Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

ギャンブルと私(競馬編)

2014-05-13 21:30:41 | days
パチンコや競馬から何を得たか。
いや、お金だけじゃなくて、それ以外にも。
思いつくところだけで、ちょっと書いてみます。

まず競馬。
競馬は長いんですよ。
高校時代は毎週日曜日の競馬は欠かさず見て、
さらにスポーツ新聞を購読して競馬欄をチェックしていました。
自分でノートをつけて、レースをテキスト化して残していました。
もちろん、予想もしてます。

牧場巡りもしました。
北海道ですからね、社台スタリオンステーションでトウカイテイオーらを見、
シンボリ牧場でシンボリルドルフを見、
優駿スタリオンステーションでオグリキャップを見ました。
そう、競馬の場合、僕は馬への愛着がまずあって、
ギャンブルはその次に位置していました。
高校の担任が、生徒に自分の進路を決めさせるときに、
僕は漠然と四大に行くだけしか決めていなかったんですが、
まぁ無理に、ですね、就職先にどこを優先順位一位にするか決めなさいと言われて
JRAにしたんです。そしたら、JRAに電話して募集要項をきけ、となってしまって、
その頃はインターネット前夜の1995年のことなので、調べるあてがなかったのです。
それで、電話しました。そしたら、けらけら笑われて、
まず四大を出なさいと言われたのを覚えています。

そして、縁あって、予備校に通った時期は札幌競馬場のある桑園に学校があって、
そこの学生会館のようなところに住んでいたので、夏場は朝の調教を5時頃かな、
観に行っていました。ブルッブルッという馬の鼻息を聴きながら、まだ寒い
北海道の初夏の朝を競馬場で過ごしたことが2度か3度ありました。
学生会館は朝の6時半か7時かにならないと玄関が開かないのを、
頼んで開けてもらったんですよ。それくらい馬が好きだった。

そして、大学生になって、札幌競馬場の安全対策課警備二班でアルバイトをすることになるんです。
思った通り、夏開催のアルバイトがあるなぁというのを見つけて、
応募したら受かって、その現場で通年のバイトがあることを知って、
通念をやってる先輩と仲良くなってそれなりにそつなく仕事もこなし、やる気も出していたら、
夏開催が終わった翌年の3月頃にJRAから電話がかかってきて、採用となりました。
そこから4年、勤務しました。

競馬場関係者になると、馬券を買ってはいけないルールになります。
もちろん、学生なので、それ以前に馬券を買ってはいけない。
でも、競馬好きの僕は、たとえば一日の内何回万馬券が出るものなのかとか、
そういうのを感覚として掴んでいったんです。
万馬券とか高配当って珍しくないなというのがわかった。
それまでは、競馬は大体強そうに見える馬たちで決まることが多いものだと
思っていました。しかし、強そうに「見える」のであって、実際はそのときの
調子や本当の実力などなど、いろいろな要素がからんでレースが決まるのだと知りました。

そして、親からもう遊んでないで帰って来い、というよくあるタイプの電話が来たので、
競馬場を辞めてみると、それからほどなくして、あと一年だぞ、という身も蓋もない
ほろ苦くも甘いような電話がかかってきて、それなら帰らないぞと、何もせずに一年を
過ごしたのですが、その頃は大学も卒業していたので、馬券も買えます。
競馬場に顔を出すのは気がひけたので、WINSに通いました。
結果、一カ月の間に万馬券を2度ゲットして、大体100円単位で買っていたのですが、
2万円くらいプラスになりました。
その当時、最初は、騎手の生年月日を調べて土日の運勢を調べて、それで買い目を決めるという、
オカルトな買い方をしたのですがまったく当たらず、それで、その頃改修工事が終わったばかりの
東京競馬場での開催だったので、ダート・芝の馬場の違いそして1200mや1300mなどの距離、
馬の逃げ戦法や追い込み戦法などでの、馬番による出目というか、枠順の有利不利を求めだして、
それで買ってみたらよく当たったんです。たとえば、ダート1600mの少頭数だと差し戦法の3番がよく
馬券に絡んでいる、というように。これは発見でした。

それから就職して辞めて、しばらくバイトとかして過ごしながら、
その頃はもう競馬をPAT、つまり競馬専用口座に入金してインターネットで馬券を買うように
していたのですが、しばらく馬券を買わないとそのPATの権利が無くなるらしいと
聞いていたので、じゃ、しばらくぶりにとちょっとやってみたらもう全然当たらなくて、
それでリベンジだと思ってやった函館開催の最終レースで、当てずっぽの三連単馬券を3頭のBOX、
100円×6通り買ったら、見事に的中して100円が289610円に化けたのでした。
これはまったくのひらめきで、そのころよく三着以内に10番人気の馬が突っ込んできていたので、
そのレースでも10番人気を絡めて、あとは3番人気と4番人気くらいかな、と人気で買ったんでした。
そんなことは今までしたことが無かったのですが、
ヤキが回ったとしか考えられないような買い方でした。
儲けたお金は、その頃退院してきたおふくろのために羽毛布団を買ってあげて、親父にもこづかいをあげて、
あとは服を買ったりしたのかな、もう覚えてないですが、有意義に使いました。

それでもしばらく競馬はやらずにいたのですが、震災後にパートを始めて得た給料で、
たまに馬券を買ったりしました。競馬の本を読んだりもしましたが、研究したてのころって、
なかなか当たらなくなります。競馬の勉強をして、それを忘れたころにまた当たるようになるのが、
競馬の不思議。そうじゃない人もいるかもしれないですけどね。そして、自分で馬券を買って、
こういう馬が来たのかというのを真剣に記憶して、競馬というもののイメージを掴むことが大事ですね。
叩き三戦目で一変だとか、二走ボケだとか、芝からダート代わりだとか、休養明けの成長分だとか、
そういうのってやってみて実感としてわかる部分がある。馬のレースのローテーション感覚も、
僕はまだあんまりつかめていないけど、けっこう重要なデータだという直感はあります。

その後、2012年、ゴールドシップが勝った皐月賞に大賭けして勝ったり、
馬連の10万馬券をゲットしたり、いろいろな武勲を立てました、が、
やっぱり、競馬は勝った分、吸収されます。大体、回収率は今までの累計でとんとんくらいなんですよ。
すごい馬券を当てたりしていても、その後に取り返されちゃいます。
また、馬券の賭け方も非常に重要です。
せっかく10万円勝ったのに、次のレースで10万円かけて負けたら、せっかくの勝ちが無くなる。
予想上手の馬券下手です。できれば、予想はまぁまぁの馬券上手になりたいところです。
ちなみに僕はなかなかの穴党ですが、的中率は15%ラインです。
これだ、と強く賭けたレースで当たることがけっこうあるので、
その強みでなんとか回収率がとんとんなんだと思います。
「少し馬券上手」な僕です。







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