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『ZERO to ONE』

2018-05-03 21:43:51 | 読書。
読書。
『ZERO to ONE』 ピーター・ティール with ブレイク・マスターズ 関美和 訳 瀧本哲史 序文
を読んだ。

イーロン・マスクらと肩を並べるIT世界の大物ピーター・ティールが、
2012年にスタンフォード大学で行った起業講義をまとめた本。

独占的企業こそが繁栄を生むこと、
隠れた真実を見つけることで、
ゼロからイチを生む独占的企業になるスタートをきれることといった、
本書の中盤の箇所が特におもしろかったです。

独占的企業といえば、たとえばgoogleがそうであり、
そういった企業は研究開発や社会貢献に
お金をつぎ込むことができたりもします。

隠れた真実を見つけることは容易ではないかもしれないですが、
たとえば会社から離れて考えてみれば、
文学といったものも、隠れた真実をあぶりだすものであったりしますから、
それほど珍しいものでもないことがわかります。

また、人間と機械に関しては、
置換と補完がある、といいます。
発達したAIなどの機械が、人間にとって代わる、
つまり仕事を奪うのが置換ですが、
人間の助けになる形で発達する補完の方向もあります。
技術が人間を補完する例だと、
パラリンピックの選手たちの義足がそうですが、
あんなふうに、AIや機械が人間を補完するように
発達していく方向はあるのでしょう。

また、これがキーとなる「モノの見方」であり、
起業して成功するにしても最重要なんじゃないかと思える考え方なのですが、
それはなにかというと、
未来がどんな世界になっているかを意識すること、なんですね。
未来を正確に予測できる人はいないけれど、
未来は今と違う形になっていることを想像できる人は強い。
多くの人は、「未来はどうなっているか?」と問われると、
異なる視点で現在をみているだけの答えを返すそうです。
未来は今とは違うが、
だけど未来は今の世界が元になっている、と著者は言います。
未来を見る感覚、
そして、バックキャスティングで考えていくことが大事なのかもしれないです。


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