まっしゅ★たわごと

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【月島】佃島へGO!《07 石川島から世界へ》

2017年08月05日 21時37分54秒 | 東京


この島に乗り入れている東京メトロと都営地下鉄の駅名は「月島」だが、住居表示上は駅から南側の半分が「月島」で北半分が「佃」になっている。歴史的には北半分は元々、石川島と呼ばれ、その一角にあとから「佃島」が出島のような形で作られているっぽい感じであるのだが、ここ石川島エリアも現在は「佃」と呼ばれている。



知らない建物に入ると、不法な手段を使わないで立ち入れる範囲まで歩き倒したい性分なので、低層棟を歩き回っていたら、どこにも案内看板がないところの奥まった先にソレがあった。



石川島という地名を地図で見たときから「もしや・・・」とは思っていたが、その通りだったのである。



高層マンション群の建つ一体は、かつて石川島重工業(現:石川島播磨重工業(通称:IHI)の工場が集積されていた場所だったのである。石川島重工業は姫路に本拠を置く播磨重工業と合併し、石川島播磨重工業となり工場を海外などに展開することで事業展開を図るとともに、ここ石川島からの撤退をしたのだとか。現在は、その跡地の一角に記念館を置いているみたいである。



展示コーナーの一角にまだ佃大橋や地下鉄有楽町線が走る前の佃島近辺の模型があった。



元々南半分の月島エリアと北半分の佃エリアは別々の島であったことがわかる。



これは北半分と南半分の境の川が埋められた後の空中写真。



再開発後は中央大橋が掛けられて便利になる。実はこの中央大橋を渡って道なりにまっすぐ進むと東京駅の八重洲中央口にぶつかるのである。


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