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固定残業手当制度について

2018年03月16日 11時53分18秒 | 給与計算

★固定残業手当制度について  


◆固定残業手当制度の導入目的

最近、固定残業手当制度を導入されるお客様が見受けられますので、固定残業手当制度の導入と目的について紹介します。

固定残業手当制度とは、毎月決まった金額を見込みの残業手当として、実際の残業の有無にかかわらず支給する制度のことです。定額残業代手当ともいわれ、人件費抑制や支払い事務の負担軽減を目的とした導入事例が広がっています。

しかし、不適切な運用から労使トラブルを招くケースも増えています。従業員の勤務時間が見込みの残業時間を超えた場合、事業者には超過分の割増手当を払う義務が生じるにもかかわらず、いくら働いても定額分しか支払わなかったり、見込み額をあいまいにして残業代をごまかしたりするなどの悪質な事例もあります。

そのため、適法として固定残業手当制度をきっちり運用していくためには、下記に記載した実効要件を満すことが必須条件です。

 

◆固定残業手当制度の実効の要件

1、固定残業代部分が、それ以外の賃金と明確に区分されていること

  これは、労働契約書の給与において固定残業手当分を表記すること、従業員が給与明細の中で固定残業手当分がいくらになるか分るようにする必要があるということです。

2、固定残業代部分に何時間の残業代が含まれているかが、明確に定められていること

  月30時間や35時間のように具体的な時間を就業規則や契約書等に明記する必要があります。

3、時間外労働時間(残業)が上記2で定めた時間を超えた場合は、別途割増賃金を支払うこと

固定”残業代という名称から「導入すれば、それ以上の残業代を一切払わなくていい」制度だと、よく誤解されがちですが、そうではありません。企業として、固定額分を超えた残業時間に対しては、割増手当を支給する必要があります。

4、1~3の事柄が就業規則や契約書等に明記されていること

  No.2、3の件は就業規則や契約書等に明記することに加え、制度導入時には社員説明会を行い、従業員の方に十分理解して頂く必要があります。また、上司や人事担当の方は従業員の残業時間をしっかり管理し、固定残業時間を超えた残業の把握と給与への反映を行わなければなりません。

 


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★固定残業手当制度に関心ある方、導入をお考えの方は是非ご一報ください。

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