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TVなどで最近よく話題になるのが、地方自治の「二元代表制」。意味は地方自治体において、その地域に住む住民が首長と議員をそれぞれ直接選挙するシステムのことである。
今、この「二元代表制」が、ネックとなって、首長と議会の抜き差しならぬ対立を呼んでいるのだ。
その一つが、ブログ市長で有名な鹿児島県阿久根市の竹原市長の暴走。
何しろ、議会側の臨時会・招集請求を無視するは、議会に諮ることなく、条例や副市長の選任など、不法な「専決」処分を連発。
とにかく、県知事が勧告しようが、原口総務相が遺憾の意を表そうが、釈迦に説法、とどまるところを知らないようである。
そして今ひとつがマッシーパパのブログでお馴染みの河村たかし市長。こちらも、「名古屋が変われば日本が変わる」と議会との間で仁義なき戦いを繰り広げている。
それも、とうとう、行き着くところまでいったか、今月末、自身の支援団体が議会解散請求(リコール)に向けた署名活動を行うというのである。
その署名活動1ヶ月の間に有権者の2割に当たる約36万5000人の署名が集まれば年明けにも住民投票が実施され、その投票で過半数が解散に同意すれば議会は解散される。
そうなれば、自らの市長選はもとより、地域政党「減税日本」から市議選に候補者を擁立するほか、知事選への候補者擁立など、「トリプル選」も狙えると、「毎日」が河村戦略を説く(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100802-00000041-mai-soci)。
そして今一人、忘れてはならないのが、「大阪都構想」を掲げて、大阪府議会はもとより、大阪市議会をも自身の「大阪維新の会」で制覇しようと狙う橋下大阪府知事の野望。
何しろ、大阪市議補選で連戦連勝。この勢いを駆って、橋下氏が知事を辞職し、来年の大阪市長選に出馬。知事選に側近候補を出し、橋下氏人気をバックに知事選、市長選を同日選で勝利する。2つのポストを抑えて、大阪都構想を一気に前進させる」と「産経」記事は言う(http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100803/lcl1008031232003-n1.htm)。
尤も、迎え撃つ市議も手をこまねいているわけでない。
阿久根市議にしても、是正勧告を求めて、要請文を伊藤県知事に提出したり、
名古屋市議会議長も、「市民が生活に困っているのに市長は雇用確保や産業創出もせず議会批判の場外乱闘ばかりしている。市民不在の実態をあらゆる機会に市民へ訴えていく」と有権者に向けアピール。
勿論、大阪市も橋下氏に乗っ取られては大変と、なんと、市職員の労組トップに市長と執行部の「協同」を掲げる候補が当選。アンチ橋下知事への警戒感が投票行動に現れたとか・・。
ともあれ、議会派も市長派も「二元代表制」の雌雄を決するのに必死。もはや、正義はどちらにあるかを超えた仁義なき戦いを演じているのである。
処で、冷静に考えてみると、この戦い、三者三様の違いが見られるが、共通するのは見かけの大儀が首長側にあること。
つまり、いずれも、お役人、議員天国を誇っているところに、その特権をぶち破る公約を訴えて当選した首長ばっかなのだ。
阿久根市にしても、一説には市の税収20億円に給与と手当てだけで17億3千万円のとんでもない公務員天国。
勿論、名古屋市もロスの人口350万人に議員15人が、名古屋の人口220万人に議員75人。おまけに市議の報酬も年収1600万円といかにも特権階級。
それでも、議員先生から見れば、これまで当然であった権利を、改革を御旗にする狼藉もの(?)が無理難題をぶつけているように見えるのであろう。
換言すれば、地方政治に素人の首長が、自分たち、プロの市議に不法な喧嘩を売っていると被害者意識を持って、抵抗しているのかもしれない。
そして、自分たちの正義がもし、認められないと、国中に波及するのでは・・と、むしろ、自らを十字軍の戦いになぞられて聖戦ぶっているのかも・・。
ともあれ、方法は三者三様であるが、案外この戦いは新しい時代の地方政治の夜明けを象徴しているやも知れず、
結果はどうあれ、マッシーパパには興味津々ではある・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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