いや、この勝ち誇った顔!一躍「時の人」のごとく、朝から、「朝ズバッ」、「スパモ二」のワイドショーをはしご。
そして、昼にも、「ワイドスクランブル」にゲストで登場しては人の話も聞かずにぎゃーぎゃーと、自説の言いたい放題。
あの温厚な山本晋也監督をして、「ゲストはべらべら喋らずにちっとは人の言うことも聞きなさい」とマジ切れで注意される始末。
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ま、どの局もそうだが、コメンテーターがこの御仁のキャラに圧倒されてまともな質問も出来ないでいるようだ。勿論、「スパモニ」のKYさんに、期待できないのは言うまでもないが・・。
その中でも俊逸だったのは「朝ズバッ」のみのもんた。マッシーパパはめったに彼のことをほめないのだが今回は別、彼はこの郵政改革を別の角度から取上げて、問題視しているのである。
それは、8時またぎの「郵政改革案、なぜそこまでこだわるの?亀井静香生出演」で、彼の退出した後ではあるが、日本の借金の数字を検証して見せたのだ。
即ち、彼いわく、600兆円とも871兆円とも言われる国債残高も、「そのうち、577兆円が建設国債や赤字国債など普通国債、年度末にはそれが600兆円になる。最近の金利1.4%で今年度の利払いは8.4兆円になるそうだが、もし金利が3%になると、金利は18兆円になる」と説明する。
そして、みのは、「お国が(国債を)発行してお国が買うんじゃ、タコが足を食うような……」と嘆息しているのである。
ま~、みのの言いたかったことを忖度すると、「郵貯限度額を増額」することが、ひいては弱小信託から預金をかき集め、恒久財源としての赤字国債引受の道筋をつくる懸念があると警鐘を鳴らしたかったのでないだろうか。
勿論、亀井御仁もバカでないから、行き先々で、そのことを否定。あくまでも増額は国民の声だというが、これもマッシーパパが言うように、そんな要望を庶民がしているわけがなく、全て、郵政ファミリーと民主党の内輪の声。
いいですか、ここが一番大事なところですからしっかり聞いてくださいね。
彼、亀ちゃんは元々が「大きな政府」派。む駄な支出を減らして歳出削減を図る「上げ潮派」とは正反対の立場にある。
そのことは過去の彼の言動からも明らかなこと。
即ち、民主党の第2次補正予算規模をめぐる論議でも、菅直人国家戦略担当相が2兆7000億円の規模を示唆したが御仁は「今の経済情勢は氷河期だ」と総額11兆円の経済対策を無理強い、結局7兆2千億円の大盤振る舞いとなり、税収不足分とあわせ9兆3000億円の新規国債発行と相成った。
あるいは又、「日銀は(政府から)直接国債を引き受けて財源をつくることをやったらいい」と、暴論を吐いたこともある。
当然、そんなことをすれば、国債の発行量に歯止めが利かなくなり、挙句には金利を高くしないと誰も引き受けなくなってしまう。そうなれば、市中金利が上って、経済が混乱するだけでなく、国債の利払いも増え、まさに借金地獄に突入することになりかねない。
まさに、「タコが足を食う」悲惨な状態が出現するのである。
では、なぜ、こんな亀井御仁のごり押しに鳩山首相が乗っかったのか? そのあたりの経緯が「夕刊フジ(http://news.livedoor.com/article/detail/4692098/)」に詳しい。
記事にいわく、「亀井、原口両氏が共同会見した意味は、背後に小沢氏がいるとみせつけたこと。最初は『了承していない』とした首相もそれに気づき、亀井案に傾いたところがミソだ。選挙を仕切る小沢氏にとって郵政は参院選で集票マシンになるのだから」という(政治評論家の浅川博忠談)。
ま、それも一理だが、本音のところは「恒久財源も見つからぬまま、マニフェストを実行するには赤字債権をどんどん発行せねばならず、そのためには亀井、小沢路線に乗らざるを得なかった」というのが真相かも・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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