白黒ブログ~続カウンターの内側から~

カウンターの内側目線&店の外のマスターの顔

サニー

2018-09-08 00:00:40 | Weblog


何人かこの映画を見てきて
それぞれの感想を聞いていたら
これは自分の目で見ないとダメだなと思い
今日行ってきた。

オリジナルの韓国版は
自分にとってはドンピシャな世代で
最初飛行機の中で何の前情報もなく見たら
すごくハマってしまい
恥ずかしながら機上で涙を流したのだった。

その後DVDなどでも何度も見た。

民主化運動の激しい時代を背景としたオリジナルと
90年代のコギャル全盛期とは
全く違うのはわかった上で
興味が湧いた。

結果
泣いた。
やっぱりちょっと涙が出てきた。
周りもみんな泣いていた。
それはそういうストーリーだからね。

別モノと思おうとしても
やはり比べながら見てしまうのは仕方ない。
むしろそのアレンジの仕方を見に行ったのだ。

オリジナルでは7人のメンバーが
6人になっていることもそうだけど
いろいろなことを削いで削いで削ぎ落として
スリムにうまーくまとめてるなという感じ。

あのオリジナルをよくこの設定で描ききったなと。

ただメンバーの個性、背景などが
少し薄めだった気もする。
口の悪い小池栄子の子供時代は
日本語にそんな罵倒する言葉が多くないので
仕方ないけど
オリジナルはその「罵倒バトル」がおもしろかったんだけどな。
主人公のおばあさんも同様。

大人になった主人公の現在の家庭の雰囲気とか
最後にまたこの家族で仲良くやっていくんだろうなという
現在、未来のことももう少し描いて欲しかったかな。

高校生のころの描写にそんなにノスタルジーを感じないのは
その世代じゃないし
その頃の日本の音楽もよく知らないし
そもそも90年代ってつい最近、ぐらいに思ってるから
しょうがないね。

この世代の人たちが見たら
郷愁に浸れるのだろうか。

とにかく
よくアレンジされていた。
監督の、オリジナルへの愛なのか。

この世代の女性のお客さんが少なかったな。
あ、平日の昼間だからか。

そしてオリジナルをまだ見ていない人には
是非見てみてほしい。

罵倒の言葉の解説はいくらでもするよww