マッシーパパの遠吠え

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自民の都合で総選挙左右するな!国民が許さない

2008-10-16 09:00:16 | Weblog

表題は体調不良で静養中だった小沢代表の職務復帰の第一声である。どうやら、早期の衆院解散狙いで、与党の補正予算案の早期成立に協力。そして、昨年あれほど反対していたテロ特措法まで、「もう十分審議しているから」とすんなり通す腹を固めていた。

いわゆる、小沢戦略だが、それが裏目に出て、逆に閣下はのらりくらりと、先送りを図りだしたのだ。そして、リーマンショックで世界同時株安、景気後退の兆しに乗じ、「今、解散している場合でない。国民は総選挙より、経済対策のほうを望んでいる」と政局に利用しだしたのである。

まさに、攻守逆転、追い込むつもりが民主が追い込まれることとなり、完全に解散・総選挙のイニシャティブは閣下に握られてしまったということだ。そこで、代表がイラついて、表題の発言に及んだということ。そして、インド洋上の給油活動についても、物分りのいい協力発言から一転、「米軍の作戦であって国連の活動でない」と反対したという。

完全に小沢代表の戦略誤りである。そもそも、昨年、議論済みだから「もう議論はいい」といって、すんなり、法案を通すのでは民主党を支持する国民に説明がつかない。しかも、補正予算、テロ特措法と厳しい、野党の反対があったからこそ、福田総理が政権を投げ出したのである。それを、いともたやすく法案を成立させ、挙句に解散を延ばされては麻生の株が上がるだけ。しかも、先延ばしの間に「第二次補正予算」が成立するようでは民主の優位も危なくなる。つまり、小沢戦略は角を矯めて、牛を殺すようなものになるのだ。

勿論、代表も麻生政権が管理内閣と高をくくっていたこともあるだろう。そして、総選挙前に、喫緊の課題である補正予算を阻止すれば、「何でも反対する民主党」と自公に攻撃材料を与えることにもなる。いや、それよりもっと恐れたのは、このような緊迫した時に、「政治空白」を作ることが、国民の批判を買い、折角、民主に吹いていた風向きが変わることを憂慮したのではないだろうか。

では果たして、麻生閣下が声高に言うように、補正予算はカンフル剤になるのだろうか?また、今、解散総選挙することが、本当に「政治空白」を生むことなのだろうか。マッシーパパには、いずれも信じられないのである。むしろ、いつもの、マスゴミの意味のない空騒ぎだとさえ思っている・・。

つまり、この程度の規模でかつバラ撒き策ではどれだけ実効性があるか大いに疑問のあるところ。しかも、財源も明確でないとすれば国家債務を増やすだけ。

次に、「政治空白」云々も、マッシーパパには、このままズルズル解散を延ばしていく方がずっと、(政治)空白を生むと思っている。小沢代表も麻生の狡猾な引き伸ばし戦術とわかれば、当然、「徹底抗戦」に戦術をスイッチしていくはず。となれば、一層、意味のない与野党抗争を続けるだけになるのである。そして、何よりも安倍、福田、麻生と国民の信託を経ていない政権が三代も続くことのほうこそ、「闇政治」で政治の空白を意味しないだろうか。

それに、解散・総選挙に1ヶ月程度かかるとしても、その期間中、まったく、政治が停止してしまうわけでない。憲法にも、必要があれば、参院で仮決議も出来る(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1419539869)とうたっている。又、同71条で「内閣が総辞職しても、新たに後任の総理大臣が任命されるまでは、行政権の行使を確保するために内閣が事務管理内閣として、引き続きその職務を行う」ことになっているのだ。

このどこに、政治空白が出来るというのだろう。もう少し、マスコミも勉強すべきで、昨日も言ったように、大政翼賛会的に政権の言いなりになる悪い風潮がここにも出ているようだ。

因みに、世界大恐慌の真っ只中でも、ちゃんと、カナダは総選挙を行っている。ようはやろうと思えばいつでもやれるので、やらないのは、自民党にとって、タイミングが悪いというだけ。

こんな、政権に小沢代表も、敵に塩を送ることはない。徹底的に、国会の場を通して、追い込むこと。代表も体調が治ったなら、鳩山幹事長が言ったように、国民のために「死ぬ」覚悟で望んでもらいたい。その意気込みこそ、国民が民主党に求めているものである。間違っても、早期解散狙いだと、奇をてらうのはもうやめよう。政権を奪取するには王道を歩むにしかずだ・・。♪

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