突然ですが、「加齢臭」はご存知ですよね。Wikipediaには「中高年特有の体臭で、匂(にお)いの原因が皮脂腺の中にある脂肪酸が加齢とともに増加、酸化することによってできるノネナールに起因する」とあり、2000年に資生堂により「加齢臭」と名付けられたという。そして、自身や自分の衣服から蝋燭(ろうそく)・チーズ・古本のような匂いが一つでもしたら加齢臭と考えて間違いないそうで、男女ともに性差なく現れるとか。
従って、加齢臭=オヤジ臭ではないわけだが、なぜか世の中、「♪匂いがくさい くさいは親父 親父は加齢臭」と定着してしまったようだ。
おそらく、働き盛りの親父は仕事にかまけ、食事も服装もかまっていられず、ストレスを発散するために酒とタバコに憩いを求めるから、つい体臭もきつくなる。一方、母さんはのんびり、化粧に身だしなみに勤めるから香りいいのかも・・。と、とっくにあきらめていたら、なんと、一昨日、通説をひっくり返す新事実を発見!
というより、TV『所さんの目がテン!』に「女性は大好きな白血球の血液型タイプの男性を臭いでかぎ分ける」と言うのだ。そこで、『目がテン』が実験。中年男性5人にTシャツを2日間着てもらい、うち、一人の男性の娘さんに、一番不快でない匂いのTシャツを選んでもらったら、なんと所さんもビックリの結果が!
つまり、二組10人に実験を試みたら、一人の娘さんの最もくさいと言ったのが親子なかのいい実の父。そして、もう一人のパパ大好きの娘さんも二番目にくさいと言ったのだ。しかも、他の男性のものにはほとんどくさみを感じていないという意外な結果。
一体、どういうこと!?と、目がテンになっていたら、おもむろに種明かし・・。
どうやら、血液型には赤血球の他に白血球もあるとのこと。その数、およそ100種類以上で、人間はひとりあたり100種類のうち6種類持っているそうだ。そして、子供は父親からそのうち3つ、母親から3つ遺伝されるとか。
そこで、優性遺伝の法則(?)からか、自分にない別の種類の体臭(血液型)を求めるのだという。つまり、親よりもほかの男の匂いがいいというのだ(http://www.ntv.co.jp/megaten/)。
では、母親の場合はどうなの!?、という突っ込みはさておくとして、なんとなく説得力がある説ではある。そして、少なくとも、父親の匂いが資生堂のいうノネナール=加齢臭でなかったのはひとまず歓迎というところか・・。
でも、なんとなく引っかかるのはなぜ、お父さんだけの実験かである。同じやるなら、母さんバージョンの実験もやってほしかった。というより、ひょっとしてTVもやっぱ、「親父はくさい」の偏見を持っているからか・・。
ともあれ、白血球の血液型匂い説は医学的に立証されているようだから、そこんところは疑いの余地はなかろう。でも、だからといって「違う血液型の男を求める」というのはちょっと穏やかでないので、いっそのこと、マッシーパパが学説を補完(?)してみたい。
すなわち、親子が互いに強烈な匂いを感じるよう遺伝子を人間の体に埋め込んだのである。もし、逆にいい匂いを発すれば、動物の世界では危険を招く。動物によっては悪臭を放つことで身を守る”種”もあるぐらいだ。ま~、そこまでいかなくとも、太古、集団で生活をした人間やヌー、シマウマなど視覚・聴覚・嗅覚・触覚を使って親子を見分けていたはず。
特に、何千、何万と群生するペンギンやフラミンゴなど視覚・聴覚だけでは追いつかず、匂いの違いが識別に大いに役立ったはずだ。つまり、他人と区別するためには少々きつい匂いが必要だったのでないか(http://www.noichizoo.or.jp/qa.htm)・・。
となれば、親父の匂い、大いに結構。それだけ親子の絆が深いということではないか。そして、資生堂のノネナール説も間違いでないだろうが、どちらかといえば、儲けんがための企業論理、それほど気にすることもなさそうである・・。♪
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