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沈黙(silence)

2017年01月21日 15時58分09秒 | 日常…
映画公開の初日に観てきました。
遠藤周作原作、マーティン、スコセッシ監督の「沈黙(silence)」です。

これまで読んできた本の中で1番はどれかと問われれば、「沈黙」と答えます。
数年前には、沈黙の舞台を歩くために長崎へ行きました。

何年も前から映画の完成を待っていたのです。
なにしろ、構想から28年かけてできた映画だそうですから。
映画になるぞ!という噂は随分前から聞いていました。

始まった瞬間にじわっと泣きそうになったのは、「あなたの小説が映画になりましたよ。」という遠藤への想いからでした。
私は遠藤周作の何なんだ⁉

原作にとても忠実な映画でした。
まるで、1ページ目から読み進めているような。
本を読んでいるときと同じ所で涙を流しました。
監督の正しく伝えようとする姿勢が伝わってきました。

ロドリゴが棄教してからは、少し違ったかもしれないけれど。

ロケ地は台湾ですが、長崎の景色を思い起こさせてくれました。

ある意味主役と言ってもいいキチジローは、窪塚洋介です。
窪塚洋介の演技がというよりも、私のイメージとはちょっと違っていたかな。
手足が長くて、背が高すぎる感じです。

(その窪塚洋介が、舞台あいさつで政府批判とともに「映画のように神は沈黙しているし、自分で決断していかないといけない。」と発言したそうです。私の窪塚洋介に対する違和感は手足の長さだけではないようです。キャストの発言としては悲しいな。)

モキチは、良かったな。

あまりに何回も読んでいるので、私は映像の意図するところや語りの意味がスッと入ってくるのですが、予備知識の全くない人が見たらどう感じるのかが分かりません。
どうなんだろう?
知りたいな。心配なんです。
遠藤周作の「沈黙」を理解してもらえたかな?

って、私は遠藤周作の何なんだ⁉

エンドロールの直前に気付きました。
この映画には、全く音楽はありませんでした。
エンドロールも波の音とか、自然の音だけでした。


おまけ。

赤くなってきたポインセチア







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