「ステイ」 (2005年・アメリカ)
監督:マーク・フォースター
出演:ユアン・マクレガー/ナオミ・ワッツ/ライアン・ゴズリング
夢のように移ろいゆくものを「現実」というなら、夢と現実のちがいはどこにあるのだろう。「これを夢というなら、現実もまた夢の中だ」――ユアン・マクレガー演じる精神科医サムの言葉は、不可解な謎を散りばめたこの作品の趣旨を暗示していて、興味深い。たとえば朝目覚めたとき、自分が別の夢の中にいるように感じたことはないだろうか。夢の終わりは現実ではなく、もう一つの夢の入り口に過ぎないと――。朝目覚めてからのできごとを、私たちは現実と認識するけれど、それはことによると昨日までの記憶と符合する、一貫性のあるもう一つの夢にすぎないかもしれない。この作品の謎めいた展開は、ヘンリー(ライアン・ゴズリング)の末期の夢と解釈できるだろう。しかしだとすると、なぜ主人公は彼ではなくてサムなのだろう。ラストシーンに登場する現実のサムは、ライラとの同居を記憶しているように見える。すると冒頭からの展開は、ヘンリーとサムとライラ(ナオミ・ワッツ)が体験する、もう一つの「現実」なのか。疑問は尽きない。劇中に明確なヒントはないが、ヘンリーの死までの数分間に、おそらく別の時間の流れが生じたのかもしれない。二つの流れは、それぞれ互いに影響しあって合流点へ向かう・・・・・・。解釈はともあれ、色彩と光の描き方が斬新ですばらしく、ヘンリーの悲劇も胸を打つ。できれば二度の鑑賞が望ましい。
満足度:★★★★★★☆☆☆☆
<参考URL>
■映画公式サイト「ステイ」
ふっふh
いつもmasktopiaさん見てると
えらいと思うのですよ。
だって夢の中だってのに、こうやって
一生懸命、架空のDVD寸評書いたり、○×したり…
あらまっ、見られた!
お恥ずかしい。。。
習慣というのはオソロシイもので
夢の中だってのに、続いちゃうのですよ(笑)
(*'ー'*)ふふっ♪