マッシーパパの遠吠え

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第2回党首討論、「太郎敗れたり!」力量の違い歴然か!?鳩山由紀夫の攻めに防戦一方の麻生太郎!

2009-06-18 12:57:26 | Weblog

今回は麻生も鳩山も応援団が固唾を呑んで勝敗の行方を見守ったのでないでしょうか。又、前回あれほどすさまじかった野次がほとんど鳴りを潜めたのも、おそらく、解散・総選挙を意識してのことだったのでは・・。

それにしても、麻生ファンは心底ガッカリしたのではなかろうか! 始めから終いまで、完全に代表に飲まれていましたからね。振り付けられたセリフこそ、NGはなかったものの、次のセリフに気が行って、肝心の代表の話を聞いていないのではディベートにならない。

それに、セリフを自分の言葉にしていないから、何を言いたいのかTVの前で見ている国民の心に訴えてこない。

一方、代表は戦略的に攻め方をきっちり構築している。そして、国民目線で言葉を言い換えているから、ストーンと腹に落ちる。又、凄いのは視聴者の心に残るキャッチフレーズを用意していたこと。それは、「コンクリートより人の命が大切である」という言葉。次の総選挙にも使えそう!・・。

ともあれ、巌流島の武蔵でないが、「小次郎敗れたり!」で、対決の冒頭から閣下は一本取られている。本人は気づかなかったようだが、代表は「私は国民の代表の思いで、政府の代表の首相に対して議論を致したいと思います」と、視聴者に「国民目線は鳩山」と「サブリミナル効果」を植えつけていたのだ(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090617mog00m010025000c.html)。

そして、締めくくりに閣下から、舌足らずの「第七艦隊」の話が飛び出し、代表に「なにか突然に安全保障の話を最後に振られて、聞いておられる国民のみなさんもあぜんとされたんじゃないか」といなされたのは完全に国民にマイナスイメージを植え付けてしまった。

いやそれだけでなく、「民主党と自民党の政策の違いは、分かりやすく言えば、コンクリートではなくて、人を大事にする政治。官僚任(まか)せではない国民のみなさんの視点に合ったそういう政治である」「残念ながらそういったことが欠けているので国民が麻生政権に対して愛想をつかしているのだ」と代表に”まとめ”を取られてしまった。

そう、始めも終わりも主導権を取られて、まさに「どちらが首相にふさわしいか」の世論調査の結果を立証してしまったのである・・。

いえいえ、代表の頭のさえはこれだけでないですよ。俗に剣道にいう、返し技の切れも抜群。閣下の攻めをしのぐだけでなく、その都度、返し技で一本とっている。

たとえば、日本郵政問題にしても、(閣下が)鳩山弟更迭の言い訳、なかんずく、西川社長擁護を長々とやった後に、代表の一言、「政権獲得したら西川社長には辞めていただく。今のうちにおやめになっていただいたほうがいいのでは(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090617mog00m010031000c.html)・・」や

代表が政府の福祉予算カットの実害を並べ立てて行き、「都合8000億円程度はどうしても今緊急に手当てをする必要があるのでは」と閣下を攻め立てた。そしたら、待ってましたと閣下はお得意の財源論をひとしきり(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090617mog00m010040000c.html)。

ここで、代表からまたまた、「官僚任せにすると、コンクリートのほうが大事で人の命というものを粗末にする政治に成り下がってしまう」とキツーイ一発(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090617mog00m010041000c.html)。

おまけにKY幹事長の敵失を取りあげ笑いを誘う余裕すら見せる(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090617mog00m010044000c.html)。

次いで、代表が政府の無駄使いの例として、「自民の中でも河野太郎氏のようにアニメの殿堂は無駄といっている」と言及。これに対し、閣下は原稿になかったのか、「この建物は安倍、福田政権からの引継ぎもの」と答えてしまった。

これにはすぐさま代表が「緊急且つ必要なものに回すべき補正予算になぜ、安倍総理の時から考えられていたものが組まれるのか、どう考えたっておかしい」と切り返されて、閣下もぐうの音も出ない(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090617mog00m010048000c.html)。

尚、このほかにも、「官僚任せの政党に出来なくても民主党なら、4年間消費税をあげずに、歳出削減でやりくりできる」「弱者が居場所を見出せるような国にしたい。そういう政治をやりたい」など、まさに友愛政治を披瀝するに及んで、いっそう、彼我の差は歴然となった。

結局、閣下が目論んでいた、麻生政権と民主党の違いを明確にするどころか、ボロがポロポロ。しかも、前回の冒頭、「討論であるから、私どもの方も主張しますし、私どもの方からも質問、鳩山党首のご意見なり、民主党のご意見なりを聞かせていただいて初めて討論になるんだ」といっていたはずが・・。

ふたを開ければ、一方的に代表に攻められてようやく聞けたのは民主党政策の裏づけとしての財源。それも上述のように相手にポイントを取られるていたらく。

おまけに、(閣下は)簡略に意見をまとめられないからいいたいことの半分もいえず、時間切れ、ドクターストップがかかる始末。

これが、国内の党首会談だからまだ良いものの、こんな風に海外でも首脳会談をやっているのかと思うと、いまさらにぞっとする。

閣下ももういい加減あきらめて、自党の若手にも諭されたように出来るだけ早く、「大政奉還」するべきでは・・。

【参考:エントリー】

『麻生総理の三つの嘘、七つのはぐらかしで興味そがれた党首討論!?』(09.5.28)

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1 コメント

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阿呆太郎(レベル低すぎ!) (あほの坂田)
2009-06-18 19:01:03
大政奉還????歴史好きの議員の言い出した事のようだけど、そんなレベルでもないだろう。必殺仕事人2009あたりでも見すぎじゃない????明治からの歴史を言いだすなら古代史から????日本にとっての明治維新の意義・国民性を問うなら右左超えた民族主義思想的な複雑な問題。
歴史好きなら、日本という国土が航空機発明(軍事的な意味)であらゆる侵略から無縁であった(明治維新はアジア植民地の最終:当時は船舶)なんてのも、国会議員だったら認識しているでしょう。その上での明治の英雄伝説があるということも・・・
政治家なら歴史論議を世界史とかグローバルな観点から・・・・。阿呆太郎の学歴だけみてもそんなん、理解してるはずもないだろう。よしだしげるの外孫なんてのは関係ないだろう。
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