないし、センスも無いわ。











思わずニセ関西弁が口をつく。














午前中一杯で、すでにFAでましたね。
モータースポーツの世界がこんなに怖いものだとは思いませんでした。
全く楽しく無いとは言えませんがね…。

F1ドライバーが生命保険に入れないのも納得。

尋常じゃないね、レースやってる人達は…。
ここに来る時、いい気になってスピード出してた自分に激しく自己嫌悪。



結局午後も2回程コースに出るもののタイムは軒並み遅くなるばかり。
もう心が折れてます。

ただピットにいるだけでも周りでエンジンがひっきりなしに回っている
ので、排気ガス中毒になりそう。

4:30にようやくフリー走行会が終了した頃はもう心も体もぐったり。
「また今度」って誘われましたが、




思いっきり言葉を濁してしまいました(-_-;)。







これにてサーキットを後に。










夕食は再び職場の人と姉崎にある「天一」というラーメン屋さんで。





ケータイで調べてたまたま出てきたところに行ったのですが割りと当たり
のラーメン屋さんでした。(ちょっとしょっぱすぎたかな…。)


解散してからの帰り道は下道だけで。

スカブでのんびり「16号」「湾岸道路」「晴海通り」「日比谷通り」を満喫。

いやー♪

疲れていたのがうそのよう。
現金なもんです(笑)。


結局これが、この日一番楽しんだひと時でした。




やれやれ…(-_-;)






最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なつかし~ (roadrace)
2006-11-08 02:01:57
アイルトン・タカ。懐かしい響きです。
あの奇跡のセナの出演、そしてタカアキとの絡みは最高でしたね(^^)。あれは私もビデオに撮っていて、どこかに眠っています。タカアキはその後、セナのヘルメットをプレゼントされているんですよね~。

それにしても千葉って「東京」と冠がついた施設が多すぎます。市原まで来て「東京」はちょっと無理がありますよね。住んでるから言うんじゃないんですが、「千葉」って名前をもっと大事にして欲しいです(^^)。

私もカートは乗ったことがあります。岡山のTIサーキットに体験カートみたいなものがあって、仮設コースを走らせてくれるんですよ。カート自体も初心者用のものみたいですごく楽しかったです。ミチロウさんが乗った奴は・・・、これたぶんシャレになってませんよ。せっかくのモータースポーツに触れ親しむ機会だったのに、ちょっとハードルが高かったようで、残念です。楽しく感じなければそれは苦痛以外のなにものでもないですもんね・・・。

今度はもうちょっと初心者でも普通に乗れる奴にしてみてください。きっと印象が変わると思います。ツルツル滑る路面で走るスリックカートも楽しいですよ(^^)。
管理人 (ミチロウ)
2006-11-08 10:34:46
>roadraceさん


>「千葉」って名前をもっと大事にして

↓一部で「物議」をかもしている記事
http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/b_kouhou/logo/logo061102.html

千葉県民としてはどうですか(笑)?

「彩の国 さいたま」もどうかと思いますが…(-_-;)

コメントを投稿