マッシーパパの遠吠え

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「記者クラブ」一つ潰せなくて、ホントに行政刷新は大丈夫なの!?

2009-09-28 15:30:49 | Weblog

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マッシーパパが今、政権移行で一番懸念しているのは、「記者会見をオープンにすると約束していた鳩山首相が就任会見で、ネットメディアを締め出し、公約を守らなかったこと」である。

尤もこの問題、これまでの経緯を理解していないと、「たかが記者会見ぐらいで大人気ない」になりがち。が、されど「記者会見」で、もし、なんらかの意図で、彼らを締め出したとすれば、ことは簡単な話でない。

なんとなれば、民主党はマニフェストこそ記載していないが、「民主党政策集INDEX2009」には明記。そして、鳩山代表がはっきりと、「政府の記者会見をすべてのメディアに開放し、既存のマスメディアの記者クラブ権益を剥奪する」と明言しているからだ。

又、実際、党としても6年ほど前から、すべての会見に、誰でも出席、質問まで許していたぐらいである。

従って、この問題、単に公約違反だけでなく、新政権の「情報開示」のあり方そのものにまで波及するのである。

処で、読まれた方もあると思うが、マッシーパパは新聞の堕落した諸悪の根源がこの記者クラブにあると、かって、『新聞社が「新聞」を評価するのってあり!?(http://massypapa.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-1.html)』(08.10.15)のエントリーで批判したことがある。

そこにも書いたが、記者クラブ制度というものは、「国民の知る権利」を阻害している悪習で、だからこそ鳩山代表も「剥奪」すると言ったのである。

従って、マッシーパパも政権交代すれば、当然、「開放」されるものと思っていただけに、意外な気がしてならないのである。

では、一体、この事実をなんと見ればよいのか?

実はこの問題、大マスコミはこぞってスルーしたようだが、「朝まで生テレビ」だけが取上げた由(よし)と聞く。そして、田原総一朗氏が民主党議員に「官邸会見もオープンにしていくのか」と問いただすと、出演していた民主議員は「開いていく方向だと思う」と渋々、答えたとか(http://excite.co.jp/News/society/20090926/JCast_50300.html)・・。

「渋々、答えた」も何か変だが、おそらく、そこにこそ今回の裏が隠されているのでないだろうか。

ま~、世の「改革」の始めは大概こういうもので、改革に抵抗族はつきもの。民主党が野党であるときは、マスコミも民主が何をどうしようと大して気にかけぬが、これが政権党になって、自分らの既得権を犯すということが現実化すると、途端に抵抗族に早代わりするのだ。

どうやら、今回の原因は記者会見した、そもそもの主催者が記者クラブということ。そして、ネットメディアをボイコットした建前の理由が会場が狭く、開放を一部の雑誌と外国メディアに絞ったということのようである。

勿論、それが言い訳に過ぎぬのは明らかで、開催権が問題なら官邸が直にやればすむし、会場が狭いなら、別の手当てをすればよいだけ。

つまり、ネットメディアはずしの本当の理由は彼らの報道がすべてリアルタイム。締切時間のないのが大マスコミにとって脅威なのと、この世界が厳しい特ダネで生存しているからであろう・・。

ま~、それはともかくとして、問題は官邸が記者会見を直に仕切るとして、

でも、準備する人間はやはり官僚そのもの。

ということは、マスコミと一体となっている官僚に任せていては、それこそ改革など夢の又、夢ということになる。

なんとなれば、官僚はマスコミと同じ穴の狢。余計なことを書かせない代わりに、政府機関のお仕着せ記事を記者クラブで用意する手法をとかく使いたがる。

又、マスコミも”特ダネ”もない代わりに、恐怖の”特落ち”もない公平な(?)記事を書くことで平安無事な記者時代をすごせるというわけである。

たとえば、その具体的な例を挙げると、あの「八ツ場ダム」の報道。本来なら、真実は別のところにあるのに、マスコミ報道はこぞって、あたかも中止するのが罪悪のように誘導する。

そして、悪いのは中止を突然、口にした前原新大臣で、かわいそうな被害者はダムの完成を待ち望んでいる地元の民と、対比させるのだ。勿論、国交省のリモコンで・・。

そう、これもあれも、官僚が巧みにリークすることでマスコミ統制に利用しているからである。

一方、記者クラブに所属しない雑誌やネットメディアは初期情報がない分、どうしてもニュースの速報性に欠ける。従って、記事を読んでもらうために、勢い、事件の裏に潜む真実を追っかけることになり、一層、政権党や監督官庁を攻めることにもなるのである。

ましてや、今回は政権党自身が「脱官僚」を標榜している手前、ネットメディアが参入すれば、マスコミ全体まで敵に回る可能性があるからだ。

従って、ここはなんとしてでも、記者クラブ制度を護持することで、自らの権益を守ろうというのである。

長々と言い回してきたが、マッシーパパの言いたいのは、この記者クラブ廃止こそ、「脱官僚」の橋頭堡だということ。

そして、これ一つですら、官僚に振り回されるようでは脱官僚依存から政治主導を確立するなど危ういというのである。

ま~、幸い、岡田外相がなんとか、外務省での記者会見について「原則としてすべてのメディアに開放する」と述べたようである・・。

但し、「エンタープライズ」の記事も、「といっても完全にオープンではなく、「日本新聞協会」「日本民間放送連盟」「日本雑誌協会」「日本インターネット報道協会」「日本外国特派員協会」の各会員と、「外国記者登録証保持者」となっていて、これらの媒体に定期的に記事を執筆しているフリーランスにも認められている。ただし、会見の出席に対しては、事前登録が必要とのことである」といい、それでも、「かなり大きな一歩だと感じた。今後、この方針が、各省庁、ひいては事実上の記者クラブ解体へとつながっていけばいい」と歓迎している(http://news.nifty.com/cs/technology/systemdetail/itmep-20090924022/1.htm)。

いや~、さすが、保守反動派から「原理主義者」「タリバーン」と揶揄される岡田氏だけのことはある。

ことわざにもあるとおり、「千里の道も一歩から」。たとえ、「記者会見」ごときといえど、これも、「脱官僚」「行政刷新」の第一歩。

そして、「されど記者会見」でもある。もし、ここをおろそかにすることがあれば、これもことわざにあるように「千里の堤も蟻の一穴から」と、鳩山政権、組みやすしと彼らもなめてかかってくるはず。

官邸記者会見、ぜひ、オープンにして、マスコミも「脱官僚」運動に参加させてください・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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