Bangkok Insurance Museum #9

　これで最終回。今回はミャンマー陶磁について紹介する。キャップションにはミャンマーとの紹介のみで、どの窯との紹介はない。

　蓮華の蕾を花弁に見立て、刻花で６弁の花卉文様を表している。釉色は深いオリーブグリーンを呈しており、名盤の一つと素人ながら考えている。

　櫛歯で放射状に掻いた文様は、シーサッチャナラーイを思わせるが、釉色がパーン青磁に似ていなくもない。


　見込みは、何れも宝相華であろうか、ミャンマーの錫鉛釉緑彩盤は、同じ文様は二つとないといわれているが、上の２点のような文様を描く盤は多い。当該ブロガーは、勝手にこの手の文様を「ミャンマー式宝相華」と呼んでいる。尚、窯元は未だに不明のようである。