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日々発見

日々新しい事に挑戦して・・・

不思議な言葉

2016-08-14 00:22:00 | Weblog

 


数日前、夫が昔の同僚達と飲み会に出かけ、
その時の話をしてくれた。

T氏が接客をしてくれた男性に「今日のお勧めは何?」と聞いた。
「これは〇〇というやつで、こちらは✖✖というやつで・・・」

すかさず、T氏は「これはヤツじゃないよね。」
その男性はキョトンとしているので、もう一度同じ言葉を言うと
「ああ、そうですね・・・。」と理解した様子だったという。

次に「君はアルバイトのようだけれど、学生さん?」と聞くと
「▢▢大学になります。」

また、すかさずT氏が「大学にはならないでしょう。」と言うと、
「いえ、▢▢大学になります。」
何度か繰り返しても、
全くこちらの言っていることが理解出来ない様子だったらしい。

私達の時代なら「▢▢大学です。」
▢大学に通っています。」と言ったものだ。

テレビのコマーシャルでも「私の母になりますが・・・」と
(キミエホワイト)の社長さんは言われるが、
「私の母のことですが・・・」ではないだろうか。

もう5年ほど昔のこと、まだ新人の車のセールスマンが、
「・・・やらさしてもらいます。」と連呼するので、
「やるは、餌をやる、水をやる、自分が上の立場で何かをする、
という時に使う言葉だから、
お客様には、・・・・をさせていただきます、
という方がいいかもしれませんね。」と言ったことがあった。

会社を代表して客先に向かうのだから、恥をかかないようにと
親心から発した言葉だった。

その彼が2か月ほど前にまたやって来た。
「頑張らさしていただきます。」に変わっていた。

せめて、「がんばらせていただきます。」でしょう、
と思ったが、実際には、頑張るは当て字で、
我意を張り通すという意味があり、
元々はあまり良い言葉ではないと聞いたことがある。

では、何と言うのだろう。
「精一杯努力いたします。」が正しいのだろうか。

言葉は時代によってどんどん変化しているから、
それで良いのだ、という人もいるが、
レジで「10,000円からお預かりいたします。」
宅配業者が電話を掛けてきて「△さんのお宅でよろしかったですか。」
レストランで「御注文はこれこれでよろしかったでしょうか。」
「こちらコーヒーになります。」
いつも違和感があるのは私だけだろうか・・・


他にも挙げればきりがないが、
家庭や学校の教育の中で
本来の意味を教えることは出来ないだろうか。

さぁ、今からリオ・オリンピックのテニスの中継が始まる。
昨日、錦織さんがフランスのモンフィース戦で辛勝した時、
私は感激でしばらく泣いていた。
今日はイギリスのマレーとの対戦、準決勝。
頑張って応援しなくちゃ!
精一杯努力して応援しなくちゃ!



コメント (6)
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