東京ナイト

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ものすごく静かな週末山行

2009-10-06 00:23:44 | 山のぼり
最近、ホントに忙しくて更新もなかなかできません。
いつも見に来てくれる皆様、申し訳ありません!
銭湯ナイトが終われば更新も元通りになると思うのですが・・・。

と言うわけで、この前の日曜日は、銭湯ナイトの準備、をほったらかしにして、丹沢で山登り。
数えてみると今年5回目。だんだん行くコースも限られてきて、今回は西丹沢自然教室~畦ケ丸~屏風岩山~二本杉峠~細川橋という、西丹沢の中でもかなりのマイナーコース。じっさい、紅葉の時期なのにほとんど人に会わない、ものすごく静かな週末山行となりました。

今回このコースを選んだのは、下棚、本棚というふたつの滝が見られるから。特に落差40Mの下棚滝は、学生の頃、友人とクライミングしたことのある思い出の滝。でも、じっさいに滝を見てみると、どのルートでどう登ったか、と言うことは覚えているのですが、誰と行ったのかは全く記憶から欠落していました・・・。かなりの大人数で登った気がするのですが、それは誰だったのか??



それにしても、このコース、ハイシーズンなのに、ほとんど他のハイカーに会わないのは理由がありました。
それは「地味」過ぎるから。
展望もほとんど利かず、人工林の多いルートで面白みにも欠けます。うーむ・・・。

まあ、その分、同行者とずっとおしゃべりしながら登りました。面白かったのは「なぜ日本のクライマーはあんまり有名じゃないのか」と言うこと。ヨーロッパのトップクライマーは社会的評価も高く、登山も文化として根付いています。
いっぽう日本では、世界的に見て先鋭的な登山をしているクライマーでもその名前を知る人は稀だったりします。
同行者が言うには、「ヨーロッパでは山は征服する対象で、それを成し遂げるクライマーは英雄として評価される。でも日本で山は信仰登山で多くの人に登られていたり里山があったりもっと身近なもの。それがトップクライマーの評価に差が出る理由では」との事。なるほど、と合点がいきました。

と言うわけで、コース的にはいまひとつ盛り上がりに欠けましたが、7時間たっぷり歩いて良いトレーニングになりました。
下山後は、中川温泉に入って汗を流しました。