マッサ・カンタービレ 

有坂まさよし 音楽家 テノール歌手です。
アリサカスクール(ありさかピアノ教室)を主宰しています。

~イタリアン・ベルカントに寄せて~11

2015-09-28 12:25:58 | 音楽
 ちなみに言葉のリズム練習とは、楽譜に書かれている音符のリズムにしたがって、音をつけずに言葉とリズムだけで行うものです。イタリアで上述の2つの練習をそれぞれ2人先生が実践しながら、指導してくれたのですが、「イタリア人でもこんなに言葉のことについて練習するのだな」と同時に「イタリアにはいろいろな観点からのリズム練習があるな」と思いました。これは、特に実際の見本がないと分かりにくいのですが、みなさんのイメージ力を信じたいと思います。
 3番目は歌声のポジションとその出口の整備です。歌うときにも言葉を読むときにも、これらを知っておいたほうがいいでしょう。歌声のポジションは、口を卵型や母音のO(オー)の形で開いて、そのど真ん中にあるとイメージしてください。もしくは、竹輪のくわえて、その竹輪の穴が歌声のポジションと考えることもできるかも…。日本では、額にあるとか、目のあたりにあるとか、眉間にあるとかよく言われますが、十分に考えてほしいのです。声は口から出ているので、歌声のポジションも、もちろん口に決まっていると想像がつくと思います。
 次に…。

…つづく


ナポリの空。


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~イタリアン・ベルカントに寄せて~10

2015-09-26 17:37:08 | 音楽
 フィーロを形成するにあたり、私は詞を2つの要素に分解します。そして、それらの要素を言葉のリズム練習の中で行っていくことがとても合理的です。私は2つの方法はお勧めします。
 1つ目は「張り」、怒るわけではないのですが、声を張り気味にリズム練習するのです。ここで大事なのは、声の中にピーンとした張りを作ること、もしくは塊のようなものを作るように声を発し、声で尖りを作るようにしてほしいのです。ただ、やりすぎには注意しましょう。慣れていない人は、楽譜の1ページで喉が疲れてしまいます。もし慣れてきても1日1曲を1回程度にしたほうがいいでしょう。その後十分に休憩してください。
 2つ目は「やわらぎ」、言葉の抑揚に合わせるリズム練習です。これは、言葉の発音を非常に柔らかくしながら、フィーロを感じる練習です。このやわらぎのリズム練習をする前にはイタリア語を普通に何回も音読をして、言葉のアクセント、抑揚、キーポイントとなる言葉の把握などをはっきりとしてうえで、言葉を柔らかく、音楽的な表現も考えてリズム練習を行います。そうすると、歌声が柔らかく、イタリア語の発音にしっかりとしたグリンタ(grinta:やる気、ここではシャッキとした感じを表現します)が絶対に必要と認識できます。
 ちなみに…


…つづく


パルマの空。



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気分爽快!!

2015-09-25 13:44:14 | 日記
先日、横浜に用事があり、その用事の合間を縫って、港の見える丘公園に行きました。
良い気分転換になりました。














散歩は気持ち良いですね
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~イタリアン・ベルカントに寄せて~9

2015-09-18 11:15:19 | 音楽
 次に、歌声のフィーロです。これは私がセラミックの金属音とか、レーザー光線と表現しているものです。フィーロ(filo)の実際の意味は、糸、線、一筋などの意味です。イタリア人の先生にこのことを聞いたのですが、あまりそういうことは感じていないみたいです。これはイタリア語自体に含まれているので、彼らにとっては当たり前すぎるのでしょう。このフィーロがあることにより、歌声がとてもリッチになります。それに、ベル・カント唱法を実践していくうえではなくてはならないものです。
フィーロを形成していくうえで、とても大切な考えを述べます。
 歌曲であれ、オペラであれ、詞を音楽に乗せていく時に、詞の「棒」つまり、「芯」をはっきりと表現することです。(もちろん、ここではイタリア語を念頭においています)
 言うまでもなく、詞は文字であらわされています。それを私たちは音として1つ1つ立ち上げていくこと、たとえるならば、天上世界への架け橋の橋桁の「棒」をひとつひとつ組み上げていくこと、なのです。詞を、作者の創造した構築物としてとらえ、そこにある文字のそれぞれを、質量のようなものを持つ素材として見つめ直して、その文字を音声で表現するとき、どうしてもそこに「棒」を立てなければ、作者の創造を表現することはできないと考えています。
 「棒」の感覚をもうすこし具体的に表現しながら、フィーロの形成方法を話します。
 フィーロの形成方法するにあたり…

…つづく


イタリアの、とあるマンション。

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ありさかピアノ教室の発表会「ファミリーコンサート」

2015-09-15 18:32:58 | アリサカスクール・ありさかピアノ教室
9月12日(土)にありさかピアノ教室の発表会「ファミリーコンサート」が成功うちに幕を閉じました。

ピアノ独奏、連弾、歌、合唱と全40プログラムを無事に終了しました。

生徒さん一人一人が練習の成果、またはそれ以上に力を発揮しました。本当に嬉しいかぎりです。

ありさかピアノ教室を卒業していった生徒さん、男性2人が発表会に出演してくれました。嬉しいですね。

また、今年は10年、レッスンにきちんと通い続けた生徒さんに、そのことを讃えて奨励賞を授与しました。

10年、しっかりと通い続けることは大変な努力です。

Complimenti おめでとう

この生徒さんのピアノはとても優美な音色で、表情豊かな音楽を作り上げます。

本当に素晴らしい発表会になりました。


リハーサルの様子。



本番の様子。

奨励賞の授与。





















Tutti bravi


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