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“日大アメラグ問題“       ‘18-6-12

2018-06-11 18:50:07 | Massy's Opinion

★Massy’Opinion

・僕も長い?学生時代をズット体育会で過ごしてきた。それぞれ学校の歴史を背負って体育会は運営され、後輩に引き継がれていく。又、カメラや音響技術も昔から比べたら、すごい進歩である。日大のプレーは、所謂 ノンボールタックル明らかに違反行為だ。もし、カメラの技術が今ほど進んでいなければ、あれほどレートタックルが世の中に広まる事もなかっただろう。

・何処の学校も体育会系はそれなりの特色ある伝統を持っている。そして、古くて強かった部の歴史が、その中心を作っている。日大のアメリカン・フットボールは、篠竹監督の時代の連勝記録がその大きな影響力を持っていたのだろう。勿論僕は部外者であるから内部事情は解らないがあの時代から「相手のQBを潰せ」なんて言う指示はしていなかったろうと思う。確か、篠竹さんは選手と寝食を共にしていたと聞いたような覚えがある。

・僕の大学時代の監督は、「最後の早慶戦」の時の確かキャプテンだった人でグラウンドでも笑顔を見た記憶はない。「塁に出ろ」バントの時は「ボックス内の一番前に出ろ、ファールラインの上で構えろ」とよく言っておられた。ボックスを外して前に出て構えろとは言われなかった。M大の島岡監督も,「何とかせい、何とかせい」「ぶっかってでも塁に出ろ...」と言うのが口癖の様だったが、「バッターボックスを外してぶっかれ」とは言わなかった。ルールがあるからだ。事件が発覚してからの学校側の対応の拙さも酷いもの...恐らく「部の問題だ」「学校としての問題ではない...」と言うようなやり取りが相当されたと思う。そして、当該選手の記者会見これもコーチが言って居るのだろう。

・選手の記者会見は、多くの人が納得したように非常にスッキリした会見だった。あの選手があれほどのレイトタックルをするなんて、本当にそれなりのきつい指示があったんだろう。コーチが「そんなことは言って居ない」と言っていたが、いずれにしても選手とコーチの間にリレイションの大きな溝があったのだろう。

・何処の学校でも、体育会は監督問題が大きなネックである。スポーツには、審判と監督は中々やり手が居ない。東京六大学野球でも審判は中々成り手がおらず特に、会社勤めでは試合が3回戦月曜日に持ち込まれた場合なんかは困るわけである。そこで、自家営業、時間の融通の付けやすい経理士、弁護士、自営業者等に頼ることになる。伝統的に各部のOB会の了承を得る、又は協議すると言う事になる。そういう人の結果が日大の理事長は元相撲部の監督だったとか、時を経て権力体制を築き上げる結果に成ってしまうのだろう。

・僕の高校時代は、OBが監督で色々問題もあった。そこで、僕は「監督は学校の教師が成るべきだ」が持論。今、慶応では30年を経て、野球部OBの中で名誉教授になった人も出て来た。高校にはコーチの経験がある先生が居る。これも時間が掛かったが、やっと理想の体制になったと思う。学校側に理解も必要だろう。体育会の競技部も50近くあるので、全部の部が監督を先生がやると言うのは難しいかもしれない。然し、方向性としては、そういう風にして行くべきだと思う。監督の次にはトレーナーの問題だ。日本のプロ野球でも最近はトレーナーの仕事についての認識は随分と変わって来た。然し、アメリカのように「トレーナーがコンディションにOKを出さないと監督はゲームに出さない」言う程権限の明確化が徹底されている訳ではない。

・現実的には今のように大学スポーツが多様化されて居る時にこんな体制にすることは難しいのは解っているが、例えば部員が100人以上いる部とか線の引き方は在ると思うが、この日大アメフット問題を契機に「勝利至上主義」捕らわれない、「Good looser」に成ることも忘れずフェアープレーの文武両道に進むべきだと思う。日大の学内、OBを含めた、価値ある対応を望んでいる。

 

 

 


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