世界の街角

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チェンマイの赤ソンテゥはボッタクリか?

2018-08-22 07:39:30 | チェンマイ

過日、CHAOにロバート・H・スガ氏の赤ソンテゥに関する記事が掲載されていた。1乗車20Bから30Bに一挙に1.5倍に値上げしたのは今年3月だったとのこと。これは明らかにボッタクリとの記事であった。

最近運行を開始したRTC市内循環バスは、冷房完備で距離に関係なく1乗車20Bである。これと比較すると、冷房なしで荷台の長椅子で30Bはやはり高い。過日、チャンプアック・バスターミナルからランプーンへ行くのに箱バンのロットゥーに乗車した。下のチケットにあるように、片道25Bで冷房完備である。

チャンパックからランプーンへは30kmはあるだろう。赤ソンテゥは最大距離でも4kmには届かない。4kmで30B、かたや30kmで25B。やはりボッタクリと云われても、当然のような気がする。

古い話で恐縮である。25年前から20年前まで当地に仕事で赴任していた。当時のタイ北部の1日当たり最低賃金は、1995年で110B、1999年で130B前後だったと記憶している。政府が定めた2018年のそれは308-330Bである。幅があるのは地域間格差による。20年前と比較すると2.4倍になっている。赤ソンテゥは上記のように、この20年で6倍。赤ソンテゥ組合は、明らかに遣りすぎである。陸運局か県庁か知らいないが、許認可権をもつ役所と馴れ合いであろうか? 世界的な観光都市としての公共交通機関はチェンマイが最低である。役所はどこまで理解しているのか?

話題は飛ぶ、最近知り合った日本人のC氏。当該ブロガーは赤ソンテゥに乗る前に、価格交渉する。これが疲れることこの上ない。時には60Bとか80Bとか宣う。当然ながらこの手のソンテゥには乗らないのだが。C氏に尋ねると豪傑ぶりを発揮しているようだ。曰く、事前の価格交渉は一切なし。降りるときに20Bを渡すと云う。運ちゃんがクレームをつけたらプラス10Bの支払い。なおかつクレームが在る場合は、ソンテゥの屋根に書かれている1乗車30Bを指さして終わり。遣ってくれるではないかC氏、今後これを見習うことにした。

<了>